2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(449)

守屋武昌前防衛事務次官の贈収賄で逮捕された事件は図らずも防衛省の武器購入の 実体を知らされた国民だが、国を守る兵器類を防衛省の役人だけに任せていいのか とても疑問に感じるのは自分だけではないと思う。総合的には陸海空のバランスの 問題や兵器の質…

ブランコ

最近の公園は子供の事故が多いせいか 遊戯の数が随分減って何か物足りない。 すべり台、ジャングルジムは低くなり 回る遊戯などは殆ど見かけなくなった。 でも子供にとって安全かもしれないが 冒険心の富んだ遊びが無くなったのは 淋しい気がしないでもない…

隠居の独り言(448)

自分は70代半ばだが、この年頃ともなると親戚友人やその配偶者がホームや 病院へ入院しているのも珍しくなくなる。時々ギターを抱えてホームの慰問で 歌いにいくが同世代同士のお付き合いのようで、どっちが慰問されているのか 分からなくなる時もままあるの…

秋の散歩

午後になると孫を連れて家の近くを 散歩する。横網町公園→安田庭園→ 国技館→江戸東京博物館→日大一高。 この季節は一年を通じて木々が最も 華やかで美しく気温も空気も快適で まだ喋らない孫も喜んでいるようだ。 11月もそろそろ幕引きだが、今年の 紅葉は夏…

隠居の独り言(447)

今年のプロ野球もそろそろ終盤だがクライマックスシリーズ、アジアシリーズなど 新しい企画が出来てそれなりに楽しめた一年だったと思う。最終編は12/1からの 北京五輪のアジア予選の台湾遠征だが星野仙一率いる日本チームは勝って当たり前の 予想でも油断は…

お稲荷さん

昔は「伊勢屋、稲荷に犬の糞」とか どこにでもあったらしいが、ここは 日本橋三越の屋上でビルを建てる時 地上にあった稲荷をここで祀ったの だろう。お稲荷さんは、赤い鳥居や 旗印、お社のおかげで、どこからも 目に付くしキツネが狛犬の替わりに 威張って…

隠居の独り言(446)

司馬遼太郎の対談集に「もし戦国時代に生まれていたらどの武将に仕えたい」の 語り掛けに遼太郎は「最もいいのは若い頃の秀吉、生涯を仕えたいのは信玄」の 言葉があって戦国武将達の力量や魅力を語っている。信玄(市川亀治郎)の言に 「人は城、人は石垣、…

高尾山

連休初日に高尾山へハイキングに出かけた。 山は紅葉の真っ盛り、モミジはあくまでも 赤く、銀杏はあくまでも黄色く、全山が 秋の衣装で燃える鮮やかさが素晴らしい。 ところが連休、好天、紅葉の三つ揃えで どこから湧いたかヒトヒトヒトの混雑で 高尾山は…

隠居の独り言(445)

先の参院戦の自民党の大敗の後遺症は今になってじわじわと染み渡るように 日本が病んでいく気がしてならない。インド洋での海上自衛隊の補給活動が 旧特措法が失効して中断されているのに法案を通すにも大変な労力と時間が 必要でどれだけ国が損をしているか…

樋口一葉

「こころに、いつわりなし、 はた又、心は動くものにあらず 動くものは情けなり・・」 11/23日は一葉忌だが台東区竜泉寺の 一葉記念館では各々の名作の草稿や 資料が展示されて彼女を偲ばせる。 1896年11月23日に天才女流作家は 肺結核で24歳の短い生涯を閉…

隠居の独り言(444)

孫の幼稚園の送り迎えをしているが先生に園児たちは「おはようございます」 「さようなら」と可愛い両手を揃えて丁寧に頭を下げる。見ていて気持ちの いいものだが幼児期に教えられたこの素晴らしいお辞儀と挨拶の習慣も何故か 大人になると忘れたかのように…

孫6人

お爺さんは幸せですね、とみなさまが おっしゃってくださる。それは確かに 孫6人との共同の生活は楽しくもあり 小さなパワーも頂いて嬉しい限りだが 遊んでいても事故や怪我など突発的な 出来事にも注意を怠るのは禁物なので 気遣いを緩める事は無い。仕事…

隠居の独り言(443)

今年の夏に埼玉県行田市の駅前近くにある忍(おし)城を訪れた事があったが あの小さく美しい城は関東平野の中央辺りにあるために、その位置の戦略的な 価値は高く、戦国時代になると巡るましく支配者が変わり戦国の縮図のような 様相を呈していた。戦国の初…

CGE定期演奏会

11/17土曜日夜に行なわれた演奏会は 折からの冬型の寒波の日にもめげずに 大勢のお客様にきていただいた盛況を みなさまに、まずお礼を申し上げたい。 アンサンブルは中々に一糸乱れずとは いかないが、年追うごとにメンバーの 個々の技術と、小胎先生の指導…

隠居の独り言(442)

「人は他人を裁けるが自分を裁けない」ここ毎日のように報道されている 守屋武昌前防衛事務次官の過剰接待記事は知れば知るほどに腹立たしいが もし自分が彼の立場だったらと思うと、この格言を思い出す。人の欲望は 限りが無いが金銭欲、名誉欲なので直接の…

