2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(1312)

七月も今日で終り、暦通りの「大暑」で各地の真夏のニュースが紙面を賑わせている。 一日で最も暑い午後は空調の効いた近くの図書館でいっときを過ごすことにしている。 良寛さんは「散る桜 残る桜も散る桜」と詠んだが、この句が身に沁みる今日この頃で 昨…

蝉時雨

つい最近まで子供の夏休みとなれば麦わら帽子、 半ズボン、持ちものは虫取りの網が定番だったが ゲームやスマホ等や塾通いで子供は見かけない。 でも夏の音の風物詩は何といっても蝉時雨だろう。 近くの公園もアブラゼミやツクツクボウシが喧しい。 しかし小…

隠居の独り言(1311)

東京都の舛添知事は25日、韓国のソウルで朴槿恵大統領を表敬訪問し会談をした。 会談では朴大統領は、相変わらず「従軍慰安婦問題」で日本側の努力を求めたという。 韓国の嫌日は日本大使館前に慰安婦像を設置したり、テロリストの安重根を中国の ハルピン駅…

隅田川花火

今年も隅田川花火は大輪を咲かせた。 ここ数年、雨に祟られた両国だったが 今年の天候は絶好の花火日和だった。 両国といえば日本最古の花火大会で 花火は戦国時代に鉄砲伝来とともに 伝わったというから相当古い伝来だ。 しかし盛んになったのは江戸時代で …

隠居の独り言(1310)

また八月がめぐってくる。敗戦のあの夏の日から70年もの歳月が過ぎたかと思うと 言いようのない虚しさが心に込めてくる。過ぎていった時間、変りゆく事象、一つとして 留まることなく、色褪せていく。敗戦のあの日の天皇のラジオの声を聞いた日本人は どれほ…

ノーゼンカズラ

近くの公園では遅咲きのノーゼンカズラが咲いている。 ノーゼンカズラは梅雨時から夏にかけ咲く橙色の花で 蔓科の植物だが、公園に設けられた花の棚の下では 夏の日差しを遮り、設置されたベンチは納涼に最高だ。 ノーゼンカズラを漢字で「凌霄花」となるが…

隠居の独り言(1309)

梅雨が明けた。愈々夏のシーズンで、子供たちは夏休みが待っているし、若者たちは レジャーや遊びに出かける楽しみに満ち、家族連れは海や山の旅行に夢膨らませる。 年寄りは旅に出かける元気なく家でクーラーをかけテレビ三昧で夏の過ぎるのを待つ。 夏は年…

村治ギター教室発表会

7/20日、第42回村治ギター教室発表会は 秋葉原近く台東区民館ホールで開催された。 前回まで亀戸カメリアホールだったが会場の 都合で今回は台東区のホールになったとか・ 自分がレッスンを受けていたのは17回から 30回までだから退会して12年も過ぎている。…

隠居の独り言(1308)

文豪・川端康成の若き日の初恋の相手だった人と交わした書簡11通が発見された。 「君からの返事がないので毎日毎日心配で、じっとしていられない」「恋しくて恋しくて 早く会わないと何も手につかない」15歳の伊藤初代に宛てた一節だが、初代からの 返事が…

桔梗

梅雨も終わりに近づき、可憐で優雅な 紫色に染めた桔梗の群生が素晴らしい。 これから暑い夏がやってくるというのに 「秋の七草」の馴染みの深い草花とは 万葉の時代から、日本人は気が早い。 茨城県立植物園は四季折々の花々が 訪問者した人の気持ちを癒し…

隠居の独り言(1307)

12日未明に起きた東日本大地震の余震と思われる緊急放送と揺れに叩き起された。 3年が過ぎてもまだ余震が残るとは今更ながらM9クラスの超大型地震は凄いと思う。 それとは別に関東地方に近々大地震が来るのが必至と気持ちのうえで分かっている。 気持ちの…

お盆

梅雨の晴れ間は日差しが暑い。 特に西日の暑いのには堪える。 エアコン生活に慣れているから 夏が暑いというのは理不尽な ことのようにカン違いしている。 実は夏が暑いのが当たり前だ。 近くの桜並木の木陰が嬉しい。 頭上から蝉の声が聞こえだした。 今日…

