2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(83)

1952年の今日4/28日に進駐軍から日本が漸く解放された事の意味は GHQが廃止され平和条約が発効し完全独立を達成した記念の日だ。 その日から憲法の対外的な条文は世界共通でなくてはならないと思う。 かたや戦闘的で、かたや平和的ではなんとも不公平で荒…

保釈金

ライブドアの堀江貴文が保釈された。 事件の経過や内容はともかくとして 保釈金が3億円だそうで、私たちの 庶民感覚ではとてつもない金額だが 彼にはポケットマネーぐらいだろう。 そもそも保釈金は逃亡を防ぐための 保証金のようだがどうせ取るのなら ケチ…

隠居の独り言(82)

日本は既に憲法違反をしている。警察予備隊から始まって現在の自衛隊に 至るまでの経緯は完全に軍隊組織であって、まして世界第二位の軍事費を 掛けた戦力は「戦力を保持しない」の9条には当てはまらないのは明白だ。 けれど国民の大半はそれを認めて、自衛…

薬師温泉

山の温泉郷は数々あるが群馬県の 吾妻町にある「かやぶきの郷」の 薬師温泉は温川(ぬるがわ)滝を 見ながらの入浴は気分が最高だ。 川のせせらぎや鳥のさえずりなど 聞きながらの露天風呂は、思わず 目を閉じ世間を忘れさせてくれて 極楽、極楽とつぶやきた…

隠居の独り言(81)

5/3日の憲法記念日が近いが今の私は改憲論者だ。「今」と前置きしたのは かつては今の平和憲法は世界にも誇れる素晴らしいものだと信じていた。 しかし調べれば調べるほど法律の根幹というべき憲法が怪しげなものだと 分かってきた。私の改憲の理由は二つあ…

芝桜

群馬県箕郷町の芝桜公園は今がいい。 自然のキャンパスに絵を描いたように あでやかなパッチワークの紅色模様が 地面をダイナミックにどこまでも続く。 青い空、ピンクの絨毯、榛名の山並み、 この季節の群馬を車でドライブすると 山や里一面にいろいろな花…

隠居の独り言(80)

日本の固有の領土竹島近海の海洋調査の問題で韓国と二日間の 協議で、それぞれの言い分を引っ込め妥協したようにみえるが その場しのぎの安易な解決策としか言いようがなく、いずれは 大きなツケが回ってくるような気がしてならない。そもそもの 竹島は江戸…

皇居東御苑

東京では今がツツジの花が見頃だが 御苑の中の日本庭園の素晴らしさは 息をのむほどに花々を堪能出来て 手入れの行き届いた色の鮮やかさは 庭園の雰囲気にマッチして言葉に ならないほどの気分にさせられる。 都心のオアシスのようで借景には ビルが多く立ち…

隠居の独り言(79)

今週も月曜日が巡って来た。いつも月曜日が待ち遠しい気持ちで一杯だ。 と書くと、お前はそんなに仕事が好きなのか。商売がそんな儲かるのか。 と、言われそうだが仕事は半分以上は人に任せきりだしこの不景気で 売り上げは減っていつでも店を閉じたい気持ち…

雅楽

皇居東御苑にある雅楽堂で演奏会を 観賞した。雅楽は平安中期頃に完成し 現在に至っているそうだが、昔からの 伝統そのもので、古式ゆかしく優雅に 舞う舞人たちと、管弦の厳かな調べは しばしの時の流れを忘れさせてくれる。 平安以降は貴人や富裕層のもと…

隠居の独り言(78)

ブログ日記をつけた日数も500回になりカウント数も60,000を超えた。 これもみなさまのご愛顧あっての事で感謝してもしきれない。古希を過ぎ 大きな楽しみが一つ増えた事はとても良かったし人生は長生きもいいが 質のいい生き方を充実出来たのもブログ日記を…

上野東照宮

上野の森の中央に位置する東照宮は 公園の博物館、美術館、動物園等に 大勢の人が流れて忘れられたように ひっそりと佇んでいる。徳川家康が 祭神だが家来の藤堂高虎が建立して 徳川に忠義を示したらしい。参道の 両側には諸国の大名から寄進された 石灯籠が…

隠居の独り言(77)

小泉改革の総仕上げに「道州制」があるが日本列島を9-13に区割りして 今までの都道府県を廃止し国が持っている権限と財源の一部を移譲する 構想で実現すれば1,000万人前後の巨大な自治体が北から南に生まれる わけだが地方分権が加速されて「小さな中央政府…

寛永寺五重塔

この塔は上野動物園の中にあり 入場券を払わないと見られない。 そもそも上野東照宮や寛永寺は 将軍徳川家康の遺言で江戸城を 守る寺社として、鬼門にあたる 上野の山に造営されたらしい。 今では緑多い上野公園の一角に 静かにたたずんでいるが幕末に 彰義…

隠居の独り言(76)

笑顔の素敵な人は素直で優しい心根が顔に表れて接していて気持ちがいい。 ところが笑顔の似合わない職業がある。いつも権謀術数渦巻く政治家の顔だ。 小泉純一郎も小沢一郎もすまして話をしている時はいいが笑い顔はニヤケテ さまにならない。ロシアのプーチ…

