2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(364)

秋に公開される映画「象の背中」は「余命半年」をテーマに命を見つめ直す 話題作だが、「あなたの余命は半年です」不動産会社で働く48歳の営業部長 (役所広司)が医師から末期の肺ガンである事を告げられる。医師は入院と 治療を薦めるが彼は一切の延命治療…

六月みそか

梅雨時の夕暮れは美しい。夕映えの光の 屈折が適度な湿度で幻想的に映っている。 早いもので六月末で今年も半ばを過ぎた。 「六月みそかは年のへそ」ヘソが身体の 中心にあるように一年の真ん中に当たる。 昔の人は、うまいことを言ったものだが 陰暦でも陽…

隠居の独り言(363)

夏のボーナスを安倍首相はじめ主要閣僚が社保庁の不祥事で返納するという。 当たり前の話だがこれで帳消しになるわけではない。社会保険庁の事を書くと 血圧が上がるばかりだが、もしも社保庁が民間企業だったらどうなるだろう。 ボーナスどころではない。会…

上野鈴乃屋

孫娘の七五三が近いので散歩がてらに 婆とあちこちの呉服屋を見て歩いた。 キモノを見に行くなら上野の鈴乃屋は 品揃えの豊富さではピカ一の広さだが 二階正面にNHK大河「風林火山」で 主役達の着た衣装が展示されている。 舞台衣装は鈴乃屋が提供したら…

隠居の独り言(362)

私はアメリカが好きだが最近連邦議会下院で慰安婦をめぐる対日非難決議案が 上程されているのを聞くとアメリカが同盟国の日本を傷つけてまでメリットが あるのだろうか。旧日本軍が強制連行したという慰安婦問題は何の根拠も無く 一部の軽薄な人たちの言葉を…

授業参観日

日曜日は小学校の参観日に行ってきた。 我が家では3人が通学しているので 各々の教室へ順次に回ったが孫たちの 勉強姿を見て安心もし頼もしく思った。 4教科のほかに図画、工作、音楽など 自らの作品を発表して感想を述べたり 意見を交換しあったりして、…

隠居の独り言(361)

子供のころに読んだ本で忘れられないのは「真田十勇士」の逸話で猿飛佐助や 霧隠才蔵の忍術や三好清海入道などの豪傑の活躍など、講談から漫画の本まで 当時の少年達の心を捉え自分達がヒーロー気分でチャンバラをして遊び、本を 夢中で読んだものだった。N…

梅雨さなか

梅雨らしい雨が降っている。今年は 梅雨入り宣言してから13日経って 雨の降ったのはたった3回だけとは 気象予報官も頭の痛いところだろう。 昔の人は蛙の鳴き声や下駄を投げて 判断したものだが、案外そのほうが 当たっているのかもしれない。 ラニーニャ現…

隠居の独り言(360)

週刊誌の見出しもなかなか面白いものでヤジウマとしてニンマリと眺めている。 「年金地すべり」安倍涙目、「歴代厚相追及」中川幹事長に小泉純一郎の怒り、 浮かれ民主のアキレス腱は小沢一郎・菅直人・鳩山由紀夫の仏頂面、丸山和也 さくらパパ・黒川紀章・…

少年剣士

僕は宮本武蔵、君は塚原卜伝、昔の子供は チャンバラごっこで剣豪を名乗り遊んだが 今は遠い思い出の世界となってしまった。 孫は剣道を習っている。剣道は刀剣を使う 形や勝負も大事だがそれ以上に礼儀作法を 重んじ心身を鍛える事が最も重要なものだ。 子…

隠居の独り言(359)

マカオの金融機関で凍結されていた北朝鮮資金がロシアの銀行に送られたとの 情報だが今回はさすがの中国も手が出せなかったらしい。北京五輪を前にして 国際的信用を落としたくなかったのだろう。それにしてもアメリカは北朝鮮に なめられたものだ。ニセドル…

高幡不動

新宿から京王線での高幡不動尊の 境内の山は今が盛りのあじさいで 染まっている。山の中に祀られた 88ケ所の地蔵尊を巡拝しながら あじさいの道を歩くと、爽やかな 森の風が紫や白の花をそよがせて 梅雨時の季節を肌で感じさせる。 自然の中を歩いていると…

隠居の独り言(358)

今年の流行語の一つは「社会保険庁詐欺」だろうが、記録紛失問題の数字が 5000万件とは国民の半分が詐欺にあったようなもので国家の権威にかかわる。 しかも厚生年金や国民年金ばかりで消えた話がないのはどうしてだろうか。 原因ははっきりしている。社保庁…

五月晴れ

梅雨入りとは名ばかりで梅雨前線が ほんの挨拶に見えただけで気象庁が 発表をしてしまった梅雨入り宣言は この晴れ間を何と説明するのだろう。 陰暦五月の梅雨時期の短い晴れ間を 五月晴れと称したが、それにしても 暑いのは喜ぶのは小さい子供だけだ。 平野…

隠居の独り言(357)

NHK大河ドラマの「風林火山」は愈々武田晴信(市川亀治郎)の最大の宿敵 長尾影虎(Gackt:ガクト)が登場する。リアリストの晴信とは対照的に戒律の 厳しい真言密教を信仰して生涯不犯を貫いたエキセントリックで苛烈な男だが 一面にナイーブで繊細な心の…

