2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(166)

安倍晋三の著書「美しい国へ」を読んだ。長文でなく数時間もあれば読める 短く分かりやすい文章でまとめられているが、タカ派と称される次期総裁の 文にしては考え方がいまひとつまとまらず学校の教科書を読む感じがする。 これから政権を取る人の著書だから…

夏の終わりに

今日で孫たちの夏休みも終わりだが 今年も伊豆の下田へ三泊旅行をして いろいろな人と出会えたし海水浴や 山登りをして小動物とも出会えた。 都会の子供たちにとって自然に溶け 込める機会を与えてあげるのがいい。 プールで一年生の子はクロールも 平も完全…

隠居の独り言(165)

福岡で酔っ払った若者が車で追突事故を起こし3人の幼児を死亡させた。 山口でも工業高専に通う女学生が19歳の少年に命を絶たれてしまった。 北海道では男子高校生が母親を殺害し大阪や埼玉で中学校の男子生徒が 自宅に放火して家族を巻き添えに焼死させる…

慰霊堂

来る9月1日の「防災の日」を前に 震災記念堂では内外部のすす払いも 終えて当日の準備は整ったようだ。 慰霊碑の花壇も新しく植え替えられ 装いもすっきりと気持ちがいい。 かつて鳩の大群が住み着いて公園の 建物や記念碑など鳩の羽ばたく埃と 白い糞で閉…

隠居の独り言(164)

お洒落といえば早い話しが自民党総裁選の三候補を比較すれば面白いが 安倍晋三は着るものに殆んど色合いの変化がなく少し野暮ったい感じ、 谷垣禎一は真面目なサラリーマンの部長風で面白くない、その点では 麻生太郎のセンスは抜群にいい。上質な品のよさ、…

百日紅

幾分秋めいてきたがそれでも昼間は 残暑の蒸し暑さが身体にこたえる。 暑くても元気なのは蝉とサルスベリ、 二つは夏の風物詩には欠かせないが サルスベリとは洒落た名前を付けた ものだ。猿だけでなく蝉だって木に 摑まるのが滑るとみえてこの木には あまり…

隠居の独り言(163)

仕事柄、電車や車で外出する機会の多い自分だが男にしても女にしても おしゃれをする人の格好良さを見る楽しさはこちらも爽やかになる。 先日電車の中で見かけた年齢的には歳を召された婦人だがそのシックな 感じはヘアスタイルから控えめな化粧や、色合いの…

古地図

休日になると両国の自社の近辺には 江戸時代の古地図や切絵図を片手に 散策している人を見かけることが多い。 池波正太郎や藤沢周平なども古地図を 参考に時代小説を執筆したことだろう。 自宅を見ると地図北東の内藤山城守の 屋敷跡あたりが見当だが池波正…

隠居の独り言(162)

AP通信社の写真記者として1945年2月の硫黄島のすり鉢山の頂上で 星条旗を立てようとしている6人の米海兵隊の写真を撮った撮影者の ローゼンソール氏が亡くなった。写真は戦時中アメリカ国民を熱狂させ 「世界で最も美しい戦争写真」ともてはやされ切手や…

蝉時雨

夏も終わりに近づくと公園の騒がしい 蝉時雨の嵐も微妙に変化している気が しているが、油蝉からミンミン蝉へ 種類交代しているからなのだろうか。 蝉は幼虫時代の地下生活が数年と長く 地上では僅か一週間の命とは哀れみを 感じるがその間にも恋の相手を見…

隠居の独り言(161)

大人のお盆休みも子供の夏休みもそろそろ終わりだが、この暑い夏の盛りに 休めない職業の人も多いはずでサービス産業、特別公務員の警察、自衛官や 季節物を取り扱う業者は秋冬物の生産に7−8月頃が一番の働きどころだ。 逆に正月前後が春夏物生産に忙しい…

美空ひばり展

東京江戸資料館では美空ひばり展が 開かれているがひばりの燦然として 輝いた生涯の事は言うまでもないが ひばりのオリジナルの楽譜を見ると その声域の広さには圧倒されとても 素人の歌唱力で歌えるものではない。 張りのある低音、透きとおる高音は 天性の…

隠居の独り言(160)

洗面所で携帯電話を誤って水面に落下させあわてて拾ったが間に合わない。 機能は全て停止して早速近所のドコモに駆け込んだが店員さんの言うには 二三日乾くのを待って元に戻れば良し、さもなくば買い替えとの事だった。 ついでに最近の携帯事情をいろいろ聞…

Happy Birth Day

孫が大勢いると誕生会は毎月のように 訪れるから大変だ。今月は誰だっけ? 名前もときどき間違えるジジババは その都度、孫に叱られて笑われる。 それでも孫可愛さにプレゼント選びに デパートの玩具売り場に足を運んで あれやこれや探すのも楽しいものだ。 …

隠居の独り言(159)

今年夏の全国高校野球は決勝戦再試合という劇的なフィナーレで幕を閉じたが 優勝した早稲田実業も準優勝の駒大苫小牧もここまで戦えば悔いはないだろう。 早実出身の王貞治さんも病の床で嬉しい勝利の瞬間をTVで見られただろうが 病気の治癒にも精神的な要…