石垣島

沖縄の観光で石垣島は見落とされる 場合が多いが海の青さと浜の白さは 本州ではとてもお目にかかれない。 地元の人のはなしでは特に珊瑚礁の 美しさは世界一だそうでサイパンや ハワイ等は比較にならないそうだ。 若ければダイビングに夢中になるが こればか…

隠居の独り言(75)

歳を重ねると若い時にあれほど悩んだ事やコンプレックスに苦しんだ事も 薄らいでいくことに気がつく。その一つが学歴で仕事上での雑談の場合も 出身校を聞かれる時があるが、最終学歴が田舎の高等小学校では恥かしく 話題から出来るだけそらした。今でも高校…

西表島

島を覆う密度の高い熱帯雨林と川の 水量の多さには驚かされる。 植物のことは詳しくないので解説は 出来ないが種類の多さは目を見張る。 川沿いに一時間半ほど密林を歩いて 表れたのは水量の豊かな滝の数々で 森林の緑の濃さと川の流れる轟音は ともかく戦慄…

隠居の独り言(74)

昨日4/16日は私の誕生日、1933年(酉年)生まれだから73歳の翁である。 幸いにして先進国の日本人に生まれたから親の世代より長生きする可能性が 多く今や平均寿命が男78歳、女84歳の世界最高と言うから何とも目出度い。 父74歳、母92歳まで生きたから現在の…

牛車にゆられて

休日は沖縄石垣島、西表島に遊んだ。 二泊三日の忙しい観光旅行だったが それでも南国情緒と西表の大自然は 都会に慣れた気分を癒すには充分の 環境と現地の人の人懐っこさがいい。 西表から干潮時には地続きになった 由布島へは水牛車に乗りのんびりと 島に…

隠居の独り言(73)

民主党の小沢一郎も偽メール事件が無ければ代表に選出されなかった。 歴史に「もし、れば」は通用ないが織田信長は桶狭間で突然の豪雨が 無ければ今川義元に滅ぼされていただろうし、関が原の合戦で西軍の 小早川秀秋が一発の銃声で裏切らなければ東軍の徳川…

吉田松陰

事実は小説より奇なり、と云うが、 歴史の事実も調べればまた面白い。 1854年にペリーが日米和親条約の為 伊豆下田に逗留した時、吉田松陰らが 密航を企て軍艦に乗ったが拒否された。 ペリーは許したが船医が身体の理由で 断ったという。原因はなんと水虫だ…

隠居の独り言(72)

孫との生活の中で爺の役目はいろいろと仰せつかるが幼児の子等の 昼寝の子守唄は遠い昔に母の背中で聴いた童謡が主体となっている。 「金太郎」「うさぎとかめ」「雀の学校」「冬の夜」「あの町この町」等 頭の柔らかい幼児の頃は素直にそれを受け止め情操教…

箱根寄木細工

江戸時代からの箱根の地域物産とも いわれる寄木の文様構成の巧みさは まさに日本人特有の器用な職人芸の 細工とデザインが見事に一致して 置物、小物、玩具、からくり物まで よくぞここまで作れたのか感心する。 孫たちに寄木玩具を買ってあげたが 貯金箱一…

隠居の独り言(71)

北京の反日デモから一年が過ぎたが冷ややかな日中関係は変わらない。 中国の胡錦濤国家主席が日本の総理大臣が靖国神社にお参りをすると 日中首脳会談は出来ない、という。それでは日本の総理も言えばいい。 中国の東シナ海のガス油田掘削を止めれば靖国参拝…

春雨

桜の時季も過ぎてすっかり春めいた 今日この頃はめぐるましく空模様が 変る。 幕末の京都を描いた芝居で 月形半平太が、三条の宿を出るとき 「春雨じゃ濡れて参ろう」の言葉は あまりに有名だが、若い頃に聞いた あのセリフと場面はこの歳になって 情緒あふ…

隠居の独り言(70)

富山射水病院で、延命治療を中止したために7人の患者が死亡する事件が 問題になっているが、末期医療で患者に意識がなく回復する見込みのない 状態で人工呼吸器を外したことが「倫理的に問題があった」と外科部長が 謝罪をしても、なにかやりきれない気持ち…

金本知憲

プロ野球阪神の金本知憲外野手が 904試合の連続全イニング出場の 世界新記録の金字塔を建てた。 サラリーマンで言えば約8年間を 無欠勤、無遅刻、無早退をこなし そのうえ成績優秀で会社貢献度は 抜群とくれば社員一同の憧れだ。 思えば2002年のオフで広島か…

隠居の独り言(69)

民主党の前原誠司代表の辞任に伴う選挙で小沢一郎が新代表になったが どうにも好きになれないのは過去の政治経歴が悪役を演じているとしか 思えないからだ。初当選の27歳で田中角栄にあれほど可愛いられたのに 角栄がロッキードで挫折すると手のひらを返した…

葉桜

今朝の隅田堤はツイこの前の雑踏が 嘘のように静かな川風が吹いている。 桜はヤレ日本人の心情だの散る様の 潔さが武士道なのだと褒められても 散ってしまえば誰もが振り向かずに 恋人に捨てられたように、はかない。 葉桜はウバ桜とも侮蔑されて青葉の 輝き…