2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(381)

私などの、どこぞの馬の骨は先祖を辿っても名門とか立派な家柄は出てこないが 鎌倉幕府や後の室町幕府は全国の国単位の武家の職制で、行政官や指揮官に あたる守護役を任命して幕府の指揮下に地方を統一してきた。けれど地方に 赴いた守護たちは徐々に力を付…

梅雨末期

近頃の雨はシトシトと降る雨と違って 空が一転かき曇ってどっとやってくる。 ビルの谷間を歩こうものなら両側から 大繁盛な雨で、まるで滝打ちの行者だ。 梅雨の始まりの頃は各地の貯水ダムの 心配があったけれど最近は聞かれない。 この雲が取れれば明日に…

隠居の独り言(380)

「自民惨敗」「歴史的大敗」今朝の新聞の見出しは昨日の参議院選の結果を 大文字で伝えている。ある程度予想されていたけれど実に見事な結果だ。 今回の参院選挙でとても残念に思うのは安倍晋三首相がこれまでに行なった 政策で公務員制度改革、とりわけ官僚…

隅田川花火大会

先週の東京下町は花火大会に明け暮れた。 火曜日柴又、木曜日足立、土曜日隅田川、 とかく江戸っ子は花火好きでどの会場も 大勢の人で暑い夏がよけいに暑くなる。 隅田川は会社の近くなので全員集合だ。 周辺は朝から場所取りのシートが置かれ 花火の気分は…

隠居の独り言(379)

日本人の平均寿命がまた延びて男は79歳、女は86歳になったとの話だが 健康で生きがいを持って、そこまで到達しないと長生きの幸せの意味が無い。 これからの日本は若い人がますます少なくなり老人が増えていく老人国家だ。 今の年金制度は若い人が年寄りを支…

愈々、参院戦

明後日の選挙に向けて各新聞の見出しは 天下分け目、自民大敗、ポスト安倍など 大して変わりがない。選挙前から与党が 負けるのを想定して確信的に書いている。 週刊誌の見出しなどは、もっと面白くて 片山虎之助、丸山珠代、松あきら、等の 泣き笑い。タレ…

隠居の独り言(378)

参議院選挙の投票も間もなくだが、世論調査では自民・公明の与党の過半数割れが 濃厚という。何より現政権を支える、ご本尊の安倍晋三首相個人の人柄への評価が 日にちを追う毎に下降線をたどっていることが浮き彫りになっているらしい。 それと内閣の閣僚た…

夏休み

朝6時30分になると近所の公園から ラジオ体操の番組放送が聞こえてくる。 子供たちは首に出席のカードを掛けて 楽しそうに話をしながら公園に向かう。 今週から孫達は学校の夏休みに入った。 子供達は嬉しいけれど大人にとっては 一日喧騒が絶えず休みどころ…

隠居の独り言(377)

「赤ちゃんポスト」が出来て自分の子供を捨てる親が後を絶たないが育てる気が 無いのなら、どうして「産む行為」をするのだろうか。ひとときの快楽にせよ、 経済的な理由にせよ、理由の如何を問わず人間の奥深い母性本能の喪失しかない。 人間は万物の霊長と…

東京タワー

孫達と東京タワーの徒歩登頂を試みた。 階段は4階の屋上から600段の数で 孫たちは走るように駆け上がるが 勾配がけっこうあって年寄りの足に 一気には無理だ。それでも途中に 見える眺望は素晴らしく感激する。 展望台から見るのはガラス越しだが 階段は直…

隠居の独り言(376)

標準語の有難味は日本中何処へ行っても会話に困ることはないし、話す相手との コミュニケーションは共有出来る。TVやラジオの媒介の役割も大きなものだ。 私は子供のころの昭和初期に戦争で大阪から東北の白河へ疎開をしたが、最初は 言葉が殆ど通じなかっ…

しお風コンサート

7月22日は千葉市美浜文化ホールで CGEのギターコンサートが開かれた。 ここは今年の春にデキタテホヤホヤの ホールで音響効果は素晴らしいものだ。 クラシックギターは音量が小さいのが 特徴だがマイク無しでも充分に響いて 聴いている人にも満足してもら…

隠居の独り言(375)

作家草柳大蔵は「人生に五計あり」という。生計、家計、身計、老計、死計だが “生計”いかに生きていくか。生きがいをどう見つけるか。人生で避けられない 喜び、悲しみ、感動、失望などの感情とどのように向き合って生きていくのか。 “家計”生きるためには経…

忍城(おしじょう)

埼玉県行田市の駅前近くにある忍城は 戦国の初期の頃に土地の豪族成田氏に 築城されたが、関東平野の中央辺りに 位置する事もあって戦略的価値は高く 戦国大名たちが狙ったのは必然で上杉、 北條、豊臣たちの攻防戦に翻弄された。 特に秀吉の北條征伐の折、…

隠居の独り言(374)

歳を取ると病院通いは生活の一部のようで、どこの病院も年寄りで混んでいる。 病気無しで一生を送れる人はいない。どんな剛健な人でも少しの風邪を引いたり 怪我の一つもするだろう。現代は健康ブームでタバコはいけない、野菜類はいい、 運動をしよう、睡眠…

