2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(563)

近頃、物価高が話題になっている。ガソリン、食料品、そのうえ電気ガス料金・・ 先だって原油高騰のあおりで漁船が一斉に漁を止め政府に赤字補填を迫ったので 早速、自民党は近い選挙のためか補填を検討するとの事だが待ってもらいたい。 原油高の影響は漁業…

鉄板焼

夏バテには何といっても鉄板焼きが最高だ。 シェフが目の前の鉄板で肉を焼く腕捌きの 無駄の無い手順の良さに見惚れてしまうが ステーキの肉が焼けるにつけ、その匂いと ジューシーな音が迫るように食欲をそそる。 自分は脂身の少ないフィレ肉が好きだが タ…

隠居の独り言(562)

NHK大河ドラマ「篤姫」は、父・斉彬(高橋英樹)、夫・家定(堺雅人)の死で ひとまず前半が終え、未亡人となった篤姫は落飾して天璋院(宮崎あおい)となる。 政界のほうも大きな曲がり角を迎え、大老・井伊直弼(中村梅雀)が勅許を待たず 日米修交通商…

酷暑

「言うまいと思えど今日の暑さかな」 友のよっちゃんが英訳して下さった。 (You might think todays as fish.) asサカナが実に秀逸、座布団10枚! 「お暑うございます」会う人、会う人、 挨拶言葉は決まっている。暑さの事は 今更言っても詮ないが、言わな…

隠居の独り言(561)

最近の政界で煙草の値段を1箱1000円にしようという話しが持ち上がっている。 公共の場所での禁煙が進み、会社や家庭でも室内禁煙、部屋は分煙など愛煙家には 逆風が吹きつける世の中だが、実際に煙草は健康に良くないというデータが次々と 発表されている。…

花火

今週の東京下町は花火のオンパレードで 一昨日が江戸川・柴又、昨日が荒川・千住 明日が隅田川・両国と目白押しの状況だ。 江戸の花火は将軍・吉宗の享保の頃からと 言われているが、その時代は毎年のように 大凶作やコレラが大流行して供養のための 水神祭…

隠居の独り言(560)

教育の根幹を揺るがす事件の発覚は、以前から薄々は感じていたけれど、ここまで ひどいとは呆れてしまう。大分の教員採用試験をめぐる汚職事件は合格して採用の 教員の半数が不正合格だったというから、先生の半分は教える資格が無いといえる。 それでなくて…

歌舞伎

「親子で楽しむ歌舞伎鑑賞教室」の催しで 孫と久しぶりに国立劇場で歌舞伎を見た。 演目は歌舞伎三大名作の一つといわれる 「義経千本桜」で、筋書きはともかく 大掛かりな舞台装置や、役者の仕草や 義太夫節の説明などあって上演が始まる。 想像以上に舞台…

隠居の独り言(559)

一年は早いもので大河ドラマ「篤姫」も前半を終え愈々後半に入っていくが、 先週の徳川家定と島津斉彬の死で後半のドラマに見られないのは淋しい限りだ。 史実は変えようがないが、今回の大河の多くのキャスティングのなかで最高の はまり役だったのは家定役…

夏休み

今週から子供達は夏休みで喜んでいるが 大人たちには憂鬱な日々がやってきた。 朝から夜まで喧騒が絶えず、そのうえに 学校の給食も無くなったので昼食作りも 加わってママは大変な思いをしている。 それにしても、いったい夏休みの意味は 何なのだろう?暑…

隠居の独り言(558)

我が家は浄土真宗西本願寺派に属しているがそもそも浄土宗は鎌倉初期の 法然上人が興したもので、その弟子の親鸞によって真宗が全国に広められ、 信仰するものを門徒という。日本の宗派のなかでは最も人数が多いらしい。 キリストやイスラムの一神教ではゴッ…

夕立

東京は梅雨がまだ明けていないのに 連日暑いのは、そろそろ梅雨明けの 兆しなのか。ここ、一週間の天気は 決められたように朝は曇りで日中が 晴れ、夕方になれば雲が厚くなって ときおり時雨が降り去っていく。 激しい雨も局地的で長くは続かない。 「夕立は…

隠居の独り言(557)

東京地方は盆の最中で新聞の折り込み広告には墓地分譲の宣伝チラシが多い。 墓が無いので買おうかという半面に、無信心・無宗教の自分に墓は必要かと 自身に問うてみる。友が霊園の分譲墓地を買って「死んだら行けるところが 出来たよ」と喜んでいたが素直に…

