隠居の独り言(203)

いじめの問題はいまや国民的関心のひとつだが我が家も3人の子供が小学校に
通っているので他人事ではない。それぞれに気をつけてはいるが、この問題は
子供が親や先生に相談しない例が多く憂鬱でしつこく質せば親と子の間柄にも
傷がついて家族関係にもヒビの入るやっかいな問題だ。まして行なわれている
場所が学校内に多いので親として手の打ちようがない。そこで先生にお願い
したいのは担任を受け持った時、初めて顔を合わせる生徒たちに対して校長や
PTA役員も立ち会いのうえで、はっきりと宣言をして語りかけてほしい。
  『初めに私とあなたたちと約束したい事があります。それはこのクラスからは
いじめが出る事は絶対に許さないことです。いじめはとても罪は重く侮辱や
脅迫または暴行罪にも当たります。もしいじめをしたらこのクラスで授業を
受けることは出来ないばかりでなく、親にはもちろん警察にも連絡します。
少しでもいじめを受けたり、それを見かけたら先生に必ず教えてください。
私は命をかけてもその人を守ります。これは先生とあなたたちとの約束です』
このような宣言を教室の中で行なったら生徒は安心もするし先生への信頼感は
厚いものになるだろう。学校の教育の基本方針にぜひとも取り上げて欲しい。
弱い子供は孤独が危険で誰かがいつも自分を守ってくれる安心感を与えたい。
いじめの最初は小さな原因から発展して、やがて泥沼のように深みに入るが
北海道や福岡の事件もはじめの頃に適切な処置があればと思うと悔やまれる。
いじめを苦に子どもが相次いで自殺する事態を重視して法務省人権擁護局では
電話相談に乗り出すらしいが、それより前に現場いる先生たちにどうして相談
出来ないのか、先生への不信がここまで来たのか、いじめられっ子を守れない
先生だったら今日にも辞職願いを出していただきたい。先生の資格を問う!