隠居の独り言(1306)

日曜日夜の楽しみはNHK大河ドラマ「軍師・官兵衛」だが、昨夜は今年の折り返しの 「本能寺の変」で、明智光秀(春風亭小朝)が主君・織田信長(江口洋介)の度重なる 嫌がらせや酷い仕打ちに謀反を起こし、信長が少数の家来だけ従え京都・本能寺に 泊まり油…

大河ドラマ特別展

江戸東京博物館はNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の 特別展を開催している。ドラマの中身はテレビにして 展示されている戦国武将たちの甲冑や武具を見て いつも思うのは、甲冑を身に付けるだけでも窮屈で 重くて、それに夏でも冬でも甲冑は「着た切り雀」で 普…

隠居の独り言(1305)

お盆が近いのか、ここ数日、新聞の広告チラシに墓地の案内が何枚か入っている。 最近は墓の概念も変わり先祖代々のお墓も核家族化の影響でお参りする人も途絶え 整地されてしまった墓も多いと聞く。「○○苑」などという墓地が死者の魂の救済より ビジネスにな…

台風8号

大型で強い台風8号は日本列島を駆け抜けた。 関東も梅雨どきと重なって大雨を降らせている。 梅雨の呼称の雨なら樹雨、青葉雨、五月雨など いろいろ呼び名があっても台風はそんな風流な ことはいっていられない。地球温暖化の影響で 近年は大型台風などの気…

隠居の独り言(1304)

毎年、梅雨時になると終戦の年、福島県白河に住んだ日々思う。生活も厳しかったが 家のそばに小さな川が流れていて夜になると無数の蛍の光の演舞を見たことが蘇る。 毎晩の灯火管制で家に電気を就けることは許されなかったが、その分、部屋に入った 蛍がひと…

半夏生

夏至から二週間ほどが暦の上では 半夏生で7月上旬を指しているが 半夏生という草も葉を半分白く染め 湿地に生え見る人を楽しめせている。 半夏生とは、なかなか洒落た名前で 夏が登場する露払いの役をしている。 日本列島がすっぽりと梅雨最中だが でも、や…

隠居の独り言(1303)

最近のおめでたいニュースに、7月4日に高円宮家の次女、典子さまと出雲大社の 神職、千家国麿さんの結納に当たる「納采の儀」が行われ今秋に出雲大社で挙式の 予定で皇室典範の規定により典子さまは結婚後に皇族の地位を離れられるという。 皇室の祖先である…

七夕

銀座で見かけた七夕飾りの短冊に驚いた。 田中貴金属・銀座店の店頭の七夕飾りの 笹の葉に金の短冊で黄金色に光っている。 店の広告塔といえ、さすが田中貴金属で 今夜の七夕は金満家になった夢を見よう。 店員さんに、何か書きませんかと言われ 短冊に一筆…

隠居の独り言(1302)

蒸し暑い日が続く。最近物忘れがひどいと前に述べたが、暑さで記憶力も低下する。 自分の子供の頃の教育は全てが暗誦主義で、訳も分からず何かと暗誦させられた。 幼い頃のカルタ遊びに始まり「犬も歩けば棒に当たる」幼児には意味は分からないが でしゃばる…

お中元

毎年この頃お中元の品を求めにデパートに出かける。 昨年あたりからアベノミクスとやらの影響で贈答品も 高級志向とかで個々の単価も高くなっているそうだが 長い不況に喘ぐ繊維産業にはその影響が届かない。 日本の文化が「和」が基本であるようにその象徴…

隠居の独り言(1301)

ここにきて集団的自衛権という言葉が飛び交っている。今までに耳慣れない言葉だが 政府が国際平和協力を目的とした自衛隊の海外派遣に関する新法を創設するとかで 世論が大きく分かれている。マスメディアの報道姿勢も賛否極端で読売、産経などは 賛成が反対…

大賀ハス

休日は千葉市・千葉公園に大賀ハスを鑑賞した。 大賀ハスは千葉県の某遺跡で発見されたという 2000年前の種子から発芽した古代ハスというが 生命という不思議は俄かに信じがたいこともある。 大賀先生という方が僅か3粒の蓮の実を発見し そのうち1粒だけ育っ…