2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

内憂外患(13)

小泉首相はワシントンポストのコラムに「中国は60年も前の戦争を 引き合いに日本をなお脅威とみなし、日本を封じ込めておくためには 反日感情を維持する事が共産党指導部には望ましいのだ」と説いたが それは正論と思う。ほんとは新聞のコラムでなく国会の…

ハワイアンとフラダンス

音楽はジャンルを問わず何をしても 楽しい。先日招かれたホーム慰問で ウクレレ弾いてハワイアンを歌った。 いつものギターとは雰囲気が違うが 目の前で踊るフラダンスとの競演は 派手さがあってとても素晴らしい。 ウクレレはコード弾きが主体なので ギター…

内憂外患(12) 

今年の総括はまだ早いが何時もの年に較べてともかく圧倒的な事が 多かったような気がする。地震、台風、津波などの自然の災害から 野球ではロッテやホワイトソックス。競馬ではディープインパクト。 選挙では自民党の圧勝などまさに勝負の世界で勝負にならな…

菊花展

秋も半ばになると、公園や遊園地の あちこちで菊花展が開かれている。 昨年は姫路城の菊を観たが、なぜか 城跡と菊との組み合わせがいいのは 昔から日本人の花を愛でるDNAの なせる業なのかとても美しい系図の ようなものだと思う。幕末に日本に やってき…

内憂外患(11)

先日イラクの新憲法が承認されてこれから民主国家が新たな歩みをする わけだが誰も上手くいくとは思っていない。だいたいイラクという国は 民族や宗教が雑居して国境線そのものもヨーロッパ植民地時代の名残で 日本のように一民族一国家の形態がなされていな…

お誕生会

この度孫娘が6歳の誕生日を迎えた。 今は幼稚園の年長組みだが、来年は 晴れて小学校一年生とは早いものだ。 まだ幼児の面影が残っているものの 孫との暮らしのなかで時の経つのは 嬉しくもあり、また寂しからずやの 心境に今年もお誕生会の催しをした。 両…

内憂外患(10)

公立小中学校の教員の給与にかかわる税源移譲問題で国と地方の割合が 今まで通りの国庫負担率をどうするかがもめているが、それは政治決着 するとして、問題は中身の事が全然議論されないのはどうしてだろう。 学校の先生は、昭和49年の田中角栄内閣の時に…

千葉ロッテ日本一

今年の野球はあっけなく終わった。 「敗軍の将、兵を語らず」阪神の 岡田監督はじめ選手一同の気持ちは 察するにあまりあるが勝負の世界の 厳しさを全身に帰途に着いただろう。 何を言っても、言い訳に過ぎない。 けれど日本人の美学は悲運があって はじめて…

内憂外患(9)

中国の世界的資源戦略は想像以上に凄いものがあって日本は遠く及ばない。 東シナ海の石油採掘も日中の中間線に日本の了解もなしに強引に採掘して 日本の領海の資源も奪う事態を平気で行う事は嘗めているとしか思えない。 これが、相手がアメリカかロシアだっ…

ブランコ

どこの公園にもあるあのブランコは ブランブランと揺れるので日本語と 思って広辞苑を引いてみたらなんと ポルトガル語でbalancoと出た。 昔見た黒沢明の「生きる」のなかで 志村喬の演じる中年サラリーマンが 小雪の降る夜に一人で小さな公園の ブランコで…

内憂外患(8)

このほど医薬品でないアガリクスの「末期がんに効く」の本が薬事法違反で 摘発されたが藁にもすがりたいガン患者の心理を悪用したこの事件はなんて 罪深い犯罪だろうとしみじみ思う。でっちあげの体験談を紹介していかにも 病気が直ったような記事を書いた人…

道すがら

千葉成東コンサートに行く道すがら 東金街道の秋の景色を堪能しながら 車を走らせた。都心を離れここまで くると視野が大きく広がり、田舎の 風景がどこまでも続いてのんびりと 解放されたようだ。その日は快晴で 陽射しは気持ちよく、ススキの穂が 風にそよ…

内憂外患(7)

小泉総理が靖国神社を参拝した。先の選挙で大勝したとは裏腹に 今回の参拝は中韓を意識してか平服で一拝一礼したのみだったが 早速中国は日中外相会談を韓国は年内の首脳会談をキャンセルの 知らせがきたが、それらのことは既に織り込み済みの事だろう。 靖…

ギターコンサート

週末は千葉ギターアンサンブルの コンサートが千葉市内と成東町で 行われて私も一緒させてもらった。 正装に身を包んでギターを弾くのは 重厚な気分でなかなかいいものだ。 プログラムはタンゴをメインにして 演奏されたが、普段の練習の成果を 充分に出し切…

清澄庭園

久しぶりの秋晴れに、新しい空気を 求めて、近くの清澄庭園を散策した。 ここは紀伊国屋文左衛門の屋敷跡だ。 「沖の暗いのに白帆が見える、 あれはきの国蜜柑船」 元禄時代に紀州の生まれの文左衛門が 極貧のなかから、ある恋がきっかけで 豪商にまで登りつ…

