2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(928)

昭和が懐かしいといっても人によって生まれた年月日も違うし、どの時代を捉えて 懐かしがるのか一括りには言えない。ただ第二次世界戦争を陶然と思い出す年代の 人は少数派になったのは確かだし戦後間もなくの焼け跡闇市の風景を懐かしむ人は もう一割にも満…

昭和の日

明日は昭和の日、昭和天皇が崩御され22年余、 時の経過は早いもので既に歴史になりつつある。 昭和初期の貧しい時代と戦争を体験した者には 豊かな今の人より心身ともに鍛えられたと思う。 昭和という時代は飢餓から飽食、戦争から平和、 全て出来事がフルコ…

隠居の独り言(927)

現代の風俗からいえばメカケとかソバメといえば女性が男性の性的玩具として 捉えられがちだが実際はそうではない。封建社会にあって血統主義が求められ 男性優位の社会は支配者にとって男子は家の繁盛の宝であり多ければ多いほど 家は繁栄し家柄でいえば正室…

西東京音楽祭

今年もラテングループTrio Amistad(三人の友情)が 音楽祭に参加した。レキントギターとボーカル担当は Manuel. M.トリオのリーダーでペルー生まれの才能は 身体全体が音楽そのもので頭の中に音階が刻み込まれ 楽譜等の音楽記号は一切関連なく超技巧で弾き…

隠居の独り言(926)

夕方の公園は犬と一緒に散歩している人がとても多いが都会に住む人も犬も 田舎と違って大きな庭や部屋を望めそうもなく仕事や家事の落ち着く夕方を 選んで運動を兼ねて人と犬とのコミュニケーションを楽しんでいるのだろう。 犬は人に飼われる以前はオオカミ…

ディズニーランド

震災後しばらく閉鎖されていたTDLが 再開され、一昨日に館内を遊んできた。 今は再開後間もなくの日にちでもあり 春休みも終わり、まして原発の原因で 外国人観光客の姿が見られない館内は とても空いていて今までのイメージと 全然違って一般の遊園地と変わ…

隠居の独り言(925)

東電の原発事故に伴って福島県から他県へ避難する人達に対して根拠の無い 差別的な扱いをされている問題は日本人の思いやりの狭さを物語っている。 つくば市が福島県からの転入者に放射線測定器を使った証明書を求めるとは 同じ日本人として情けない。そのほ…

春爛漫

うららかな春の休日には埼玉県川口の安行辺りを ドライブした。安行は江戸の昔から庭木屋が多く 道の両側は植木の産地の広い造園業の景色なので ガーデニングを楽しみながらのドライビング気分だ。 駐車は「川口緑化センター」でセンター内にある 広い植物園…

隠居の独り言(924)

3月11日の東北大震災の日から早や一ヶ月が過ぎたがTVや新聞の報道は 被災地の悲惨な映像ばかりで具体的な復興のプランが未だに見えてこない。 戦時中に福島県で足かけ5年を暮らしたことがあるので東北人の人情味や 強さを肌で知っているだけに第二の故郷の思…

家康の言葉

「堪忍の袋は常に胸にかけ、 破れたら縫え、破れたら縫え・・」 家康といえば信長、秀吉の後を継ぎ 戦国時代に終止符を打った武将だが 若い時から天下人になるまでの道は 忍耐と屈辱と苦戦の連続だったという。 そんな忍耐の強い家康の堪忍袋でさえ 何度も破…

隠居の独り言(923)

趣味はラテンギター弾き語りだが年齢と共にますます深く嵌る。ラテンの歌は リズミカルのものは太陽のように明るくパステルカラーのように派手で思わず 体が動き出すリズムの極致だが、恋の歌となると全てを忘れ恋に身を焦がす。 でも大半が失恋の歌で、とく…

チャプリン

公園の花壇にはすみれの花が咲きほこっている。 傍のベンチで人々がうららかな陽射しのもとで 賑やかな話題があり或いはうたた寝をしている。 柔らかな風で桜吹雪が春を謳歌しているようだ。 一年の中でも最も爽やかな四月に私は生まれた。 今から何年前か多…

隠居の独り言(922)

都知事選は圧倒的に慎太郎の勝ち戦だったが記者会見で相変わらずの毒舌ぶりを 発揮した。「そもそも投票締め切り時点で当選者が決まるなんてこれはひどい! 出口調査だか何か知らないが、こういうのは民主主義に反するのではないか?」 もっともだ!東国原英…

プロ野球開幕

今年は震災の影響で半月ほど開催が遅れた。 心理的な部分や節電の関連なので仕方ない。 そもそも野球の原産地はアメリカで明治に 日本に紹介され日本人の気質に合ったのか アメリカと戦争中も続けられたスポーツだ。 今やサッカー、ゴルフ、バレー、テニス等…

隠居の独り言(921)

最近の大河ドラマ「江」は観るのも辛いほど歴史考証がなっていないと考える。 最大の原因はキャステングと、ありえないストーリーが観るものを白けさせる。 まず三姉妹の年齢だが、安土滞在当時は茶々(宮沢りえ)が14歳、初は13歳、 江(上野樹里)は10歳で…

巣立ち

孫が6人いるので毎年誰かが入学し 卒業する。今年はHalukoの幼稚園 Yorkoの小学校、Kenの高校入学。 爺はただただ嬉しいやら淋しいやら・・ 人生のレールの上に孫の成長があり 各駅に停車する度に駅の景色がある。 ターミナルへの駅の個数が減るのは 哀しい…

隠居の独り言(920)

八百長問題で大相撲夏場所の開催も危ぶまれているが勝ち越しや負け越しで 番付や地位が変わるシステムの変わる相撲界でも、そこは人間のすることで 八百長を批判するのは容易いが相手力士がここ一番の勝負が崖ぶちであれば 力の配分が違ってくるのは当然でそ…

「さまざまな事おもいだす桜かな」 芭蕉 後世になれば今年の被災地の桜ほど悲しく 思い出される花びらは無いだろう。間もなく 桜前線が東北に達し山野や町の各所を彩る。 震災に追い打ちを掛けるような寒い気候も やっと春めいた暖かさに一安心の思いだが 被…

隠居の独り言(919)

今日4月4日は所帯を持って46年目に当たる。「結婚46周年」と誇って書きたいが 語感からの華やかさも薄く結婚式は内々の質素なもので指輪交換も新婚旅行も 省略した形だけの式だった。独立して僅か数年のヒヨコには世帯を持つ資格と 自信が無かったが清水の舞…

ああ上野駅

上野駅傍に井沢八郎が歌ってヒットした 「ああ上野駅」の碑が建てられている。 ♪どこかに故郷の香りを乗せて入る列車の なつかしさ、上野はおいらの心の駅だ・・ 昭和30年代の高度成長期に東北地方から 中学校を卒業した少年たちが「金の卵」と もてはやされ…