隠居の独り言(702)

週刊誌の見出しでは「自民党下野前夜の物語」「余命一ヶ月の麻生首相」とか
日本郵政をめぐる鳩山邦夫総務相の更迭問題で内閣支持率が急落する中で
与党議員からも首相はイタリア・サミットが最後の花道だと囁かれはじめた。
郵政の問題でも指名委員会が西川善文社長の続投を決めたときに鳩山邦夫
分に応じて努力せよと訓示しておけば何事も無かったのに事件を大きくした。
自民党の政策は長い目で見れば間違っていないだろうが麻生太郎のキャラが
軽くておまけに優柔不断ときているから一国のリーダーとして今一の感じだ。
このままだと衆院選挙は自民・公明の与党が敗北するのは必至の情勢だろう。
先のことは分からないが予想ではおそらく民主党鳩山由紀夫総理が誕生の
確率は80%以上との事。民主党マニフェストは年金、医療、子育て・・
お題目はバラ色だが財源はどこから出てくるのだろうか?官僚の無駄遣いで
賄うとの事、それは結構としてそれで足りるのか?夢のようなお手並み拝見だ。
それと大きな問題は外交、とりわけ日米関係で「友愛外交」を唱えるときに
鳩山由紀夫は月刊誌で政権構想のなかに「常時駐留無き安保」を書いている。
つまり米軍に日本の基地から撤退してもらいイザ鎌倉のときだけ駆けつけて
助けてくれるとういう虫のいい話を打ち出していたがそれで世間が通るのか?
小沢一郎も「第7艦隊で充分」との説だし、岡田克也幹事長も「まずアジア
アメリカはその次」と明言する。インド洋補給、ソマリア派遣も反対だったし
連立を組みそのバックを務める社民党に至っては自衛隊を目の敵にしている。
今年1月に北朝鮮を訪問した米国の朝鮮半島研究者のセリグ・ハリソン氏は
米下院外交委員会の公聴会で証言し北朝鮮が戦争状態に陥った場合、相手は
米韓ではなく日本を攻撃するとの見方を明らかにした。どうする?民主党