2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(482)

一昨日のコメント欄にja3sjさんからいただいた文章は「昔は良かった!」まあ、 誰しもちょっと言いたいセリフではありましょうが・そうですね、ワシのように 軍国少年を過ごしたモノは、どこを叩いてもそのセリフは出てきませんワ。 82歳、旧日本軍陸軍2…

江戸城大手門

皇居は徳川家康が江戸城に入城して 幕末に至るまでの将軍家の居城だが 現在では東部地区の旧本丸、二の丸、 三の丸、北の丸が公園として一般に 解放されている。天守閣は大火事で 焼けてしまって現存しないが、城の 表玄関ともいうべき大手門から入り 皇居東…

隠居の独り言(481)

中学受験の本番まであと二日、受験は親子の二人三脚とよく言われるが受験生は もとより家族にとってもプレッシャーは相当なもので、特に本人はストレスから 体調を崩してしまった事も、投げやりになってしまった事も、思い出せば枚挙に 暇が無い。小学校高学…

合格祈願

今どきは全国の天神様を始め各寺社は 受験生達の合格祈願の絵馬が所狭しと 下げられ、書かれた文字の一字一句が 悲壮感溢れるように見入ってしまう。 絵馬は神社に祈願するとき願いを込め 謝礼の意味で神社に奉納するものだが 受験生にとって最後の神頼みと…

隠居の独り言(480)

もともと日本人は家族、友人、近所付き合い等、気配りをしながら生活をしていた。 思いやり、優しさ、礼儀を知る事など、どの国よりも素晴らしい伝統を誇っていた。 それが一気に崩れたのは高度成長期の電気製品の進歩、特にTVの普及だと思う。 子供たちは…

子供の遊び

ひと昔前までの道路は原っぱでは 子供たちの喧騒は日が暮れるまで 鳴り止まなかった。男の子はコマ、 メンコ、チャンバラ等、女の子は ゴム跳び、羽根つき、おはじき等、 車も走っていなかったし治安など 気にした事も無かったし日本中が 子供天国だった。大…

隠居の独り言(479)

NHK大河ドラマ「篤姫」は、お家騒動の末に、ようやく藩主となった斉彬 (高橋英樹)が薩摩にお国入りしたところだが、九州最南端に位置する薩摩を めぐる当時の対外的な事情と、それにまつわる沖縄を前回に続いて記してみる。 19世紀には世界が帝国主義に…

ギター新年会

毎年行なわれている、ギター仲間の 新年会は1/27日、千葉稲毛駅前の レストランで30人ほどが集まって 飲み食いをしながらのギター談義は 楽しさ余ってキリが無い。第二部は 各人が日頃の成果を披露しあった。 各地のコンクールに出演の達人から 自分のような…

隠居の独り言(478)

宗教の話が続くが、自分は根っからの無信心、無宗教者で話をする資格は無い。 学問の神様と謂われる菅原道真を祀る天神さまに孫の受験の合格祈願をしたが 菅原道真は9世紀の平安時代に33歳にして文章博士に任じられて宇多天皇に 重用され右大臣にまで昇った…

冬木立

寒い日が続いている。落葉樹はすっかり 葉を落とし、北風に震えているようだが 春が来るまで一眠りしているのだろう。 文章に書くほどの事でもないが寒い日は 冬木立のように地味なものがとてもいい。 食べるものも着るものも普段より質素に つつましく冬を…

隠居の独り言(477)

宗教は最初に生まれた場所の環境に左右されると昨日は書いたが、日本の場合、 温帯に位置し豊かな美しい自然と巡り来る四季の移り変わりは、人間も含めた 生きとし生きるもの全てが、生まれ死に循環しながら生命は永遠に続くものと 信じられ、その中から生ま…

大相撲一月場所

昨年相撲界で起こったさまざまな 不祥事は大相撲ファンの心に暗い 影を落とした。このような時こそ ピンチをチャンスに、大相撲界が 新生する絶好の機会だと思う。 朝青龍は連続休場でどうなる事と 思ったが、さすが彼が磨き上げた 精華はたいしたものだと実…

隠居の独り言(476)

考えてみれば政界の焦点だった「テロ特措法」の顛末は何だったのだろう。 反対のリーダー小沢一郎は棄権し、福田首相もそんなに嬉しそうではない。 テロの阻止というよりも、給油活動中止という事態が先進諸国の仲間から 外れる事の方に問題視されていたよう…

神田川

写真は浅草橋から柳橋を見る風景だが 神田川はここを最後に隅田川へ流れる。 上に遡ると左衛門橋、美倉橋、和泉橋、 ふれあい橋、万世橋、昌平橋と続くが どの橋名にも情緒があっていい名前だ。 最下流の柳橋界隈はかつては料亭街で 隆盛を誇った頃は、芸者…

隠居の独り言(475)

通常国会で演説した大田弘子経財担当相は「もはや日本は経済の一流国と呼ばれる 状況ではなくなった」と述べ、日本の国内総生産がOECD加盟国中18位に低迷、 1人当たりのGDPも第一位のルクセンブルグの半分以下の水準なのだそうだ。 政治や経済の今の…

