2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(1226)

ストーカー殺人事件を聞くたびに最近の男は女との別れ方がものすごく下手になって いるとしか思えない。男と女が恋愛を始める。けれどいつまでも愛が変わらないのに 越したことはないが、時の流れでどちらかが飽きて相手を嫌いになることもあるだろう。 最初…

晩秋

11月下旬の東京近辺は紅葉前線真っ盛りだ。 東京葛飾区にある水元公園は東京で唯一の 水郷と言われるほどの河川や池が点在して 木々も多く訪れる人の癒しの場になっている。 公園の広さは東京23区内では一番だろう。 この時期、様々な広葉樹が赤や黄に染めて…

隠居の独り言(1225)

今年もあと一ヶ月、自分は特に何もないのに世間は年末行事で慌ただしくなってきた。 お歳暮、年末宝籤、年賀状書き、酉の市、年末を彩るクリスマスと除夜の音で終わる。 そして自称ミーハーの自分は恒例のNHK紅白歌合戦の出演者の発表を待っていた。 今年の…

学芸会

末孫姫H子は今年小学一年生だが 小学校で初めての学芸会に出演して 与えられた役柄を懸命に演じていた。 出し物は単純なドラマストーリーでも 役柄に合った衣装をした子供たちは 与えられた役をきちんとこなしていた。 小学校の学芸会も低学年の生徒は 幼げ…

隠居の独り言(1224)

先週19日の東京駅から皇居にかけての群衆の多さに驚いた。皇居の天皇陛下への 信任状捧呈式に向かうため時代絵巻を思わせる華麗な隊列の馬車の中から、新しく 駐日米大使となったキャロライン・ケネディさんは優しい笑みで沿道に詰めかけた 人々に手を振り、…

湯島天神

今年も愈々受験シーズンに入った。ここ湯島天神には この時期、大勢の受験生や保護者たちが訪れている。 爺には6人の孫がいるので毎年のように中学、高校、 そして大学と、受験成功のお願いに参拝しているので 天神さまには、馴染みの顔の常連のようになって…

隠居の独り言(1223)

友人は現在メキシコの各地の旅をしている。若い頃、赴任先だったメキシコに長年に 過ごされたので友達や姻戚・知人も多く、旅といっても普通の観光旅行と違い友人は 故郷に帰った気分の楽しいセンチメンタルジャーニーだろう。友人から、時々旅先の 住民の暮…

マリアッチ

今、どこへ旅行したいかと尋ねられれば 一にも二にもメキシコと答える。彼の地の 大自然や古代文明遺跡探訪も魅力だが 今は熱中しているラテン音楽の本場物を 現地の中で、ぜひ生演奏で聴いてみたい。 そこへ現在メキシコを旅行中の友人から マリアッチの写…

隠居の独り言(1222)

最近「絶食系」という言葉があるらしい。絶食といっても食事を摂らないことでなく所謂、 結婚したくてもできない「草食系」の男の行き着きついた言葉であって最近の晩婚化、 非婚化を象徴している。草食系のみならずそもそも結婚したくない「絶食系」の若者…

いい夫婦の日

11月22日は語呂合わせで「いい夫婦の日」というそうだ。 いい夫婦の日の定義はないが奇跡と偶然が重なった縁で 生まれも育ちも違う二人が知り合い、一緒に世帯を持って 長年生活を共にすればもうそれだけで、いい夫婦といえる。 考えれば夫婦とは摩訶不思…

隠居の独り言(1221)

今年のプロ野球は終わったが野球オフシーズンの男は人生を忘れた漂流者のように 憂鬱感が漂う。今年のプロ野球は楽天の優勝、田中将大30連勝、メジャーリーグの 上原投手など低迷ぎみだった球界が一変して沸き立つような人気復活に目を細めた。 今の若者はサ…

昭和記念公園

小春日和の休日は今が錦秋の昭和記念公園を 散策した。名物の銀杏並木はやや峠を過ぎたが 日本庭園でのモミジやカエデの紅葉が鮮やかで 木々の数も多く錦秋の庭園に圧倒されるようだ。 庭園内の「お茶室」でお茶と景色を同時に嗜む 贅沢さは生きている時間の…

