2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(64)

オウム真理教の浅原彰晃の裁判で高裁の控訴棄却決定は弁護団が期限内に 控訴趣旨書を提出しなかったのが理由らしいが、決定が覆る可能性は低く 死刑判決が確定的らしい。法律の専門家ではないのでとやかく言う資格は 無いがそれにしても裁判が長過ぎるのと浅…

水ぬるむ

いつもの散歩コースの安田庭園では 春の陽射しに池の鯉が元気を取り戻し 亀は巣穴から出て甲羅干しをしている。 水鳥たちも行水で羽を洗ってお洒落に 余念が無い。おたまじゃくしの群れも 水中で遊んでいるかのように見える。 春休みに入って孫たちも爺の散…

隠居の独り言(63)

昨日の生活、今日の生活はたいして変わりなく毎日がマンネリのように 過ぎていくが年重ねるごとにその思いがしてまたも明日の夢が遠のく。 マンネリと言うとなにかマイナスイメージの感じがするが一日24時間は 宇宙の原則だし人間生まれて死ぬまで同じリズム…

「花」

♪春のうららの隅田川 上り下りのふなびとが・・♪ 中学生の頃、滝廉太郎の「花」で 隅田川土手のさくら並木に憧れて 上京しての初めての東京見物は 自転車に乗って土手を見に行った。 あれからウン十年の歳が流れたが 高速道路建設の一時期を除いて 欠かさず…

隠居の独り言(62)

最近の日本語の言葉遣いが少し変わってきた気がしてならない。ときに 不快な思いをして違和感を覚える場合が多々あるが時代とともに言葉も 生成変化していくのだからある程度仕方がないのかもしれない。けれど ラジオやテレビのアナウンサーが間違った言葉遣…

CA4LA

「カシラ」と読む。社のお得意先だ。 帽子に関する全てのファッションの ジャンルを網羅した帽子屋といえば 全国ではカシラの右に出る店はない。 本店は原宿だが北海道から九州まで 20数店舗におよび海外にまで出店 しているブランドは新鮮で個性的な 品々…

隠居の独り言(61)

新聞報道によるとアメリカ、ロスアンゼルスの交通局で清掃業務などに 従事していた100歳の男性が退職し76年にわたったサラリーマン人生に 幕を閉じた。しかも50年間も無病で医者にかからず欠勤したのは愛妻が 亡くなった一日だけと言うが、ご本人によると長…

活け花

日曜日に東京フォーラムで活け花の 假屋崎省吾のトークショーを見た。 この手の催し物には縁が無かったが 誘われて観賞しに行ったら、結構 見ごたえがあって充分に楽しめた。 あのタイプの男性は好みじゃないが 華道家としては今売り出しの寵児で 一時間あま…

隠居の独り言(60)

趣味の一つはギターの弾き語りだがその練習時間がなかなかままならない。 楽器の練習は音を出すので家族との暮らしの中で迷惑を掛ける部分もあるし 一人で部屋に篭って練習するのもつい気が引けて家族の和を優先してしまう。 サイレント楽器もなんとなく違和…

大相撲春場所

かつて荒れる春場所のイメージが あったのに終わってみれば朝青龍、 栃東に期待はしたがこれで日本人 横綱は少しおあずけだかどうか。 関脇白鵬の大関取りや怪我をおして 琴欧州の健闘はハングリー精神の 日本人力士との差の違いだろう。 それにしてもモンゴ…

隠居の独り言(59)

最近は女性の社会進出が著しくそれはそれで結構なことだがいわゆる 男と女の立場が変わってきて古い昔の人間としては違和感を覚える。 与謝野鉄幹の有名な歌に「妻を娶らば才長けて見目麗しく情けある」 があるが見目はともかく才長けて情けある晶子を嫁にす…

ひたちなか海浜公園

茨城県水戸北部の海岸に位置する この海浜公園の広さは特筆もので とても一日では回り切れない。 国営公園とあって自然は豊かで 料金もリーズナブルなのがいい。 今の季の花は水仙と梅が見ごろで 一年を通じいつも花を楽しめるが 空気がいいのか花の色香が新…

隠居の独り言(58)

ペトコ・パークでニッポンコールの渦巻くなかで王貞治は宙に舞った。 WBCの優勝は沢山な話題と野球の将来に明るい展望が見えるようだ。 王貞治は少年の頃リトルリーグのメンバーで隅田公園の傍のグランドで 仲間の少年達と野球で汗を流していた。当時は野球…

亀戸天満宮

「東風吹かば思いおこせよ梅の花」 東京の天神さまと言えば湯島と並び 亀戸天満宮も江戸の昔から信仰され 広重の風景画にも出てくる太鼓橋や 梅園、藤棚など境内を歩くだけでも のんびりと昔を偲び心が癒される。 東京は桜も咲いたが春の暖かい風に ほんのり…

隠居の独り言(57)

改憲と言うと好戦論者に思われてしまいそうだが実際は反対で誰も 命を賭けてまで戦争なんてしたくない。ただ世界はそんなに甘くは ない事を知るべきだと思う。国際的な付き合いはカードのポーカーに 似てハッタリと度胸と多少の狡さが無いといつも損ばかりさ…

