ホテルのレストラン

harimaya2006-09-21

週に一度はつれあいと二人で外食を
することにしている。外食をすれば
家とは違ってお金も結構と掛かるが
それには替えられないものがあって
いつもと違った緊張感がまたいい。
服装、姿勢、会話等プライベートな
家のなかの空間でなく公共の空間は
いつも人の目を意識して自分を置く。
つれあいも長年に暮らせば惰性的に
お互いに欠点などを見せあいながら
時が流れていくが時には気分転換に
お洒落して出かけるのもいいものだ。
ここは帝国ホテルのレストランバーだが
昨年ここで結婚された黒田慶樹・清子さんご夫妻も
今でもときどきお見えになるという。

隠居の独り言(180)

先日アメリカ留学から帰ってきた姪の話だが、さまざまな人種のいるアメリカで
生まれつき漆黒の髪の毛と黒い眼をした日本人を羨望され自分はなんて美しいと
自己満足をしたらしい。髪はパーマもあてずカラーリングもしなかったらしいが
このまま長くこの状態を続けると言っていた。今では女性の大半の老いも若きも
カラーに髪を染める人が多いが毛髪は傷んでいないのだろうか。つやつやとした
「緑の黒髪」は日本女性の魅力の一つだったが個性化の進んだ現代では殆んどが
何かしらの色に染めているのは流行に弱い女性の心理の一つかもしれない。
けれど私から言わせていただければ特に若い女性は染めるのが勿体ないと思う。
髪の毛がみずみずしく艶のある若い時代は二度と無いのだから髪を外人まがいに
チャパツにするのは持って生まれた美しい資質を台無しにしているようなものだ。
結婚式などで日本髪のかつらを被った花嫁さんの何と美しいことか。日本人に
生まれた幸せを充分に満喫出来るのを放棄しているようなもので実に惜しい。
NHK「功名が辻」の仲間由紀恵の魅力の一つは黒髪だが日本女性の良さを
上品に醸し出しているのは姿かたちも大事で一人のファンとして喝采している。
誰もがやがては歳を取り若さの象徴だったふさふさの黒髪も秋の落ち葉のように
色が落ち豊かさが薄れていく。無駄な抵抗とは知りつつ養毛剤を付けてみたとて
加齢と抜け毛の平行線は変わらない。白髪が目立ちはじめたとき髪が薄れたとき
染髪やかつらはそれからが出番でありたい。髪のお洒落もその人に合った演出は
難しいが日本人の持つ上品な加齢の美しさを大事にしたいと思う。