2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(1104)

石原慎太郎も愛読しているヘミングウエイの小説「キリマンジャロの雪」の一節に 「キリマンジャロは雪に覆われた海抜19710フィートのアフリカの最高峰だ。その 西側の頂上はマサイ族の言葉で「神の家」と呼ばれている。ある日その西側の頂上に 近い辺りの雪…

T氏のお誕生会

土曜の夜のホテル・オークラで催された 千葉の経済界の大御所T氏のお誕生会の アトラクション演奏に私たちも招かれた。 T氏は今月で御年84歳を迎えられたが 辰年生まれの年男でまこと慶賀の至りだ。 T氏を見た驚きはとても御年とは思えず 歌はお上手だし、身…

隠居の独り言(1103)

歳を重ねる毎に体を動かすことも何かを考えることも面倒になる。これを老化という。 なんにもしないで一日中ゴロゴロしていれば極楽だよなぁ、欲しいものも特別ないし、 人付き合いも面倒だし、オッカーとも話もないし、おーいメシ、フロの二言で充分だ。 そ…

ラス・フエンテス

友人の属しているラテングループLas Fuentes を聴いた。 彼らの得意はラテンの象徴トリオロスパンチョスの音楽を 忠実に演奏するグループでパンチョスの超技巧レキントや 美しいハーモニーを見事なまでに彷彿させ聴かせてくれる。 日本全国にパンチョスファ…

隠居の独り言(1102)

尖閣問題から端を発した中国国内の若者の暴虐ぶりに先進諸国は顔をしかめたろう。 日本の製造業の「自国回帰」の動きが加速している。その背景は中国の人件費高騰と 尖閣問題で中国内の暴動が原因だが、といって中国からの撤退も容易でない。中国は 法律を変…

ギターアンサンブル

土曜日に千葉市生涯学習センターに出かけ 久しぶりにギターアンサンブルを鑑賞した。 ギターという楽器は音色はとても美しいが 音量が小さいのが欠点で独奏はチト淋しい。 独りで弾いて、独りで楽しむのにはいいが ホールなどで生演奏するとき、聴くほうも …

隠居の独り言(1101)

世の中、首をかしげる事件に事欠かない。兵庫県尼崎市で起きた大量殺人事件は 主犯と思われる64歳の女性が逮捕されたが、その動機といい、事件に関わった 相関関係と奇妙な共同生活など訳の分からない事柄はいったい何なのか?普通の 考えでは理解のできない…

天皇皇后両陛下

国民から見ても両陛下の御日程は超多忙でいらっしゃる。 一年365日、お休みの日は皆無と言ってよいほど日程が 組み込まれ国民の精神的な安定に大きく寄与されている。 ご執務は今月10月に喩えても宮中で認証官任命式があり マレーシア国王陛下、王妃陛下の国…

隠居の独り言(1100)

10月も半ばを過ぎ今年のプロ野球も終わって心は冬のストーブシーズンに入った。 クライマックスがあっても日本シリーズがあっても阪神ファンに今年の野球は無い。 意識の冬眠状態は来春の啓蟄の頃まで待つしかないが今年の阪神もふがいなかった。 それでも最…

幼稚園運動会

末孫H子の幼稚園の運動会を見に行った。 お遊戯やカケッコなど幼稚園の運動会は 園児たちの動作の一つ一つが可愛らしく どのプログラムを見ても思わず顔が弛む。 大会前の孫は練習やリハーサルの事など 楽しく話してくれたが、これも愛らしい。 今日の運動会…

隠居の独り言(1099)

先日の新聞のコラムに、短い手紙のコンクール「一筆啓上賞」の入選作一つが載った。 「今までに私をフッてくれた人たち、ありがとう。おかげでこの息子に会えました」 なにも失恋の悩みだけではない。人生の吉凶の変転は予測できないし、幸運を喜んだり 不幸…

栗拾い

秋さなかの筑波山麓に広がる果樹園では 旬の味覚の葡萄、林檎,柿、梨、栗など 観光客や家族連れの人に収穫の楽しみと 自然下で食べる果物の美味しさは格別だ。 筑波山麓は関東平野のほぼ中央あたりで 視野が広く田舎の景色は何処までも続く。 稲刈りはそろ…

隠居の独り言(1098)

人はスローガンが好きだ。三年前にオバマ大統領が当選した時の国民のはしゃぎぶりは 尋常でなく狂喜狂乱だった。弁舌豊かに掲げたスローガンは果たして結果どうなのか? 公約では500万人の雇用創出とぶち上げたが逆に失業者は猛烈な勢いで増加している。 ま…

秋祭り

住んでいる足立区綾瀬の北野神社は 10月6―7日に秋の祭礼が催された。 祭神は菅原道真公で全国に多くある 天神さまの一つで創建は古いらしい。 一般的に天神さまは学問や習い事の 願いを叶えてくださる有難い神社で 様々な人生の分野を極めていただく。 どち…

隠居の独り言(1097)

自分はラテン音楽に夢中だが演奏している歌の殆どが男と女の絡む恋の歌ばかりで いい年をして色爺と揶揄されているかもしれない。無論いくら若ぶっても現実的な 恋の体験は今更不可能だがラテン特有の痺れる旋律と歌詞の内容を知れば知るほど 年齢を忘れさせ…

彼岸花

栃木県鹿沼にある常楽寺は花の寺として有名だが 素敵な朱色の彼岸花と日本の原風景とのコラボは まさに万緑叢中に紅一点で一幅の絵を見る思いだ。 野辺に咲く華やかな花びらの形状のしなやかさと 燃えるような朱色は夏の日の情熱の名残りなのか。 彼岸花の咲…

隠居の独り言(1096)

天高く馬肥ゆるの秋、東京は台風一過の青空が素晴らしい。本格的な秋がやってきた。 今日、10月1日は衣替え。俳句にも「衣替え」という季語がある。江戸時代に入って 宮中も武家も春の4月1日と秋の10月1日には衣替えをしたという。市井の民も袷の 着物から綿…

蕎麦の花

残暑もやわらいで関東平野の初秋の風景を求めてドライブした。 ここ栃木県鹿沼では蕎麦畑に白い蕎麦の花が一斉に咲いている。 蕎麦好きの自分にとって新蕎麦が出回る季節はこたえられない。 昔の江戸っ子も蕎麦が大好きだったらしく古典落語の演目にも 蕎麦…