流鏑馬

早春の休日小田原城址公園で行われた 流鏑馬を見た。鎌倉時代の古式ゆかしく 勇ましい武士の狩装束に身をまとい馬と 一緒に全速力で駆け抜けながら一気に 弓で的を射るこの競技はすごい迫力だ。 その気迫と昔の武士道の美しさも見た 思いで衣装、作法、礼儀…

隠居の独り言(56)

トリノ五輪でフィギュアスケートの金メダリスト荒川静香や天才少女 浅田真央などの華麗な演技を見てスケート熱が急上昇して女の子達で 各所のリンクが一杯らしいが一つの流行で終わらせたくないものだ。 かつてボーリングの中山律子やゴルフの尾崎将司等は一…

WBC世界一

日本列島の老若男女全てが沸いた。 日本の野球史上でこんなにみんなが 一丸となって燃えた事はあったろうか。 巨人ファンも阪神ファンもロッテファンも 野球ファンでない人も興奮して叫んで 喜んで泣いた感動を私は知らない。 野球に神頼みも無いものだが8…

隠居の独り言(55)

岩国の基地増強反対運動の一環に住民投票が行われ9割の反対票が あったが分かりきっているこの手の手法は何の意味があるのだろう。 近所に葬儀場やゴミ処理場等が建設される時の反対運動に似ている。 誰だって基地近辺の騒音は嫌だし問えばNOと言うに決まっ…

WBC準決勝

昨日のWBCの対韓国では日本中が 沸いた。野球は九回二死からと言うが 今回ほどドラマチックに展開された 流れはかつてなかったに違いない。 崖っぷちから這い上がり決勝戦にまで 進めた「運も実力のうち」の言葉の 思いで選手の活躍に全てが酔った。 王貞…

隠居の独り言(54)

日曜日のNHKの大河ドラマ「功名が辻」はいよいよ佳境に入って 信長、秀吉、家康の戦国時代の御三家が最も輝かしい活躍の時期が 進んでいるところだが今回のドラマの男優のキャスティングがいい。 信長の館ひろし、秀吉の柄本明、家康の西田敏行は、はまり役…

春が来た

今週後半からすっかり春めいて 街を歩く人々もコートを脱いで 着る物も春色に変わっている。 寒さにちぢこまっていた孫たちも 公園で思いっきりに飛び跳ねて 嬉々と遊ぶ姿はやはり春がいい。 三月は卒業、入学と親は忙しいが 成長の節目は一つの年輪が増える…

隠居の独り言(53)

中国も一世紀前の清の時代は欧米諸国に食い荒らされて植民地化され 領土も資源も巻き上げられ人々は奴隷のように扱われて人心は疲弊し 地方では群雄割拠して国としての尊厳も体面も無くしていた。 ロシアからシベリア、沿海州など奪われイギリス、ドイツ、フ…

蛍の光

弥生吉日、孫娘が幼稚園を卒業した。 成長の過程でも女の子は、おませで お喋りでなにかとよく泣きじゃくる。 幼稚園に通うくらいの年頃は甘えて 理屈を越えてたまらなく愛らしい。 これが爺冥利に尽きると言うものだ。 通った幼稚園は運動会や敬老の日で 招…

隠居の独り言(52)

日本の憲法だから日本人自身で作りたいものだとつくづくと思う。 戦後の占領軍(GHQ)当局は当時の日本人を骨抜きにしようと 軍隊を認めない憲法の草案を日本政府に示してすぐに施行された。 見方を変えれば他国を占領する植民地支配の手法と寸分変わらない…

浅草芸人

戦後間もなくのころエノケン一座は 健在で芝居やラジオで活躍していた。 日本のチャップリンとも言われ一世を 風靡した昭和の喜劇王は歌も上手い。 「洒落男」「私の青空」「月光値千金」 一時はオペラ歌手も志したぐらいで 声も素晴らしくそのキャラクター…

隠居の独り言(51)

家の敷地に泥棒が入って物を取られて黙っている人がいるだろうか。 国家の主権侵害とはそのようなもので北朝鮮に日本人を拉致され、 韓国に竹島を占領され、ロシアは北方領土を返さず、中国は日本の 資源を奪いあげくに尖閣諸島や沖ノ島までイチャモンを付け…

浅草吾妻橋

上京した1949年初めて見た東京の 遠望は浅草橋駅のホームからだが 戦後の復興の真っ最中で粗末だった バラック小屋の群落の向こうに浅草 松屋のビルが一つポツンと立っていた。 あれから半世紀の変貌は目を見張るが 今は松屋のビルも周りの建物群の影に なっ…

隠居の独り言(50)

二階俊博経済産業相や外務省に聞きたいのは中国からあれほどの 無理難題を突きつけられても頷くだけで帰る気持ちが分からない。 中国の共同開発論は日中中間線の日本側で中国側は中国の物と言う 自分勝手な論理はオレのものはオレのもの、オマエのものは半分…

北帰行

最近は不忍池の冬鳥たちも北帰行が 始まったか随分と数が減ったような 気がする。この鶴のカップルもいつ 旅立とうか目下思案中なのだろう。 鶴は一生一つのツガイを守るとして 夫婦円満の象徴とされて愛されたし 長寿の生き物として目出度い日には 欠かせな…