2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(826)

昨夜TVで観たサッカーのワールドカップ決勝トーナメントのパラグアイ戦は 惜しくも破れたが、この時ばかりは日本人みんなが一つの心になれることだ! スタンドには日の丸が翻り、選手は肩を組んで君が代を歌う姿は印象的だった。 選手の一挙手一投足に誰もが…

半夏生

先日の泉自然公園の中で見つけた半夏生は 梅雨時が見頃だが草の葉の半分が白くなり 化粧しているようで半化粧とも云うらしい。 何て素敵な名称なのか。日本語の豊かさは 季節感のこんなところにも表現されている。 昔は夏至から11日目に当たる日が半夏生で …

隠居の独り言(825)

NHK大河ドラマ「竜馬伝」は愈々佳境に入っているが、勝燐太郎(武田鉄矢)と 竜馬(福田雅治)の関係を整理したい。勝は名もなき幕臣の一人に過ぎなかったが ペリー来航のとき老中・阿部正弘に海防意見書を提出しそれが老中の目に止まって 念願の役入りを…

泉自然公園

今年の梅雨は蒸し暑い日が続いているが 日曜日は千葉若葉区にある泉自然公園で 森林浴を楽しんだ。広大な敷地の園内に 足を踏み入れると、大半が鬱蒼と茂った 森林で、ひんやりと吹き渡っていく風は 心地よく心身とも洗われる気分になる。 場所のせいなのか…

隠居の独り言(824)

三つ子の魂、百までもという。歳を経て、つくづくと思うのは様々な人生経験で どのような曲がり道があっても子供の頃の環境とか実体験といった素地がないと それを受け止めるアンテナがうまく働かない。戦後の極端な飢えに苦しんだ事が 物の大切さと有難味を…

同窓会

20代の頃の教会関係のコーラスグループの 同窓会が19日に神田九段会館で行なわれた。 恩師の中山新子先生は既に鬼籍に入られたが かつての美男美女も、今では老齢期に入って 青春の面影も遠いものになり、話の中心は あの頃の活躍した歌の話題より、老化によ…

隠居の独り言(823)

先日、江戸東京博物館での「竜馬伝」で彼の肖像写真を何枚か見たが、現在のところ 6枚が確認されているという。最も知られている両手を隠したポートレートの写真は 長崎のスタジオで撮れたもので小判大の代金は「金百疋、紙取り三分、中判三分」と 規定され…

蛤御門

京都御苑の白壁の東側に面する門の一つで 今は静かに佇んでいるが、一世紀半も前に 京都を追われた長州藩が池田屋事件に端を 発し大挙して京を襲ったが、ここ蛤御門で 会津・桑名・薩摩の格藩と衝突して戦争し あえなく破れ長州のリーダー達も自刃した。 戦…

隠居の独り言(822)

歌うのが身体のためにとてもいいのは、例えば声楽家が声を大きく出すときは 吸った空気を少しずつ吐いていく。吐くと肺の気道中の空気が少しずつ減って 真空に近くなっていく。すると吸おうとしなくも自然に空気は肺に入っていく。 歌うときの呼吸方法は瞬間…

高砂人形

喜寿祝いに娘達からプレゼントに 九谷焼の「高砂人形」を頂いた。 高砂の浜で翁と姥が夫婦睦まじく 長寿を祝っている象徴の人形だが 最近では結納にも使われるらしい。 「高砂や〜この浦舟に〜・・」と 結婚式の席の能の曲の謡い出しは 新郎新婦の永い幸せと…

隠居の独り言(821)

池田屋の事件は幕末史の流れを大きく変えたといって過言でない。京都の守護を 任されていた会津藩や幕府にとってこれほどの戦果の上がった顛末は無かったし 近藤勇(原田泰造)率いる新撰組の強烈さを天下に認めさせる鮮明な事件だった。 この戦功で朝廷と幕…

梅雨入り

「さよならと梅雨の車窓に指で書く」 昭和の俳人・長谷川素逝が詠ったが 今の電車内は空調が効いているので 「さよなら」の風情も見当たらない。 今年は例年より遅く今朝、関東にも 梅雨入りが発表された。もともとが 梅雨が無い北海道を除き日本列島が いよ…

隠居の独り言(820)

福島県白河の西に聳える那須連峰に父の勤め先の鉱山会社の硫黄採掘所があり 一家は事務所がある白河の町に家を借りて暮らすことになった。家族にとって 何もかもが一からの出直しだったが、最初に困ったのは言葉の問題で東北弁の 世界では関西弁は通じない。…

明治神宮

仕事で原宿方面に出かけるとき、時々 森林浴のため神宮の森に入ってみる。 都心とは思えない新緑の深みと空気は これからの暑い季節には天然の空調だ。 見上げると日本全土に神社は数あれど 神宮の鳥居の木製の柱の立派なことよ! この御柱は戦前に台湾の山…

隠居の独り言(819)

人生も第4コーナーを廻って今は親しい友とラテンの弾き語りを楽しんでいるが 好きな歌と楽器を弾く面白味は人生の趣味である音楽の集大成だと思っている。 振り返って様々なジャンルの音楽があった。この世に生まれて祖母や母の歌声が いつも傍にあったし、…

菖蒲

家の近くの菖蒲沼公園は今月に入って 菖蒲が咲き出した。梅雨時の象徴的な この花の「いずれ菖蒲か杜若」の句は 美人揃いで選択に迷った時に使われる。 素人目には菖蒲と杜若は殆ど同じ姿で 見分けがつかないが美人に変わりない。 今年は異常気象で大気の流…

隠居の独り言(818)

長年の鎖国の国是を布いていた江戸時代も後期になると攘夷という外国人への 拒否反応はあっても開国へ向かう過程で文久年間は最も産みの苦しみがあった。 京では攘夷派の長州藩が政変で追われ、替わって幕府が京都守護職に任命した 会津藩と長州と反目してい…

特別展「竜馬伝」

東京江戸博物館の展示室で開かれていた 特別展「竜馬伝」が昨日は最終日だった。 ドラマの人気のせいか昨日は長蛇の列で 会場の外まで続いていた。竜馬ゆかりの 手紙、刀、写真や、幕末の騒乱を伝える 歴史的資料の数々は実に見ごたえがある。 とくに竜馬が…

隠居の独り言(817)

「ヨイショ」「ヨッコラショ」の掛け声で、老化が始まると言われているが 誰も齢とともに身体の働きがにぶくなるのは仕方ない。ただし始まる時期や 表れ方に個人差があるのは事実で、同じ70歳で一方では顔のシワも少なく 動作もキビキビとして姿勢のいい人も…

鳩山首相辞任

午前の記者会見で鳩山首相は辞任を表明した。 首相は幹事長の小沢一郎にも退陣を迫って 今までの二人の蜜月時代の終焉を思わせる。 今更の感じもないが政治は「一寸先が闇」で 今朝の新聞の見出しは「首相交代先送り」の 文字が多いのも記者たちは見抜けなか…