越後屋今昔

友人の越後屋さんも先日HPで取り 上げられたが越後屋を語ってみる。 http://d.hatena.ne.jp/dozzy/ 「薄利多売」はデスカントショップの キャッチフレーズだが、その最初は 江戸時代1673年三井高利が日本橋に 「越後屋」という呉服屋を開店させ 店頭で「現…

不忍池その2

「毎日気が重いね」長雨の季節には いろいろな場所でこのような会話が 交わされているのではないだろうか。 でもそんな空模様が不忍池はとても 似合う気がしてならない。江戸の昔 池の周りには、しもたや風の造りの 家々が静かに佇んでいた。いわゆる 出会い…

内憂外患

連載のつもりでしたが、思うことがあって しばらく休みます。m(__)m

上野動物園

ときどき孫を連れて動物園に遊ぶ。 上野は公立なので年寄りは300円、 子供は無料なので安くて面白くて 楽しめる、いい場所はそうはない。 子供たちは動物が大好きで、どの 舎でも興味深く観察をしている。 生息地などから世界の地理などを 学べる事もとても…

内憂外患(6)

韓国が1953年に日本海の公海上に李承晩ラインと称するものを設置して 自国の経済水域と勝手に宣言し日本の漁船を拿捕して船や漁獲品を没収し 船員を捕らえ懲役と罰金を課したことは海洋法や国際法から言っても通る 問題じゃない。そのうえ日本の領土の竹島を…

不忍池

秋雨前線が横たわる鬱陶しいこの頃 しっとり濡れた不忍池の風情はいい。 広い上野公園の西側にあるこの池は 弁天島を中心に池は三つに分かれて その一つの蓮田も秋と共に枯れ色に 変わるが季節の移ろいを出している。 時代を通して、多くの文豪がここを 舞台…

孫の日

10/16日(日)は孫の日なのだそうな。 5年前に日本百貨店協会が消費拡大を 狙って設定したらしいが、なにかと 理由を付けて「売らんかな」の商魂に ジジババは釣られてデパートに走る。 お年玉、誕生日、七五三、クリスマス、 何かと孫の出銭が多いのにそれ以…

内憂外患(5)

元通産官僚の村上氏が率いる投資ファンドが阪神電鉄株の大量取得で野球の タイガースがスッタモンダ揺れている。大きな含み資産を持つ阪神は当然に ファンドに狙われる可能性があり、かつてホリエモンのフジTV騒ぎ以来 何の対抗策もとってこない首脳の経営…

秋の味覚(2)

親戚から新米が送られてきた。 都会に住んでいると秋の感覚は 気温の変化ぐらいで侘びしいが 毎年の事このご飯をいただくと ふわっとした新米の美味しさに 食べられる喜びと秋に感謝する。 小僧の頃、かまどで飯を炊いた 経験もあって米を研いで指先で 水量…

内憂外患(4)

来月にはロシアからプーチン大統領がやってくるが相変わらず北方領土は 返さないと言う。そもそも領土返還交渉は初めから失敗の連続だった。 戦後日本はそれまでの戦争によって領有した台湾、南樺太、南洋群島など 旧宗主国に返還したが千島列島は1875年の千…

秋の味覚(1)

ご近所からアケビをいただいた。 アケビは食べるとトロッとした ゼリーの甘みがとても美味しいが タネが邪魔してチト食べにくい。 昔の野山にはどこにも自生していた アケビも、今では農家が栽培して 市場に出荷するようになった。 季節が移るなかで今頃ほど…

内憂外患(3)

最近の日本人の食べ物を粗末にする習慣にはあきれるが、いつも気にする 問題で「食料自給率」がある。現在は約40%で先進国の中では最低らしい。 けれどそれはカロリーベースから換算したもので金額ベースだと70%にも 跳ね上がる。しかも米や畜産は政府から…

銀座今昔

日本橋から銀座にかけての大通りは 私の休日の大好きな散策コースだが 江戸の昔も参勤交代の大名たちや、 お伊勢参りの庶民が日本橋を起点に 銀座通りをそぞろ歩いたことだろう。 明治になって「銀座」と名づけられて 国策に依りレンガ街になったらしいが 当…

内憂外患(2)

外国を旅した旅行記やエッセーなどを読むと、市場などで買い物したときに まず価格の交渉から始まり、人のいい日本人は値切って安く買ったつもりが 結局は高く売りつけられて、後で悔しい思いを味わうのが多いと書いてある。 デパートやスーパーの定価販売に…

三井記念美術館

オープンしたばかりの三井美術館に 早速に足を運び鑑賞をしてきた。 三井本館の建物自体が日本でも有数の 文化遺産だそうだが、美術館の内部の シックで重厚な格調は訪れる客たちの 気持ちに安らぎを覚えさせてくれる。 展示室には国宝や重要文化財ばかりで …