白金八芳園

頼まれて結婚式場の八芳園に下見に 行った。数ある都内の式場の中でも 大名屋敷の跡地かその庭園の見事な 造りと広さには圧倒されて、ここが 都心の一等地ととても信じられない。 式場も披露宴会場も豪華絢爛の中に シックな感じで、ここで式を挙げる カップ…

隠居の独り言(158)

自民党総裁選に立候補する人も当選する人も既に決まっているとなれば スケジュールの定められたお祭りのようで観客席はちっとも面白くない。 それならポスト小泉の安倍晋三にお願いしたいのは膨大化した国の借金の 返済プランと戦後の負債を清算する哲学を、…

伊豆の夏(3)

伊豆に旅行するときはいつも訪れる 下田東急ホテルは私のお気に入りだ。 南国情緒あふれるシュロの樹が茂った 並木道の坂を上がると南欧風の大きな 建物のホテルの玄関でボーイが優しく 出迎えてくれる。ロビー、部屋、浴室、 レストランなどはとてもあか抜…

隠居の独り言(157)

兵庫県姫路市から上京して今年で58年にもなるが何年間、東京で在住しても 一介の「流れ者」に過ぎない。江戸っ子の資格は東京湾から北、隅田川から東、 江戸城から西、浅草田圃から南に、両親とも三代以上に住むのが条件だそうで どうあがいても江戸っ子クラ…

伊豆の夏(2)

夏休みの家族旅行はいいものだ。 小さな孫たちと一緒の視線で自然を 捉え草むらを走り蝶やバッタを追う。 孫の一人がトカゲの尻尾を捕まえた。 とたんに尻尾が途切れて別の生き物の ように激しく動く様子は目を丸くした。 一人が銀ヤンマを捕まえた。トンボ…

隠居の独り言(156)

夏も終わった。季節的にはまだ夏だが新聞もTVも戦争の反省の記事ばかりで もううんざりだ。あれから一世紀近くが経って実際に戦争を遂行した人たちの ほとんどがこの世から姿を消して、もう遠い歴史の彼方になれば学校の社会の 教科書に書き込めばそれで充…

伊豆の夏(1)

子供のころ海の近くで育った自分だが ヤンチャな頃が孫と二重写しになる。 ここ数年は休日が続くと四季を通じて 伊豆を訪れ第二の故郷のようになって いる。何故かこの地に来ると身も心も 開放感にあふれ癒されるのは、温暖な 気候とかつて娘たちが暮らし地…

隠居の独り言(155)

孫が聞いた「お爺ちゃん、ムカシ日本とアメリカが戦争をしたんだってねぇ」 聞かれるまでもなく敗戦の日は遠くになったものだ。今年の春の沖縄旅行でも ガイドの説明する「ひめゆり部隊」の説明にも殆どの人が聞いていなかった。 私が生まれた年に日本は国際…

東京慰霊堂

終戦の日が近づくと墨田区横網町の 震災祈念堂には訪れる人が多くなり 震災や戦争等で近親者を亡くされた かたがたが後を絶たない。堂内では 中央に焼香や灯火をする台があって そこで慰霊をされる。回りの壁には 阿鼻叫喚の悲惨な情景画が掲げられ 堂内に入…

隠居の独り言(154)

日本の終戦は一応は1945年8月15日となっているがアメリカでは同年 9月2日の戦艦ミズーリ号での日本降伏調印式が正式の終戦となっている。 ところがソ連は8月に入って一方的に日ソ中立条約を破って当時の満州に 攻め入って60万人にも及ぶ日本人を8月23日以降…

台風一過

台風7号は関東地方を通過するはずが 予想を外れて太平洋の黒潮とともに 東方海上を北東方面に去っていった。 台風一過の空は見事に美しいものだが 夕方には街一面がピンク一色に染まり たそがれの空では幾層もの夕雲たちが 落日を映していつまでも消えなか…

隠居の独り言(153)

靖国神社、A級戦犯、領土問題、資源、延々と続く日本と中韓の言い合いは とどまるを知らない。もともと靖国参拝など取るに足らない事を、あたかも 国際的な大問題にしているのは日本の報道機関と中韓の政府だけで一般には 何の関係もない事だ。A級戦犯だっ…

浅草ビューホテル

孫に7月と生まれと8月生まれが いるのでまとめて浅草のホテルで 内輪で集まって誕生会を催した。 ここのホテルの以前は国際劇場で 若い時は松竹歌劇団(SKD)が 大劇場で華やかなショーを見た。 かつて劇場は浅草の象徴のような 存在で玄関の道は国際通…

隠居の独り言(152)

官房長官、安倍晋三が四月に靖国参拝をして今頃になって問題化している。 早速小沢一郎等が吠えた「どうせ行くなら正々堂々と鳥居をくぐるべきだ」 一方小泉首相が8/15日の参拝をめぐる報道陣の騒ぎはどうしたものだろう。 はからずも戦争で散った慰霊に静か…

歌の出前

音楽会に来る人だけでなく老いた人 病んだ人にこそ音楽を聴かせたい・・ 作曲家で元桐朋学園の学長を務めた 三善晃の言葉だが音楽にはもともと 体を癒す力が与えられているそうで 音楽療法の出発はそこから来ている。 人は老いても、たとえ認知状態でも 昔の…