七五三

孫娘の一人が三歳を迎えて七五三の 宮参りのため婿の実家の氏神さまに 健やかな子の成長を願ってお祓いを していただいた。三歳児のお祝いは 幼児から子供への節目を自覚させる ための儀式で孫娘は千歳飴を持って 写真に納まる姿を見ると幼児期から 成長して…

隠居の独り言(441)

接待ゴルフ漬けになっていた守屋武昌・前防衛事務次官から始まった疑惑は 老舗防衛専門商社「山田洋行」から独立した元専務の逮捕と発展しているが 大正3年(1914)に起きたシーメンス事件では今回と同じように軍艦の建設を めぐる同社と日本海軍との贈賄で内…

クリスマスツリー

自分が初めて上京した昭和23年の頃は 銀座の和光が進駐軍のPXになっていて 入り口には大きなクリスマスツリーが 立てられイルミネーションが燦然と輝き 終戦直後の惨めな日本人の目には驚きで 声も出ないくらいに見つめたものだった。 しかも当時一般家庭…

隠居の独り言(440)

古くから京都に住む人は「こないだの戦争で・・」と口にするときは先の 太平洋戦争でも日露戦争でもなく室町時代後期の応仁の乱を差すらしい。 芝居でいえばその応仁の乱が戦国時代の幕開けだが一世紀を超えた数々の ドラマがあって戦国の最終幕は桶狭間に始…

ディズニーランド

雨上がりの日曜日、孫の二人を連れて ディズニーランドに遊んだ。空模様が 今一だったので人出が空いているかと 思いきや混み具合は天気に関係ない。 孫二人が幼いのでアトラクションも スモールワールドや蒸気船の河一周、 ミッキーマウスレヴュー等の園内…

隠居の独り言(439)

環境問題が沙汰されているが大きく分けて自然と社会と二つあるものと思う。 戦前、戦中、戦後を生きた私が思うのは、自然の環境が大きく変わったのは 人口が増えそれに伴い住宅が増え農地や林野が少なくなったのは仕方ないが 社会環境までが悪化したのは日本…

CGE第29回定期演奏会

私が所属するギターアンサンブルの 指揮者は小胎剛先生で戦後における ギター界を背負った重鎮で、著作も 多く発売されギターに嗜む人からは 特に好評で演奏を楽しまれている。 中でも先生編曲アルゼンチンタンゴの ギター合奏の音楽的なセンスは抜群で 日本…

隠居の独り言(438)

石油価格の高騰が家計に大きく響きガソリンはもとよりパンからビールまで 値上げラッシュが続いていると、連日のように新聞TVで報道されているが 世界的にも中国をはじめ今までの発展途上国の急成長で石油の生産が需要に 追いつかなくなり30年前の石油危機…

秋色清澄庭園

江戸時代の元禄から宝永にかけての 紀伊国屋文左衛門は材木請合として 巨額の富を積みあげた一方で財力を かけて豪邸を建てその庭園の一部が 今も深川清澄庭園として残り往時の 文左衛門の粋な華やかさを偲ばせる。 秋の日柄、庭園を訪れる人は泉水に 映る江…

隠居の独り言(437)

小沢一郎の辞任劇はまさにコップの中の嵐で世間から「何の戯言を」と 思われたに違いない。一家の親分の意見に子分達が一斉に反対して親分が じゃ、お前たち勝手にやれ、と啖呵を切ったがために子分が「戻って」と 手をついたそうだが責任政党としては情けな…

秋色隅田川

滝廉太郎の「春」の舞台の隅田川の桜も 今では静かに紅葉の時期を迎えている。 春爛漫のお花見であれほど多くの人が 楽しんだ墨堤通りの桜並木は夏は木陰に 秋は紅葉と、三つの季節を楽しませて 訪れる人々に安らぎを与えてくれる。 ここに並行する車道は日…

隠居の独り言(436)

最近の株価はアメリカのサブプライムの問題とか原油の高騰などの原因で 上がり下がりが激しいが、外国の金融事情等で日本の株価が連動するのは 筋違いのように思えるが日本の銀行の金利や経済にも影響するというから 世界は広いようで案外狭いと感じる。自分…

CGE成東演奏会

春と秋に催される千葉県三武市成東の 演奏会は会場雰囲気も良く音の響きが ホールの中を気持ちよく駆け巡る。 今回のプログラムは、第一部がソロと 弾き語り、二重奏、五重奏等の演奏で 第二部が全員の合奏でアラカルトから 得意のタンゴを観客に聴いてもら…

隠居の独り言(435)

私達は日本史に書かれたいくつもの俗説を事実だと信じて頭の中に記憶している。 京の五条の橋の義経と弁慶の出会い、日吉丸が矢作川で蜂須賀小六との出会い、 新田義貞の稲村ガ崎の祈りなど、まことしやかに筋書きは面白いが、その殆どが 歴史を語り伝えた者…

アルフォンソ正田

前の師匠のアルフォンソ正田さんの コンサートが熱海の起雲閣ホールで 行なわれた。正田師匠の弾き語りは 絶品だが、二年ぶりに聴いた演奏と トークは集まったファンを虜にして 二時間たっぷりの感動を与えられた。 超技巧のギター、声量あるバリトン、 フォ…