♪春よ来い

生後1年3ヶ月の孫がやっとのことで ハイハイを卒業し一人歩きが始まった。 幼児の成長は驚くほど早く知能指数や 運動神経も日を追うごとに発達する。 こちらの言葉も、ある程度は伝わって 反応してくれるととても可愛いものだ。 子供も大きくなると幼いころ…

隠居の独り言(474)

昨年に沖縄西表島に観光旅行をしたが三味を聴きながら牛車に揺られた 思い出は時が止まったかのように今も情景が目に浮かぶ。のんびりした 水牛の歩みも、17世紀の江戸時代に薩摩藩によって統治されていた頃は 砂糖を作るためにキビを搾る石臼の周りを一日中…

寒冷前線

天気予報では昨夜からの寒冷前線の 影響で今朝の東京地方が雪化粧との 情報だったが前線は南下したとかで 久しぶりの雪景色が見られないのは チト残念だ。これも温暖化のせいか、 つい十数年前までは毎年一度二度は 雪が大量に積もって交通にも影響が 出たも…

隠居の独り言(473)

昨年12月に15歳の生徒を対象に実施された世界の学習到達調査の結果表は 日本の生徒の読解力は15位、数学的応用力が6位、科学的応用力が10位で しかも科学に対する意識調査では科学が最重要と答えた生徒は57カ国のうち 最下位だった。20年位前には、全てが1位…

西高東低

間もなく「大寒」だが今週の気温は 真冬の平均気温も下回り年寄りには とても辛くて心身ともに震えている。 そんな極寒の日々でも枯木立の中で ロウバイが咲いていた。可憐な黄色の 花びらは、やがて巡り来る春の到来の 露払いの役目のようで気持ちも和む。 …

隠居の独り言(472)

先週の国会で最重要法案である新テロ特措法が成立したが、あれほど反対していた 民主党党首の小沢一郎は本会議の途中に退席して採決に棄権するとはどうした事か。 共産党や社民党も「野党第一党の党首が国民に説明できない事をした」と批判し、 鳩山幹事長も…

皇宮警察

15日の皇宮警察の「年頭視閲式」に 招いていただいた。いつもながらの 規律正しい行進や長官の式辞などに 身が引き締まる思いだが、世界でも 類い無い最も古い格式と伝統を保ち 続けてきた日本の皇室を守る役目の 護衛官の任務は見るからに厳しい。 今年は洞…

隠居の独り言(471)

江戸時代までの日本は太陰暦が用いられていた。月の満ち欠けによって一ヶ月と決め 月の出ない新月は一日、満月は十五日のサイクルで一年が過ぎ、閏月は五年毎だった。 明治5年にそれまで1300年にも亘って使ってきた太陰暦をやめて西欧社会と同じ グレゴリウ…

成人式

今年の新成人は135万人、戦後過去最低と なったとか、それでも祝日は、女性は振袖、 男性は羽織袴で歩いている景色は、町中が 華やかで明るく彼らの姿を見ているだけで 気持ちが華やぐのは青春の懐古なのだろう。 大人の仲間入りをした新成人、おめでとう。 …

隠居の独り言(470)

江戸幕府は250年以上も続いた平和な時代であったから経済的には安定した 長期政権のはずだと思うが、実際は各大名ともに苦しい財政を強いられた。 農民から米を年貢として取り上げ、それをお金に転換して武士の生活を賄う 基盤の経済は、やがて貨幣経済に変…

湯島天神

天神さまは言うまでもなく菅原道真を 祀る神社だが学問の神とあって受験を 控えた大勢の受験生や、その親たちが 最後は神頼みと、この時期の参拝者は 引きも切らずに神社は人で混んでいる。 境内のあちこちに掛けられた絵馬には 合格成就の祈るような文章が…

隠居の独り言(469)

最近あまり語られなくなった拉致問題はどうしたのだろう。福田首相は就任時に 「あたしの内閣で解決したい」といっていた熱意は冷めてしまったのだろうか。 小泉元首相が訪朝し北朝鮮に拉致された被害者5人が2002年に無事帰国してから 随分と年月が経つがあ…

鼠小僧

都会ではビル建設が多くなり天井裏が 無くなったせいか、ネズミの運動場や 棲家もなくなり随分減った感じがする。 それでも今年はネズミ年なので敬意を 表するために、そのむかし江戸時代に ネズミのように活躍したという義賊の 鼠小僧が眠る回向院にお参り…

隠居の独り言(468)

年明けの新聞を読んでいると「原油急騰」「東証急落」「米大統領選挙」「衆院解散」等 話題は様々だが共通しているのは世間がじわじわと変革の時期に来ている感じがする。 原油急騰は物価高を招きガソリンから食料品まで家計に直接響くので一番の関心事だが …

富岡八幡宮

初詣に近くの富岡八幡宮にお参りをした。 地下鉄大江戸線・門前仲町駅から歩いて 5分くらいの所だが大勢の人に押されて まともに歩けない。ここの通りは普段も お祭りのような賑やかな町なのに正月は それに増して初詣に善男善女が訪れる。 参拝の後に屋台…