2012-01-01から1年間の記事一覧

隠居の独り言(1125)

♪もういくつ寝るとお正月、内外共に変遷期だった2012年も残り6日で大団円となる。 昭和の大半と平成の24年を生きた晩年の自分だが花も嵐も踏み越えた人生を振り返る。 70年前は小学3年生、骨の髄まで染まった軍国少年だった。少年は軍人の将校に憧れ 陸軍幼…

君偲ぶ夜Mis noches sin ti

今年はTrio Amistadにとって最も充実した 素晴らしい年であったと振り返り満足する。 Manuel師匠の指導と、Keikoさんの適切な アドバイスとスペイン語を教授して頂いた。 何よりラテン界一流のプレイヤーManuelと 一緒に演奏できる喜びは言葉に尽くせない。 …

隠居の独り言(1124)

今日も中国国旗を付けた船が尖閣諸島の領海線すれすれに用も無いのに通過している。 北朝鮮がミサイルを発射して世界中から非難されているのに中国は北朝鮮を擁護する。 こんな厄介で危険な隣国、中国を日本は何十年とODA(政府開発援助)という名で 何兆円…

浅草仲見世

長年の習慣で年の瀬になると浅草雷門下の提灯を潜りぬけ 仲見世の雑踏を浅草寺に向け歩かないと一年が終わらない。 浅草寺の前に置かれてある線香台の白煙を身体に浴びると 無病息災ということで大勢の人が煙を浴び健康を祈願する。 どんなに科学が発達して…

隠居の独り言(1123)

今年のNHK大河ドラマ「平清盛」も23日の最終回「遊びをせんとや生まれけむ」で 幕引きとなる。自分にとっての大河ドラマはライフスケジュールの一環で日曜8時の 楽しみになっているが平清盛は視聴率の低さが物語るように今一の大河ドラマだった。 そもそも平…

クリスマスツリー

歳末の商店街には大勢の買い物で賑わい 街はジングルベルのクリスマスソングが 流れている。若者たちは何が面白いのか 笑顔をこぼしネオン街に溶け込んでいく。 師走の風景に日本の幸せをつくづく思う。 アメリカは発砲事件の多発で子供を含む 多くの人が犠…

隠居の独り言(1122)

静かな年の瀬、師走というのに街は普段の月と変わらない。昔は忙しかったものだ。 小僧時代勤めていた浅草橋界隈では12月の中頃に街ぐるみで大掃除の日を決めて 町内ごとに一斉に行い、それぞれの商店では店員たちはそれぞれ受け持ちを分担し 家中くまなく掃…

冬の水鳥

年の瀬はいつも上野、浅草辺りを散策する。 とくに上野不忍池は長い年月の思いが深い。 冬の不忍池は沢山の水鳥が極寒の大陸から 訪れてくる。東京の冬も相当に寒いのだが 朝早く池を見渡してみると陽に光る水上に 三々五々と、水鳥たちは身体を休めている。…

隠居の独り言(1121)

「サルは木から落ちてもサルのままだが、代議士は選挙に落ちればタダの人になる」 誰かの言葉だが、選挙の後は笑う人、泣く人、人間模様を絵に描いたような風景になる。 世間は手のひらを返すように冷たいものだ。落選した候補者の事務所では、これまで 支持…

衆院選

やはりというか当然の成り行きというか 衆院選の結果は自民党圧勝の結果だった。 戦後の混乱も復興も遠い昔日になったが あれから未曾有の国家危機にある日本が 復活するため国民は道を間違えなかった。 自民党・安倍晋三は定見のある政治家で これで日本は…

隠居の独り言(1120)

北朝鮮は世界を欺くかのように長距離ミサイル発射に成功し周辺が慌ただしくなった。 今の外交課題は緊急の北朝鮮のミサイル問題と尖閣を巡っての日中関係の悪さだろう。 尖閣諸島を中国は強引に武力で奪い現状を変えようとする意志は明らかで近いうちに 強化…

小沢昭一

モミジが散るように俳優で演出家、語り芸の名手で 多彩なジャンルで活躍した小沢昭一が生涯を閉じた。 ラジオの名番組「小沢昭一的こころ」は仕事中でも 流していた懐かしい彼独特の調子はもう聞こえない。 何でも興味を示して小沢流に生き返らせる語り芸は …

隠居の独り言(1119)

ネットでブログ日記を書くのは楽しいが、最近フェイスブック(Facebook)に参加した。 フエイスブックは素性を明かした実名主義だから、それなりの自意識と覚悟が必要で 「自分は自分であります」の宣言によって透明性と信用度が高いネットと感じている。 イン…

忠臣蔵

元禄15年12月14日早朝、大石内蔵助率いる 赤穂浪士47人は吉良上野介の屋敷に押し入り 上野介の首級をあげ主君・浅野内匠頭の恨みを 果たし高輪泉岳寺の内匠頭の墓前に報告をした。 浪士47人めざましく全員無事で逆に吉良側は 3倍の人数がいながら16人が殺さ…

隠居の独り言(1118)

先日、友人と駅のホームで談話していたとき目の前に木村拓哉のCMの看板があった。 周知の通り木村拓哉は歌手、俳優、タレントでアイドルグループSMAPのメンバーで キムタクの愛称で女性に圧倒的人気のある美男だが彼も40歳を過ぎて新鮮さが遠のく。 平成のイ…

