2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(207)

秋「灯火親しむの候」10月27日から始まった読書週間は11月9日までの 二週間だが、最近の若い人の読書はおろか新聞も読まない傾向でケータイや インターネット、TVなどで簡単に情報や娯楽が得られるから余計にひどい。 私事を書くのもはばかれるが小学高学…

学校音楽会

孫達の通う小学校の音楽会を観賞した。 子供たちは合唱のときは皆大きな声で 可愛さの中にも迫力満点でとてもいい。 器楽演奏も普段の練習の成果が100% 発揮されてアガルことのない素直さが 大人には無い魅力なのだろう。 いつもの喧騒が嘘のように協力しあ…

隠居の独り言(206)

ここのところ全国の高校で卒業に必要な科目の授業が行われていなかった 問題で揺れているが要するに「ゆとり教育」とやらの安易で歪んだ制度が ここにきて表面にあらわれてきた文部科学省と日教組の馴れ合いの結果だ。 「ゆとり教育」で小中学校と同様に必要…

安藤美姫

フィギュアスケートのシリーズGPで 安藤美姫が天才少女で優勝候補だった 浅田真央を破り華麗な初優勝を飾った。 年齢的には若いにしてもこの世界では ベテランの域に入り集中心と執念とが 浅田真央を勝っていたのだろう。 一方で同じ日に行なわれたレディ…

隠居の独り言(205)

NHK大河ドラマの「功名が辻」は最近5年間の大河では高視聴率らしい。 大河ドラマは歴史の出来事を忠実に再現しようとして政治的な流れや戦闘の シーンなどを重視したがる男性視聴者と歴史は苦手だが話しが分かりやすい 作品を希望する女性視聴者の両方を…

秋深し

10月は一年の中で最も美しい季節だ。 若いときは春や夏が好きだったけれど 歳を重ねると秋がとてもいとしい。 都会暮らしも長いが特に東京の下町は 狭い家屋が多く寄り添うように建って 庭のある家は滅多にお目にかかれない。 江戸の市井の庶民の長屋は鳥の…

隠居の独り言(204)

北朝鮮の外務省談話「あらゆる波風にもびくともしなかった我が共和国が 堂々たる核保有国になって誰それの圧力や脅威に屈する事は話にならない」 素人の目にも北の崩壊が近づいているのは感じとることは出来る。中国は 先日に訪問した扇千景参院議長との会談…

カストリ雑誌

現代の若い人は見た事も聞いた事も 無いだろうが終戦直後の一時期には 粗悪な用紙に印刷された安い雑誌で 低俗で猥雑に満ち溢れて内容なんて まるでなくカストリ(粗悪)雑誌と 揶揄されて本屋の店頭に並んでいた。 それでも戦後の開放感からかそんな エログ…

隠居の独り言(203)

いじめの問題はいまや国民的関心のひとつだが我が家も3人の子供が小学校に 通っているので他人事ではない。それぞれに気をつけてはいるが、この問題は 子供が親や先生に相談しない例が多く憂鬱でしつこく質せば親と子の間柄にも 傷がついて家族関係にもヒビ…

お稲荷さん

例えが悪いが江戸の昔に多くあるのは 「伊勢屋、稲荷に犬の糞」と川柳にも 詠われてどこの町にもあるお稲荷さん。 東京だけでも何万とあるのだろうか。 本元は伏見や豊川なのだろうが地方に あるのもそれぞれに由緒や縁起があり 稲荷信仰は奥が深いのだろう…

隠居の独り言(202)

秋のスポーツ新聞を見ていると毎日のように選手の引退の記事が載っている。 引退にもさまざまなケースがあって日本ハムファイターズの新庄剛志などは 彼の業績や私財を出して子供たち多数を球場に年間招待したなど美談が多く あの若さの引退は惜しまれるが同…

兄妹5人

赤子が帰宅して兄妹5人の生活が始まった。 初め「赤ちゃんが寝ているから静かに」の 注意には最初はおっかなびっくりの静寂も たったの数分間でいつもの喚きやケンカで 喧騒は元に戻って前と全然変わらない。 しかし赤子は気にもせずに、すやすやと 眠って…

隠居の独り言(201)

先週中川昭一自民党政調会長が「日本に核が有ることで攻められる可能性が 低いという論理はあり得るわけだから議論はあっていい」と語った事に対し 野党だけでなく自民党内部まで「ゆゆしき問題」と驚くほどの反対論が出て 米国のブッシュ大統領も「中国が懸…

バザー

毎年行われる学校のバザーにいった。 この下町あたりは中小企業の集まりで 出品される品々は多種多様で豊富だ。 バザーのこととてプライスも超安値で 日用品や飾り物まで山のようにあった 品物がまたたくうちに売りさばかれて この日のバザーは大成功だった…

隠居の独り言(200)

このエッセーモドキの独り言も200回を数えるが習慣的に続けていると 頭の体操、手先の体操など血流が良くなってボケ予防の健康のためと 思いつつ楽しみながら綴っている。歳を取ると普段使っている言葉が とっさに出なかったり固有名詞を忘れたり健忘症状が…

