隠居の独り言(351)

今年のG8サミットのテーマは地球温暖化の重要な課題だが二酸化炭素
排出では世界一のアメリカもようやく重い腰を上げてきたのは朗報だが、
二番目の中国がG8に入っていないのはザルで水を掬うようでこの機に
サミットに加えインドと共にG10サミットにすればいいのではないか。
安倍総理も「世界全体の排出量を2050年までに半減する」との独自の
長期構想を発表したが、人類の存続にかかわる大問題だけに安部外交の
果たす役割は限りなく大きいし、ぜひとも成功してもらいたいものだ。
ところで、バルト海に面したドイツのハイリゲンダムという町の名前は
G8サミットが開かれなければ世界中の人々の99,99%までが知らずに
すんだに違いない。それは来年の北海道洞爺湖も同じで、考えようでは
いいところを選んだものだと思う。話題が少し外れるが先日にロシアの
外相が北方領土の国後、色丹、水晶島を訪れ北方四島のロシア固定化を
図っている情報だが今までの経過からして盗人猛々しいもいいところで
紛争地として扱うのなら麻生太郎外相も堂々と島を訪れればいいと思う。
来年の事を言うと鬼が笑うかもしれないが洞爺湖サミットで各国首脳に
自然遺産の知床巡りをしてもらって目の前の国後の景色を見てもらう。
世界の首脳たちも直接見れば多少なりとも関心を持ってくれるはずだ。
もちろんロシアの大統領閣下にも、ぜひ参考までに見ていただきたい。
G8サミットとは世界の大国と自負するリーダーたちの自由と法治を
共有するだけに、日露間の北方領土問題を解決するには来年に開かれる
洞爺湖サミットは千載一遇のチャンスだ。