2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言 24

「隠居」を広辞苑で調べれば「世事を捨てて閑居する事・家督を譲って隠退する事」とある。その定義からすればボクは「にせ隠居」もいいところで仕事や家族の面倒で結構忙しい。趣味の時間など、自由が有りそうで無くて、例えば一泊旅行の遊びも仕事の手前、…

隠居の独り言 23

報道によれば近く起きるであろう「南海トラフ地震」には予知が困難だという。30年以内にM8-9クラス地震が起きることの確率60-70%とされているという予報だけ、といわれても日々暮らしている我々はどうしようもない。現代もどんなに人類の英知と化学技術をも…

隠居の独り言 22

かつて財産作りの三つの基本は「預金・不動産・株」でそれらを三等分するぐらいが財産保有の理想とされた。けれど今の預金は金利ゼロ状態で景気上昇の昨今で物価が上がってインフレにもなれば財産的に心許ない。不動産は東京近辺を除いて値上りは期待が持て…

隠居の独り言 21

「花の色は移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせしまに」佳人・小野小町は人生の時の流れを花にたとえて世の無常を詠った。歳を取ると物忘れや勘違いが多くなるが、日々の生活上でも困る時がある。昔の俳優の名や映画の題など、背景は覚えていて…

隠居の独り言 20

明治以降の日本は富国強兵の路線を走った。軍事を優先し経済力をつけ国を発展させるのが至上命令だったが当時はそれで間違いではなかった。世界はヨーロッパを中心とする植民地主義の国家概念が主流で弱肉強食の只中におかれ弱いものは植民地になるか、不平…

隠居の独り言 19

世の中が大きく変わったことで様々な情緒も失われた。電車に乗れば年寄りを除いて殆どがスマホに夢中で手さばきよくラインで友人、恋人に意思伝達している。やっかみじゃないが若者が恋人への気持ちそのままストレートに伝えられる幸せを考えた事、あるだろ…

隠居の独り言 18 

東京目黒のアパートで5歳の女の子が父親の殴る蹴るの暴行と食事も与えず衰弱のまま死亡した事件に呆然だが、女の子が「パパ、ママおねがいゆるして」と書いたノートに捜査員たちはその悲惨さに涙がこらえきれなかったという。またも起きた幼児虐待事件は母親…

隠居の独り言 17 

わが家の近くに回転寿司の美味しい店が出来て山の神とときどき食べにいっている。回転寿司の仕掛けはうまい事考えたものだと前にも書いたので置くとして箸を取りながら思うのは安い値段で食べられる寿司のネタの獲れた産地、加工、流通のことを考える。例え…

隠居の独り言 16

幕末、明治に外国からやってきた人たちは日本人の聡明さに驚いたという。どの階層の人も瓦版を読み計算力もあり、その明晰ぶりは驚嘆し感動したという。そのうえ市井の住む路地にも花が咲き花鳥風月を愛し治安も優れ、四季の美しい日本は外国人にとっては天…

隠居の独り言 15 

今年の娘のP教室の秋の発表会の曲目が出そろってきた。仕事場の隣部屋が教室なので毎日生徒さんのレッスンを聴かしていただいて音楽好きのボクにはとても幸せに思う。思い出すのは12年前モーツアルト生誕250年になる年は多くの生徒がモーツアルトを弾いたが…

隠居の独り言 14 

昨今は新聞やテレビの政治に対する偏向報道が酷すぎる。メディア報道は中立であって欲しい。偏向は殆ど左寄りで例えば、NHKテレビは沖縄問題で基地の辺野古移転に対して人口密集地の普天間の騒音危険から辺野古に移す案に反対意見のニュースのみで普天間のメ…

隠居の独り言 13

先日の読売新聞での「人生相談」に載っていた。題は「怒ると無言攻撃をする夫」で、パートで働く40代半ばの主婦「夫は私に対し気に入らないと何ヶ月間も黙り続けて無言の攻撃をしてきます。何を怒っているのか尋ねても一切答えません」梅雨前の天気は晴と雨…

隠居の独り言 12

生暖かい夜はむかし祖母が怪談話をしてくれた事を思い出す。幼いとき、母は叔父経営の料亭に努め祖母が面倒見てくれた。祖母は話し上手で怪談話は怖かった。牡丹灯篭、四谷怪談・・そんな遠い昔の祖母より長生きしたが、自分もそろそろ終活になる。地方出身…