観光船ヒミコ

秋の好日が続いているが隅田川観光は どうだろう。いつも見慣れた隅田川も 目線を川面から見れば、違った東京の 景色を見上げる事ができる。隅田川に 架かる数々の橋のデザインや川に迫る 高いビル群など新しい発見が多くあり 時間の過ぎるのを忘れさせてく…

隠居の独り言(199)

今日10/19日は日本とソ連(ロシア)とが戦争状態に終止符を打ち国交回復を して共同宣言に調印して50年を迎える。その共同宣言は「平和条約締結後に 歯舞・色丹の二島を返還し国後・択捉については交渉の中で協議する」との ことで妥協したが50年もの長い年…

お江戸日本橋②

徳川家康が江戸に幕府を開いた時に 日本橋を日本の中心に定めて街道の 出発点にしたがその後もその考えは 継承されて日本の道路元標とした。 現在も道路起点で上り下りの呼称も 上りの頂上は日本橋で一番高い所の 日本橋ブランドは商人達には憧れの 場所で多…

隠居の独り言(198)

初恋という言葉は幾つになっても懐かしい甘い思い出で胸の内がときめく。 某新聞の地方版でこんな微笑ましい記事を見つけた。今年は伊藤左千夫の 代表作「野菊の墓」が発表されて100周年にあたるそうだが小説の舞台に なった松戸市矢切地区の風致保存会が「…

お江戸日本橋①

江戸の浮世絵の橋には大勢の人達が 橋を行き交う様子が描かれているが 空はあくまで広くて遠くには富士を 眺めるものもあって江戸の中心地に 相応しい風景があった。 ところが 東京オリンピックの時に高速道路が 橋の真上に被さるように建設されて 惨めな姿…

隠居の独り言(197)

福岡・筑前町でまたも起きた中学校のイジメによる自殺事件は怒りの気持ちの もって行く場を知らない。自殺の前日に複数の生徒が被害者にトイレの中で ズボンを下ろさせる行為はやらせた生徒全員の実名を公表するべきだと思う。 君たちの行なった事はいかに野…

新しい命

10月16日9時52分娘は女児を出産、 なにより母子共に元気なのに安心した。 生まれたての赤ん坊はジジバカの目を 通して見ればとても可愛くしっかりと した泣き声も耳に心地よく頼もしい。 娘には5人目の子で3男2女の母親と なってこれからは忙しいことだろう…

隠居の独り言(196)

世の中景気がいいらしい。今の景気が40年前戦後最長の「いざなぎ景気」を 回復期間で並び来月には最長の更新が確実となったらしいがほんまかいな? 日本の神話ではイザナギノ命とイザナミノ命が雲の上から剣で水のしずくを 落として大八州(おおやしま)つま…

秋の祈念堂

いつもの散歩コースは横網町公園から 安田庭園→国技館→江戸資料館と続く。 公園の昔は陸軍被服廠だったらしいが 関東大震災で焼けて現在は跡形も無い。 その祈念堂の花壇は毎月植え替えられ 四季の移ろいを教えてくれるが十月の 花はサルビアとマリーゴール…

隠居の独り言(195)

つい最近までは野党党首や自民党の中でも首相が靖国神社参拝を止めなければ 日中関係の改善は無い、と断言した政治家が多かったけれど安倍慎三新首相が 訪中、訪韓した際にも「行くか行かないか」のあいまい戦術でも中韓は破格の 厚遇で迎えた。そもそも靖国…

猿江恩賜公園

今週はずっといい秋日和が続いている。 先週に降った雨のせいか空がとても青く 爽やかな気候は一年の中でも今が最高だ。 歩いていても足は軽いし歩幅も普段より 倍くらいの感じになるのは気持ちがいい。 ここ猿江公園は錦糸町の南の方で下町の 雑踏のなかに…

隠居の独り言(194)

「読書の秋」「灯火親しむの候」という言葉は聞かれなくなって久しいが 最近のケータイの流行りは幼い小学生でも持っているのが当たり前になり 指運びばかりが発達して人間関係も絵文字入りメールがあれば心が通じると 思っている人が多いがそれは大きな勘違…

芭蕉記念館

10月12日は芭蕉の忌日で青桃忌とも 時雨忌ともいわれている。松尾芭蕉は 旅が好きで36歳の若さで隠居をして 定住を捨て財産を捨て家族まで捨てて 旅三昧の生涯を送る。奥の細道はじめ、 毎年のように各地を巡り人生の終焉も 旅の途中で、51歳で没とは勿体な…

隠居の独り言(193)

商談がまとまり注文書が送られてくると「よかった!今夜は一杯いきましょう」 会社勤めの頃には社長はじめ同僚たちは待っていたように酒場へ乗り込んだ。 ところが下戸はそれが苦痛で困ったものだ。下戸は人生の楽しみは半分と言う。 祖父も親も呑ンベーだっ…

Happy Birthday

10月は7歳になる孫娘の誕生日で 上下に男兄弟に挟まれた女の子だが 玩具ひとつも男の子用ばかりなので 遊びも喧嘩もしっかりとしている。 それでもさすが女の子でお母さんの 手伝いで洗濯干しや皿洗いや果物を 剥くのも手馴れてきて頼もしい。 このまま素直…