梅雨入り

北海道、東北を除いて日本列島が すっぽり梅雨に入った。梅の実が たわわに実る頃に降る雨は青梅雨、 樹雨、青葉雨、卯の花腐し、等々 植物と雨期を結びつける呼び名は 言葉の語句のいかに美しいことか、 ともかく、この季節の花々は雨に 濡れて生き生きとし…

隠居の独り言(356)

父が亡くなって22年の歳月が流れた。父が徴兵のときは甲種合格で姫路師団の 騎兵連隊に入ったので詰襟が黄色で、それをとても誇りにしていた。アルバムに 若かりし頃の乗馬姿の格好いいのが残っているが、悠々と腰にサーベルを付けて 挙手している姿は父なが…

父の日

誰が付けたか「父の日」は小売業界の 策略だと考える。しかしそれによって 品物が動いて景気が良くなれば結構な ことで「父の日効果」の衣料品などは 婦人物より売れないとされる紳士物が 活気付いて商売の面では嬉しいことだ。 最近の調査では理想の父親像…

隠居の独り言(355)

国会が荒れている。国会が荒れているという事は国が荒れている事と同じだ。 国民投票法、公務員制度改革、教育改革法、社会保険庁解体、年金問題等々と 政府の提出する法案に民主党は全て反対の構図は、昔の社会党が何でも反対の あの頃の風景となんら変わら…

KONISHIKI

ハワイ出身の元大関小錦の引退後は 高砂部屋の親方をした時があったが 人気者のためにタレントになった。 「小錦」でいいはずなのに協会から 待ったが掛かり英字になったそうだ。 キッズ番組「にほんごであそぼ」は 孫も見ているお気に入りテレビだが あの大…

隠居の独り言(354)

昨日は新聞休刊日、習慣とは律儀なもので月に一度の新聞の来ない月曜の朝も 郵便受けを開けて中を確かめるが何となく手持ち無沙汰なのは朝食も味気ない。 自宅は読売だが会社では産経と日経の二紙を取っている。電車で通う日は駅で 朝日か毎日を買うことにし…

車のモデルチェンジ

6月に入り乗用車のモデルチェンジが 各社で多く展開されている。トヨタの プレミオやアリオン、日産のマーチや デュアリス、スバルのインプレッサ等 どれもが気がそそられるスタイルだが 休日にヒヤカシに歩いてみた。現在の 愛車は村治佳織のCMのアリオ…

隠居の独り言(353)

NHK大河ドラマ「風林火山」の幕あげの場景は武田騎馬軍団が戦場に向かう 勇壮な場面で物語に入っていくがどうやら騎馬隊は後世の人が創作したらしい。 武田信玄(市川亀治郎)率いる軍勢があまりにも強かったがためにそのような 作り話ができた。武田軍団…

いずれ菖蒲か杜若

あやめ(菖蒲)の綺麗な季節がやってきた。 足立区菖蒲沼公園では木立に囲まれた田に 植えられたハナショウブが梅雨に合わせる ように白や紫の艶やかな衣装をつけて花が 競い合っている。「いずれ菖蒲か杜若」は その昔、夜な夜な二条天皇を悩まし続けた 怪…

隠居の独り言(352)

公的年金の受給漏れで請求権が時効になっている人を救済するための特例法案が 衆議院を通過したが、これに反発する野党が不信任決議案を連発して抵抗したが 野党の気持ちが分からない。これは長年に亘る社会保険庁と厚生労働省の杜撰な 無責任処理が引き起こ…

セ・パ交流戦

セとパの交流戦の前半戦が終わったが セ・巨人とパ・ロッテとの首位決戦は ロッテ連勝で勝負がついたがロッテの 強さが際立った。サブローの大活躍も バレンタイン監督の采配も巨人に比べ 大人と子供の違いのようだ。阪神も 楽天ルーキー田中将大にコロリと…

隠居の独り言(351)

今年のG8サミットのテーマは地球温暖化の重要な課題だが二酸化炭素の 排出では世界一のアメリカもようやく重い腰を上げてきたのは朗報だが、 二番目の中国がG8に入っていないのはザルで水を掬うようでこの機に サミットに加えインドと共にG10サミット…

孫の手

♪おてて、つないで、野道をゆけば・・ 祖母が歌って、あぜ道を歩いた記憶は 遠い昔の物語だが、世代が代わっても 田舎の野道がアスファルトになっても 孫の手を引く情景はいつの世も同じだ。 小さな孫の手は爺の小指一本を握って 歩くが、指に伝わる感覚が柔…

隠居の独り言(350)

子供の頃から自分は歌うのが滅法好きだが、今はギターの弾き語りが殆どで カラオケで歌うのは今一の感じだ。カラオケ伴奏で歌うのはあくまでソフトが 主で歌がそれに合わせてついていくので歌うほうは面白くない。歌い手として 思いっきり歌うとき伴奏が本人…

東京ミッドタウン

六本木の防衛庁跡地に再開発された ミッドタウンへ足を運んできた。 3月にオープンされたばかりなので 大勢の人で賑わっている。中の店も さすがで、上質な香りがするような 品揃えに一歩下がる思いがしてくる。 レストランも雰囲気が良さそうだが どこも超…