2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(704)

歴史上の英雄で誰が一番に好きかと問われれば即座に秀吉と答える。なかでも 信長(吉川晃司)が本能寺で挫折して、その後天下を取るまでの時期の秀吉の 人間味がとても好きだ。係争する相手の功利性を温かい目で包んで流血を避け 人のプライドも味方に付けた…

小さなコンサート

近所の音楽好きの子供たちを中心に音楽会が 催された。ピアノが主だが今年は輪も広がり ヴァイオリン、声楽、カントリーバンドなど 多彩な演奏家が集まって会は盛り上がった。 ゲストで招かれた自分は相変わらずのラテン ギター弾き語りで曲はアマポーラを歌…

隠居の独り言(703)

大戦中の昭和18年の春のある日、大阪の町は空襲警報のサイレンが鳴った。 アメリカ空軍の一機が大阪を偵察するために上空を飛んでいったが、爆弾は 落とさなくても大阪市民は恐怖に慄いた。高射砲が何発か空に花火のように 炸裂して小さな雲が出来たが遥か上…

「峠」という漢字は日本人が考えた。 現代のように車も飛行機も無かった 時代は隣村へ出かけるにも、もっと 遠くへ旅するにも足で歩くしかない。 越えねばならぬ峠に差し掛かった時、 そこに旅の折り返し点を見ただろう。 旅は人生そのもの、上り時もあれば …

隠居の独り言(702)

週刊誌の見出しでは「自民党下野前夜の物語」「余命一ヶ月の麻生首相」とか 日本郵政をめぐる鳩山邦夫前総務相の更迭問題で内閣支持率が急落する中で 与党議員からも首相はイタリア・サミットが最後の花道だと囁かれはじめた。 郵政の問題でも指名委員会が西…

紅一点

今週の東京は梅雨らしく厚い雲が覆い しっとりとした雨の降る時間が長い。 「毎日気が重いですね」この季節は 様々な場所での、当たり障りのない 雑談の筆頭テーマは空模様で始まる。 天気の話は皆の関心事でありながら 誰も傷つける心配がないからだろう。 …

隠居の独り言(701)

戦国時代の前期は室町時代だが、時代も15世紀に入ると幕府の権力が衰退し 最後のとどめとなった応仁の乱は8代・足利義政の時に京都を中心に起こった。 足利将軍職は名のみで、替わって各地の有力な守護大名の中には全国を統一し 天下の野望に燃える者たちが…

ブランコ

最近、漢字検定が話題だがブランコの字を 漢字で書くのは難しい。広辞苑で調べると 鞦韆(しゅうせん)と出た。でもこんな難字を 書けなくても恥にもならない。元の言葉は ポルトガル語で、初めて日本に入ったのは 文久年間というからまだ140年そこそこで 横浜…

隠居の独り言(700)

ブログを書き始めて5年が過ぎた。ゴールの無い旅の途中だが書き始めた頃 ここまで続けられるとは思いもよらなかったし、PCのキー使いも慣れないで 一字一字を探すのに手間取られて文章も半端に終わったあの頃を思い出す。 人は古希を過ぎる頃から心身共に急…

マイクロフォン

普段の歌の練習に使っているマイクだが 自分専用マイクが使える時がくるなんて 昔は誰が想像しただろうか。小学校の頃 講堂の朝の朝礼も校長先生の教育勅語も 全て肉声で生徒たちは静かに聞いていた。 先生の整列の合図などメガホンだったし 子供の頃のマイ…

隠居の独り言(699)

東北地方も梅雨に入って、もともと梅雨が無い北海道を除いて日本列島が すっぽりと雨の季節になった。今年は例年よりも梅雨入りが遅いそうだが そのうえ空梅雨で水資源が心配なのは元を質せば人間の自然破壊が原因か・ 梅雨時は女性がきれいになるという。湿…

茂原のあじさい

千葉県茂原にある「あじさい屋敷」は 山の斜面一帯に植えられたあじさいに 圧倒される。日曜日に野暮用があった 帰り道にここに寄ってみた。紫陽花は 花の形状が手毬みたいで愛らしいが、 自然豊かなこの場所で、暖かみのある 花が微笑んでいるようで気持ち…

隠居の独り言(698)

戦国大名が上洛するということは特別な意味を持っていた。12世紀初頭に 源頼朝が鎌倉に武家政権を開いた時、全国の豪族や武士達は所領の安堵の 証明してもらうため鎌倉に行き将軍に拝謁するのが定まりになっていたが、 その後の室町幕府も慣例を引き継ぎ謁見…

