歌舞伎

harimaya2008-07-23

「親子で楽しむ歌舞伎鑑賞教室」の催しで
孫と久しぶりに国立劇場で歌舞伎を見た。
演目は歌舞伎三大名作の一つといわれる
義経千本桜」で、筋書きはともかく
大掛かりな舞台装置や、役者の仕草や
義太夫節の説明などあって上演が始まる。
想像以上に舞台の仕掛けや演技の迫力は
素晴らしい。詠う義太夫節にも字幕が出て
初めて見る子供にも分かりやすくていい。
物語は義経が兄頼朝に追われる都落ちの時代背景に、もし平家の武将が生きていたら・
という設定が絡み合い、人の生き様の悲喜こもごもが歌舞伎を通じて心に染みていく。
歌舞伎とはいいものだ。400年以上の伝統芸なのに新しいものを見た気分で劇場を出た。