鼠小僧

harimaya2008-01-11

都会ではビル建設が多くなり天井裏が
無くなったせいか、ネズミの運動場や
棲家もなくなり随分減った感じがする。
それでも今年はネズミ年なので敬意を
表するために、そのむかし江戸時代に
ネズミのように活躍したという義賊の
鼠小僧が眠る回向院にお参りをした。
両国にある回向院は1657年に起きた
明暦の大火で死亡した10万8千人を
弔う寺だが当時の江戸人口は30万で
その悲惨さは想像を絶するものがある。
江戸城天守閣もそのとき焼失したが財政難のために再建されることはなかった。
回向院では小動物を供養する墓もあって訪れる人も多く線香の絶えることが無いが
生前可愛がられたペット達も由緒ある寺に葬られて安らかに眠っていることだろう。