隠居の独り言(1220)

小泉純一郎元首相は12日、日本記者クラブで会見し原子力利用につき原発ゼロを 目指すべきだとの考えを表明した。小泉は安倍内閣の支持率が高いことなど理由に、 「安倍晋三首相が決断すればできる。こんな恵まれた時はない。ピンチをチャンスに 変える権力を…

山茶花

冬が近づくと山茶花が美しく咲き乱れる。 椿とよく似ているが、椿は花ごとポトリと 落ちるので昔の武家では縁起をかつぎ 落首するようなので椿は忌み嫌われた。 でも山茶花の花びらが、はらりはらりと 一枚づつ散らせる景色に人生を重ねる。 椿が凛とした印…

隠居の独り言(1219)

島倉千代子さんが亡くなった。享年75歳、あまりに早いこの世の別れ、とても悲しく思う。 実は自分は「お千代さん」のかくれファンだった。お千代さんの歌唱力は言うに及ばず 女らしい優しい容姿と仕草は若き日の憧れの女性だった。小僧の頃、ラジオに流れた …

深大寺

新そばが出回る季節は調布の深大寺へ出かける。 東京調布市にある深大寺周辺は武蔵野の面影が そのままに緑の深い林の中の簡素な門前町だが 深大寺名物の蕎麦屋が軒を連ね客を呼んでいる。 そのうちの一軒「雀の宿」という店に入り、キノコと 大根おろしの入…

隠居の独り言(1218)

某日某所、葬儀が終わり家族一同が一段落していた時、突然知らぬ人が死者の子と 名乗り出て相続する財産の要求があったとしたら、あなたならどう対応するだろうか? 最高裁の相続に関して婚内子(本妻の子)と婚外子の間に差をつけている現行法は 憲法違反と…

言問団子

隅田公園北の高速道路の入り口の脇にある 和菓子の店「言問団子」で時々おやつをする。 この店は江戸時代から創業の老舗の風格が 備わっていて、自称甘党の自分は古くからの 喫茶タイムを味わう。メニューは団子だけで 小豆餡と白餡、味噌味の餡の三個の団子…

隠居の独り言(1217)

交通機関が発達すれば行動範囲の大きさが拡大するが、拡大とともに考える世界の 次元も大きくなる。人の歩く速度は時速4キロといわれている。自分に置き換えると 自宅から会社までの距離が約8キロなので徒歩だと2時間かかるが車だと約20分、 便利になったも…

銀杏

十一月に入った。今月は霜月と称されるように 朝晩めっきり涼しくなり暖房の灯す時期になった。 横網公園の銀杏も徐々に黄色味を帯びてきた。 銀杏は春とともに芽吹き夏は盛んに葉を茂らせ 人々を直射日光から遮ってくれる。そして秋には 役目を終えたように…

隠居の独り言(1216)

NHK大河ドラマ「八重の桜」は「襄の遺言」だが改めて今回の準主役である新島襄を 調べてみた。襄は天保14年(1843年)江戸の神田にあった上州安中藩江戸屋敷で、 安中藩士・新島民治の子として生まれる。生まれて七五三太(しめた)と命名された。 この名は…

楽天日本一

やったぜ楽天!常勝巨人を倒したのだから立派! 日本人の美学や美意識は悲運があって完結する。 闘将・星野仙一は三たび、日本一の夢に挑戦して 果たすことが出来なかった悲壮感もついに飛んで 監督の満面の笑みの映像が日本中を駆け巡った。 まずは監督、選…

隠居の独り言(1215)

昭和がまた遠くなった。野球の神様といわれ監督としても巨人V9の黄金期を築いた 川上哲治氏と、昭和歌謡界の新世界を創作した不世出の女流歌人、岩谷時子さんが 相次いで帰らぬ人となった。敗戦直後の荒廃と飢餓と混乱を経験した自分にとっても 野球は特別な…

ワールドシリーズ

野球はアメリカの国技だが、その頂点を争うのが ワールドシリーズで二つのメジャーリーグに属する 30球団の憧れの試合だ。とにかく野球の本場は アメリカであって日本の野球のレベルがどんなに 高いといえどプロの一流選手として名を上げれば 更に上の夢を追…