砂場

街の公園のどこにもある砂場は幼児達の 世界で二歳半の孫娘も砂まみれになって 遊んでいる。出かける時は砂場セットを プラスティックの小さなバケツに詰めて 持っていくのを孫娘は嬉しい顔をする。 幼い手で存分に触れて造形を変える砂は その時々が小さな…

隠居の独り言(697)

ツキも実力のうちという。競馬、麻雀、宝籤だけでなく政治家稼業もツキが 無いと美味しい役が廻ってこない。小沢一郎の秘書逮捕の敵失で麻生太郎に ツキが廻っているはずなのに何故か庶民は冷めて支持率も低空飛行のままだ。 先日の党首会談でも麻生太郎と鳩…

水戸黄門

水戸の桂岸寺の境内に黄門一行の銅像がある。 TVの水戸黄門が放映されて半世紀以上だが 何と言っても素晴らしいのは始めから全ての 筋書きが割れているし主題歌も変わらない。 しかも放送時間も月曜日の午後8時からで こんな明快な番組は他に見当たらない…

隠居の独り言(696)

普段はあまりサッカーに興味の無い自分でも岡田武史率いる日本チームが ウズベキスタンと戦って1-0で勝って2010年W杯の出場を決めた試合は 深夜のTVで見た。貴重な1点の岡崎慎司のヘディングシュートはまさに 神が味方してくれたとしか言いようがないが後半…

あじさい

日本列島も愈々梅雨の季節に入ったが この季節に最も似合うあじさいの花の 名所に寺が多いのは移りゆく花の色が 在りし日の人々を偲ばせる寂寥感など 心情を打つからだろう。鎌倉の明月院、 洛中の光悦寺や常照寺、松戸の本土寺、 それはそれで素晴らしいが…

隠居の独り言(695)

NHK大河ドラマ「天地人」も6月に入り前半と後半の折り返し地点に近いが TVを見るたびに思うのは今年のキャスティングがイマイチの感じがしている。 そもそも兼続演ずる妻夫木聡は戦国乱世に生き抜いた武将とは思えない優顔で 戦国実力者の権謀術数の策略にも…

水戸植物園

休日の高速料金が一律1000円ということで 常磐高速の水戸インターまでドライブをした。 料金値下げの最初の頃は相当混雑したらしいが 高速道路に入っても思ったほどの渋滞もなく 行きも帰りもスムースに走れたので良かった。 日曜日は天気もよく絶好のドライ…

隠居の独り言(694)

三人寄れば二つの派閥が出来るという。政治の世界も自民と民主に分かれるが 意見の違いはこの世に生きる以上、それぞれの性格や好みが違うのは仕方ない。 例えばペットに安らぎを求める人の多くは大雑把だが犬派と猫派に分かれる。 孫達は犬を飼いたいと時々…

出生率上昇

発表によると昨年度の出生率が上がって 1,37と微増した。といって人口の減少に 歯止めは効かない。少子高齢化の進行は もはや心配事の域を通り越して現在では 現実のものになっている。鳴り物入りの 少子化対策は、児童手当、奨学金、産休、 保育所整備とい…

隠居の独り言(693)

米自動車大手GMが破綻した。一方でトヨタ、ホンダのハイブリッドカーは 生産が間に合わず彼我の差は天と地だが競争社会の厳しさを痛感する思いだ。 このところスーパーやデパートでは下取りセールとかリサイクル回収とかで 古い品物を引き取る事実上の値引き…

GM破産法申請

遂にGMが破綻した。一世紀にも亘る 王者の名を欲しいままにしていたのに 奈落に堕ちるのは瞬時の出来事に思う。 栄枯盛衰世の習いの言葉通りにGMの 創業から破綻にいたる一世紀の期間は アメリカの栄光と凋落の時代と重なる。 オバマは株の大半を保有して国…

隠居の独り言(692)

大河ドラマ天地人の、ここ数回は、織田信長(吉川晃司)、明智光秀(鶴見辰吾) 徳川家康(松方弘樹)、豊臣秀吉(笹野高史)、石田三成(小栗旬)と戦国後期に 主役を務めた武将の名前が続々登場するが今回は若き日の真田幸村(城田優)で 歴史上の知名度で…

運動会

土曜日開催の予定が雨のため順延され 小学校の運動会は日曜日に行なわれた。 孫が三人通っているので、出る回数が 多く、プログラムから目が離せない。 運動会定番の騎馬戦、縄引き、徒競走、 大玉ころがし、遊戯などを楽しんだが 今年は何といってもRenがリ…