ビール

夏が近く生ビールの美味しい季節になってきた。 吾妻橋際にあるアサヒビール本社ビルの全体が ジョッキを模ったもので今では浅草名物の一つだ。 下戸の自分も休日前の夕飯前に冷えた缶ビールを 喉を通過させるのは何とも表現し難い美味さで、 つまみは枝豆と…

隠居の独り言(556)

現在、日本橋高島屋8階ホールでは「篤姫展」が催されているがドラマの オープニングを彩るタイトルバックの説明や撮影に使われた衣装や小道具など 展示されてとても参考になる。テーマで薩摩切子のビードロが舞っているのは かつて島津斉彬(高橋英樹)が薩…

桔梗

梅雨空の下で桔梗が咲いている。 秋の七草の一つだが、夏がまだと いうのに今頃の時期がよく似合う。 しっとりとした空に応えるように 神秘的な薄紫色の花は見るほどに 柔らかく可憐でうっとりとする。 紫はいにしえの代から最も高貴な 色とされ、なかでも桔…

隠居の独り言(555)

「美しく死ぬのは難しい事ではない。だが美しく歳をとる事は至難の業だ」 フランスの作家アンドレ・ジードの言葉だが今は病院で亡くなり看護士が 「死に化粧」を整えてくれれば美しく死ねるがそれは自らの努力ではない。 先日、ヘルパー養成講師の羽成幸子さ…

帽子

小さな帽子製造会社を営んでいる自分だが平成に入り 帽子産業の斜陽化は著しく絶滅寸前の動物のようだ。 若い頃は帽子が売れたものだが最近は被らなくなった。 かつては気のきいたレストランやホテルのロビーには スタンド形の帽子掛けが置かれてあったが、…

隠居の独り言(554)

洞爺湖サミットのニュースが報道面を賑わしているが、それに隠れて日本は 戦後初めての画期的な経済危機の状況に瀕している事を知らねばならない。 先週の東京株式市場は半世紀ぶりという奈落の連日続落があり会社の資産が どんどんと減っていく。売る側の大…

遣らずの雨

恋人と逢瀬の時、時計が止まって欲しい。 そんな時に、雨がざぁざぁと降ってくる。 雨が止むまで待って、と引き止めようと せつない女の気持ちを折よく降った雨に 託した言葉で、いじらしいまでの女心が 表された日本語の素敵な言い回しだ。 恋人をいつまで…

隠居に独り言(553)

戦国時代の独裁者といえば織田信長だが、その志半ばで非業の死を遂げる。 後に天下を取った徳川家康は信長を反面教師と捉えて日本人には専制的な トップ・ダウン方式は合わないことを悟り、江戸に幕府を立ち上げた時に 政治は話し合いが最も良いシステムと考…

歌・ピアノ・ギター

近所の音楽好きの人たちが集まって 墨田区内の某レストランで発表会が 行なわれた。ピアノを弾く子供たち、 本格的な歌曲を歌うお母さんたち、 その他ピアノのソロや連弾が続いて 最後は自分の拙い弾き語りを演奏し 和気あいあいのコンサートだった。 子供は…

隠居の独り言(552)

江戸時代の後期に幕府の下役人で千島のエトロフ島に赴任していた間宮林蔵が 地理や算術の才能を持ち同地に来ていた伊能忠敬に測量技術を学び、幕府から 享和3年(1803年)西蝦夷地を測量する事を命じられ樺太が大陸と離れた島で あるのを発見し国際的にも間…

小さな孫たち

「お孫さんが多くて幸せですね」と みなさまがおっしゃってくださる。 たしかに現代の核家族時代に逆行の 我が家の家族構成だがジジババには 孫の世話は楽しさ厳しさが同居して 毎日が気の抜けない面倒に追われる。 でも三世代同居は実に楽しいもので、 ジジ…

隠居の独り言(551)

愈々7日から洞爺湖サミットだが、主題は地球環境や諸々の問題が山積して 福田首相も忙しいけれど世界の首脳が集まる日本主導の席で日露間の懸案の 北方領土を議題にする絶好のチャンスなのに、何故取り上げないのか理由が 分からない。福田首相の考えでは領…

ひまわり

かれこれ40年ほど前イタリア映画で ソフィアローレンの「ひまわり」が 上映されて感激したことがあった。 魅力的な女優ソフィアローレンの 悲哀物語だったが恋人との出会いの シーンが今も思い出すが、主題歌の ヘンリー・マンシーニも良かった。 何も昔ばか…