やませ

昨日は雨、今日は曇り、天気予報を見ると 西日本は、お日様マークが並んでいるが 関東は北東の冷たい「やませ」と称する 海風が入って気温が上がらず垂れ込めた 鬱陶しい雲もなかなか取れないとかだが 寒暖の大きさは年寄りの体にはこたえる。 長袖シャツや…

隠居の独り言(373)

川中島の合戦で上杉謙信(Gackt:ガクト)と武田信玄(市川亀治郎)の一騎打ちの 白衣の謙信が馬上から切りつけ兜の信玄は軍配で受ける場面はあまりにも有名だが 描かれた戦記絵は謙信の顔は面長で信玄の顔は角ばっている。戦国時代の日本人の 平均的な顔は現…

古代の蓮

日本列島に容赦なく自然の災害が襲う。 大型台風4号と新潟中越地震は日本が いかに自然と共生しなくてはならないか、 大きな宿題を残していってくれたようだ。 昨日は台風一過の空と済んだ空気を 求めて埼玉の「さきやま風土記の丘」で 遊んだ。古墳からの…

隠居の独り言(372)

「センセ」と呼ぶ人、俗に「学者○○」という。学者は学問の事は人に秀いで 尊敬される職業だが世俗の事には疎く、自己を押し付ける人の事を言うらしい。 手鏡教授もハレンチ医者も詐欺公安庁長官もどうして?と耳を疑いたくなるが 恵まれた家に育ち子供の頃か…

梅雨最中

今年の梅雨入りが遅くて心配したが 最中となれば平年のように雨が続く。 東京ではシットリと小糠雨が降るが 九州の集中豪雨はまさに鬼の霍乱だ。 あの雨雲をそのまま四国地方に移動 させる技術を発明出来ればいいなぁ、 将来はそんな事も可能と信じたい。 雨…

隠居の独り言(371)

参議院選挙の最大の争点は年金記録の紛失問題というが、だいたい争点になるのが おかしな話で今までの厚生大臣も自民、民主、公明から出しているし与野党全体の 責任で、泥試合もいい加減にしてもらいたい。社会保険庁の業務怠慢をもたらした 自治労は民主党…

月下美人

庭の片隅の月下美人が今年も花を付けた。 何故この花は、しっとりとした梅雨時の 夜中に楚々として清らかに咲くのだろう。 一夜限りの妖しげなまでの美しい艶姿で 近づけば、素敵な芳香を漂わせて魅了し 人々を楽しませてくれるが、朝になれば 儚く萎んでい…

隠居の独り言(370)

一国の将たるものは冷徹な決断力が必要だが安倍晋三の妙に優しいところが閣僚達の 判断を誤らせている。「産む機械」の柳沢大臣をあのとき即刻罷免の申し付けをすれば 「水道水」の松岡大臣も自殺はなかっただろうし「しょうがない」の久間大臣だって 辞職の…

朝顔市

七月初めの入谷鬼子母神は朝顔市で ごった返している。地下鉄入谷から 地上に出ると、ただならぬ人の波で 押され押されて、出店の朝顔を見る。 それにしても朝顔の鉢は店の上から 下まで隙間なくびっしりと並べられ 店員の喚声や人混みで息苦しくなり 早く脱…

隠居の独り言(369)

長野県の県歌は「信濃の国」だが、その歌詞は「信濃の国は十州に境連ぬる国にして 聳ゆる山はいや高く、流るる川はいや遠し、松本、伊那、佐久、善光寺、四つの平は 肥沃の地、海こそなけれもの沢に、万足(よろずた)らわぬことぞなき・・2-4省略」 長野県…

七夕コンサート

恒例になった千葉の、某老人ホームで CGEのメンバーは七夕コンサートを 開いた。ギターアンサンブルのほかに 季節に合わせ「たなばた」「夏はきぬ」 「われは海の子」などの小学唱歌を ギターに合わせて、みんなで歌った。 いつか歌った子供の頃に帰れる…

隠居の独り言(368)

シャンソンは音楽の宝石のようで、聴けばその「うたごころ」に感動する。 「人がその手の中に二十歳という年や、約束された未来という富を持つとき 恋が我々の上に傾けているとき、そしてその白夜を与えてくれるとき・・」 シャルル・アズナヴールの「イザベ…

孫八ヶ月

生まれて八ヶ月になる孫はハイハイから つかまり立ちまで動きがはげしく一時も 目が離せない。至るところ舐めて感触を 確かめるので部屋を清潔にしていないと 危険で、小さい塵のひとつも気をつける。 人見知りも始まったので家族以外の人が 傍へ寄ると泣き…

隠居の独り言(367)

世の中は景気がいいという。現実にサラリーマンの夏のボーナスは史上最高で 会社の決算報告も概して増収増益で黒字幅は上昇して株主にも配当金も増して 株主優待も多くなり安定した長期の株主に応えている。外資ファンドの買収の 作戦も上手くいかないのは景…

ノウゼンカズラ

公園では梅雨の晴れ間を縫うように ノウゼンカズラは、咲いている。 こぼれるように低く、高く、橙色の この花の凄まじさは、咲けば惜しむ ことなく、すぐ散ってしまうことだ。 道に落ちている花はみずみずしくて 勿体ないと手で拾い上げてしまいたく なるよ…