隠居の独り言 11

東北地方も梅雨入りして日本列島がすっぽり雨の季節になった。今年は、いずれの地方も平年に比べ梅雨は早いらしい。梅雨というと憂鬱、気が重いとかジメジメ、ムシムシとか、四季で、あまり良いイメージはないが呼び名を調べると入梅、長雨、五月雨、樹雨、…

隠居の独り言 10

トランプ大統領殿、今日6月14日は72歳のお誕生日。おめでとうございます。日本人の一人としてお祝い申し上げます。トランプさんは日本流だと戌年で親近感いっぱいです。その上安倍首相とも仲良くして頂き感謝に絶えません。12日は米朝首脳会談のためシンガポ…

隠居の独り言 9

6月2日は、織田信長が本能寺で横死した命日で「人間五十年、下天の内をくらぶれば夢幻の如くなり」と死の直前に敦盛の幸若を舞ったとされるが定かでない。歴史にイフは無いが、信長は桶狭間での突然の豪雨があったことで今川義元の本陣を突いて逆転劇を演じ…

隠居の独り言 8

6月も中旬に入って、梅雨の季節最中だが、一年通じて、今が最も好きだ。夏の高温多湿の前に暑さ寒さも適当に適度な湿り気があって身体にとっても過ごしやすい時は、一年365日の中で多くない。幼い頃に母が唄ってくれた♪あめあめふれふれ、かあさんが・陽気な…

隠居の独り言 7

愈々明日12日は米朝首脳会談がシンガポールで行われる。これが歴史に残るのか逆に破談になるのか一向に見えない。日本にとっての最重要課題は拉致問題で、トランプ大統領と安倍首相の親密な友情は、ここで大きく影響すると確信する。北朝鮮メディアは解決済…

隠居の独り言 6

米朝首脳会談は12日に行われる。しかし北朝鮮の考えが分からない。少し前までは核放棄の他にも、米韓軍事演習まで認めていたのに、最近は核放棄も段階的にという。先月の習近平との会談で、入り知恵を付けられたのだろう。しかしアメリカを甘く見てはいけな…

隠居の独り言 5

神奈川県茅ケ崎市で90歳になる女性の運転していた車が信号が赤色なのに横断歩道を渡っていた人を次々と撥ねて女性一人を死亡させた。前橋市でも85歳の男性が登校中の女子生徒に突っ込んだ事故・・2年前には立川市の85歳の女性の車が暴走して2人が死亡し裁判…

隠居の独り言 4

また新潟で小学生殺人死体遺棄事件が起きた。どこまで人は堕ちればいいのだろう。殺伐とした事件連続で新聞のコラムは「今ほど子供たちの命が軽んぜられている時はない」と書いて「早急に子供を取り巻く環境を大切にするべきだ」と、訴えるが抽象的な言葉だ…

隠居の独り言 3

梅雨の前ぶれか最近の東京は蒸し暑い日が多く乾燥した日が恋しい。先ほど書き物をしていたら今年になって初めて耳元でプ〜ンと羽音がした。梅雨も近づいてくるとムシムシとした湿気も嫌だが、同じムシでも蚊の襲来は気分が悪い。江戸の自慢はイタリアのヴェ…

隠居の独り言 2

ファンだった西城秀樹さんが脳梗塞で遂に帰らぬ人となった。若い頃は憧れた女優・星百合子さんは肺がんで亡くなった。日本人の三大死因はガン、脳疾患、心臓病と言われているが、続いての訃報は女優・朝丘雪路さんがアルツハイマーのため亡くなった。忘れて…

隠居の独り言 1

人生の残高少ないが、落語で出る「横丁の隠居」に憧れる。でも実際は難しくFacebook上の架空の隠居の話をしたい。昔のご隠居さんは或る程度の齢になると家督を倅に譲って、郊外の風流な場所に庵を造り花鳥風月、趣味などに没頭し余生を過ごす。ときには庵に…

長寿社会 その十四

月曜日が待ち遠しい。と書くとお前はそんなに仕事が好きなのかと言われそうだが、それとはまるで反対で、休日は普段と生活が変わるので体の調子も変わる。八十過ぎると年毎にスタミナ減少し仕事欲も無くなる。健康診断でどんな良くてもスタミナは数値に出な…