2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(758)

明治27年、日清戦争のさなかに生まれた祖母は、数え歌をよく歌っていた。 ♪一月談判破裂して 日露戦争はじまった さっさと逃げるはロシアの兵 死んでも尽くすは日本の兵 五万の兵を引き連れて 六人残して皆殺し 七月八日の戦いに ハルピンまでも攻め寄せて …

新型インフルエンザ

新型インフルエンザが猛威を振るっている。 全国で患者が1000万人を突破したという。 しかも70%が20歳未満の子供が罹患する。 我が家も現実になった。先週にA子が罹り あっという間に残りの兄妹に蔓延して全滅! 新型インフルエンザの特徴は突然の発病で、 …

隠居の独り言(757)

老人の口癖に「むかしは良かった」があるが、人がこの世に存在してから いつの時代に関係無く、年寄りは呟く。平安の年寄りも、戦国の年寄りも 明治の年寄りも、そして現代の年寄りも・・・それはかつて通った青春や 壮年時代を顧みて、もう還ることの無い日…

Quizas Quizas Quizas

キサス、キサス、キサス Player : Duo Amistad (Sombrero Yokoyama & Manuel Miyashiro)南米キューバの歌で、「多分・・・」の意、おざなりの返事言葉といえる。 歌っているのは、いつも振られてばかりいる、哀れなオトコなのだろう。

隠居の独り言(756)

2009年度のNHK大河ドラマ「天地人」も幕引きとなったが、いつもの年なら 大河終了が年末の気分だが11月下旬で幕引きとは中途半端な気がしてならない。 ドラマの最初のエピソードに兼続(妻夫木聡)の子供の頃の与六(加藤清史郎)に 母・お藤(田中美佐子…

皇居東御苑

今年は天皇即位20周年ということで 皇居東御苑では皇室にまつわる品々が 展示されている。装束類など、即位の 儀式にかかわるものや、儀装馬車には 菊の御紋が燦然と中央に光っていたし 国賓を迎えるときに飾られる盆栽の松は 将軍・家光の時代に植えられた…

隠居の独り言(755)

いつか見たDVDでアメリカの黒人のルーツを紹介していたが、物語の中で ジャズ発生のルーツも描かれていた。ジャズの発生は奴隷制度があった時の アメリカ南部の黒人が空き缶や廃材を叩いたり南北戦争のときに放棄された 錆びたラッパを吹いたりして音を作り…

銀杏

都内を車や自転車で走る機会が多いが どの街中の銀杏の葉も、黄色く染まり はらはらと舞うさまは晩秋の風物詩だ。 枯葉が散るこの季節、感慨耽るものの ひとつに気になるのは、頭部も徐々に 寒くなっていくのは実に淋しい限りで、 ヘアスタイルの変えようの…

隠居の独り言(754)

山の中腹にある筑波山神社では11月15日の七五三とあって可愛い着物や礼服を着た お宮参りの子供や家族の姿が多く見られ、すれ違う参拝者や登山客まで気持ちが寿ぐ。 境内では神社特有のガマの油売りの香具師(ヤシ)たちが巧みな口上と演技をしている。 「サ…

筑波山

日曜日は朝から天気が良くドライブ日和と 常磐高速道を走らせて筑波山に向かった。 関東地方の紅葉前線は山から里へかけて 筑波の秋のモザイク柄は今が最も美しい。 刈り取りを終えた田んぼの風景は平野の 広さを実感させられる。聳え立つ筑波山も 気持ち大…

隠居の独り言(753)

豊臣家が滅び戦国時代も終わって徳川幕府が安定したなら普通、機能的に考えれば 侍達は解雇して帰農させるか別な仕事を与えて生産性を上げる事をするべきなのに 徳川家ひいては幕府を安定的に長持ちさせるため現状維持の戦時体制のままにした。 先祖代々長子…

大阪城

NHK大河ドラマ天地人も来週で大団円だが 昨日の演題が「大阪城炎上」ということで 夏に孫を連れて大阪城に訪れたのを思い出す。 天守閣は残念ながら夏の陣で焼け落ちたが 昭和初期に再建された時にも秀吉の派手な 好みが今に伝えられ金の装飾も素晴らしい…

隠居の独り言(752)

明後日アメリカ大統領バラク・オバマが来日する。初の黒人大統領として当選し 世界の脚光を浴びたのは周知の通りだがオバマの少年時代は両親の離婚や複雑な 家族関係の苦労も多く人種間の偏見の中でゼロから叩き上げの大統領だが、方や 出迎えの日本の首相の…

森繁久彌

愛読書の一つに作家・久世光彦が森繁を書いた 「今更ながら、大遺言書」がある。久世光彦は 先に逝ったが、著書は森繁の男にとって理想の 生涯を綴られている。その軽妙洒脱な生き方は 真似は出来ないが、人生の楽しみを教えている。 映画、舞台、テレビ等で…

隠居の独り言(751)

国のリーダーの判断がシモジモの庶民の生活に影響すること著しい。先の大戦で 嫌というほど思い知らされたが、その昔17世紀初頭に起きた関が原の合戦後の 論功行賞も勝った側の東軍大名の領民は、以前とさほど生活は変わらなかったが 負けた側の西軍の領民は…

鬼怒川温泉

今は紅葉の真っ盛り、休日は鬼怒川温泉に遊ぶ。 天女の衣には縫い目が無くその事柄から技巧を 凝らさなくても自然の完成された作品のことを 天衣無縫という。天の衣は誰も見た事は無いが 自然が醸し出した錦秋の色の如く鮮やかなのか。 この時期、関東の山々…

隠居の独り言(750)

日本はどこまで国債という借金を続けなければならないのだろう。850兆円という 天文学的数字に飽き足らずまだ積み増している事実を政治家も国民も麻痺している。 借金が日本人の持つ総預金に間もなく近づく。国債を日本人が引き受けている内は まだいいがこ…

自転車

三歳になったばかりの孫姫が 補助付き自転車に乗り始めた。 一般道だと人や車で危ないが 公園では思いっきり走らせて 奇声を発して騒いでいる。 そんな風景を見て自分だって 幼い頃はそうだったのかな? 思うに良い時代になったものだ。 戦前戦中の子供の頃…

隠居の独り言(749)

NHK大河ドラマ天地人は残り三回、どの辺りで物語を終わらせるのか、興味だが、 本多政重(黄川田将也)が直江家に婿入りし名を勝吉と改めるが勝吉が心を開こうと しないのに悩むお松(逢沢りな)を、お船(常盤貴子)は時に任せればよいと励ます。 そもそ…

千葉ギターアンサンブル

土曜日は千葉ギターアンサンブルの 定期演奏会を聴きに千葉へ出かけた。 一昨年までの古巣だがメンバー達が いつも温かく接してくれて嬉しい。 クラシックギターのアンサンブルの 特徴はマイクを通さないナマの音で その音色は柔らかくて心が癒される。 育て…