師走

年の瀬になると師匠や坊さんも走るほどに せわしないので「師走」と称されているが 師と仰がれる学校の先生は学期制の変更で いつもの月と忙しさは変わらないそうだ。 同じ先生でも政治家の先生の師走は必死で 政治生命を賭ける衆院選の戦いで超忙しい。 先…

隠居の独り言(1117)

1941年12月8日早朝、日本全国津々浦々のNHKラジオからビックニュースが流れた。 「臨時ニュースを申し上げます。臨時ニュースを申し上げます。大本営、陸海軍本部、 12月8日午前6時発表。帝国陸海軍は今8日未明、西太平洋上においてアメリカ軍、 イギリス軍…

深大寺

関東きっての古刹深大寺の今は紅葉真っ盛り、 お寺の参道の両側には名物の蕎麦店を連ねて 林の中の道は華やかな雰囲気に包まれている。 東京郊外のオアシスの美味しい空気を吸うと お腹の虫が鳴ってまずは蕎麦屋の門をくぐる。 この時期、新蕎麦のシーズンで…

隠居の独り言(1116)

12月16日の衆院選で稀に見る多数の政党乱立で選挙民もどの党を選んでいいかを迷う。 でも小人数で政権が取れないと分かっているのに何故立候補するのだろうか?国民は 彼らの顔見せのパフォーマンスとしか受け取れない。どんなに立派なことを言っても 実行さ…

師走になると明治生まれの祖母の面影を思う。 祖母は三日月、十三夜、十五夜、十六夜など 日にちと月の満ち欠けの関係を教えてくれた。 子守唄も♪うさぎ、うさぎ、なに見て跳ねる、 十五夜お月さん、見てはねる♪歌ってくれた。 祖母は月に兎がいると信じてい…

隠居の独り言(1115)

間もなく行われる選挙戦のテーマに「原発維持」か「脱原発」がある。日本の将来を 左右する原子力エネルギーは福島の事故以来の国民的な大課題だがエネルギー小国の 日本が原発を完全に手放すのは現実的でないと感じている。脱原発の理想は分かるが それは国…

ピアノ発表会

娘が主宰するピアノ発表会が24日に 江東区森下文化センターで催された。 生徒達の普段の練習の成果の発表で それぞれに上達しているのが嬉しい。 それに今回はピアノの発表会の他に 大勢の賛助出演の方が来て下さって 会は大いに盛り上がり大成功だった。 ヴ…

隠居の独り言(1114)

幼い頃の記憶力は侮るべからず。古希を過ぎた自分でも今は幻になってしまった 戦前の教育勅語の文言や天長節、明治節などの詞はよどみなく話すことができる。 文言ばかりでない。家族や友達と楽しんだ「いろはかるた」も一応暗記している。 幼い頃の脳は柔ら…

七五三

25日に6歳になったばかりの孫姫が 本所向島にある氏神様の牛嶋神社で 家族とともに七五三のお詣りをした。 孫達へのお祝いごとは誕生日を始め いろいろあるが七五三は幼児期から 子供へ成長した節目の厳かな儀式で 健やかに育ってほしい願いを込めて 一生一…

隠居の独り言(1113)

「ペンは剣より強い」の言葉がある。といってマスメディアはいつも正義の味方でない。 正義の味方どころか反対に偏向な記事によって国を滅ぼしかねない要素を秘めている。 古くは日露戦争後に終戦の顛末を正しく伝えないで講和条約の南樺太譲渡だけに終る 条…

小春日和

朝晩すっかり寒くなった。朝はベッドを離れるのが辛い。 先週も雨が降ったが一雨ごとに冬の足音が聞こえてくる。 「太陽と北風」の童話のように西高東低の冬型高気圧の 冬将軍様は北風を従えて日本列島に沿って移動していく。 秋も終わりに近づいて陽だまり…

隠居の独り言(1112)

北朝鮮の拉致問題が浮上していらい一部の人は帰ってきたが以来、全面解決には程遠い。 1977年当時13歳だった横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されて15日で丸35年になる。 こうした中、日本と北朝鮮の局長級政府間協議が4年ぶりにモンゴルで再開されたが はたし…

筑波山

広い関東平野を見渡すように大きく聳える筑波山。 美しい姿から東の富士、西の筑波と並び称される。 頂きが二つで男体山と女体山があるのも乙な姿だ。 家から常磐高速を一時間も走ると筑波山麓の野に 到着する。今年の紅葉前線も11月中旬になって 関東平野の…

隠居の独り言(1111)

昔からゾロ目の数字は縁起が良いとされている。ゾロ目とは2個のサイコロを振って 同じ数字が出ることで、転じて2ケタ以上の数列が同じ数字で構成されることを指す。 この「隠居の独り言」シリーズも4桁のゾロ目が出来たのは自分ながら嬉しい限りだ。 紙幣の…

喪中の葉書

歩道に枯葉が落ちている。今年もあと僅か。 既に来年の巳年の年賀はがきが発売されて その準備を考えなくてはと思っているとき、 ポストに郵便物に紛れ喪中葉書があったが 青天の霹靂というべき旧友の訃報が届いた。 何の前触れもなく突然に脳幹出血で倒れて…