2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(146)

7月も今日で終わりだが北の高気圧に覆われて爽やかでとても気分がいい。 明日から8月、あの大戦の懺悔話しが報道でこれでもかこれでもかと続く。 もういい加減にしてもらいたい。半世紀以上も前の事をいつまでも細かく ほじくり出して謝り足りないと責める…

のらくろロード

江東区の高橋(たかばし)商店街は 通称のらくろ通りで客を呼んでいる。 高橋は江戸最古の水路の小名木川の 起点で昔は水上交通で栄えたらしい。 田川水泡の漫画のらくろは昭和初期 月刊誌で発表され、私が子供の頃は 夢中で読んだものだが、親のいない のら…

隠居の独り言(145)

緊迫するレバノン情勢は2人のイスラエル兵をイスラムシーア派ヒズボラが 拉致したのが発端だがそれをきっかけに戦闘で双方が相当数の死傷者を出し レバノン国際部隊まで飛び火したのは、その根の深さと終わりの無いさまは 宗教戦争の恐ろしさを物語っている…

吊りしのぶ

扇風機もクーラーも無かったその昔、 どうして夏の暑さを凌いのだろうか。 「心頭滅却すれば火もまた涼し」と 念力でも掛けていたのかも?、でも 仕事の合間には、風通しの良い所で 横になって体を休めて悠然と構えて 団扇で仰いで我慢の夏をやり過ごし 秋の…

隠居の独り言(144)

王貞治監督が胃ガンの手術を受けて成功されたと言う。心から祝福する。 けれどガンという病はやっかいなもので当分は検査の連続で転移や再発の 心配から解放されるのは5年以上の歳月を必要としなければならない。 しかも再発や転移の場合は最初の発生よりも…

梅干の歌

梅雨も間もなく明けるが、梅の実も 約一ヶ月間、塩と紫蘇に漬け、後は 夏の太陽で天日干しにされ完成だ。 ♪七月八月暑いころ、三日三晩の 土用干し 思えばつらい事ばかり これも世のため人のため しわは 寄っても若い気で 小さい君らの 仲間入り 運動会にも…

隠居の独り言(143)

夏休みに入ってNHKラジオのAM9時からの「夏休み子供科学電話相談」は 毎年恒例の楽しみだが子供だけじゃなく大人にも勉強になってなかなか面白い。 車の中や仕事の合間に聞くことにしているが子供たちの発想力や観測力などは 大人よりはるかに新鮮で「な…

花火大会

今朝は久しぶりに空が輝いていた。 今年の長梅雨の鬱陶しさは事前に 予定された花火大会も灰色の空に 邪魔されて華々しく見えない事だ。 昨日は柴又葛飾の江戸川花火大会、 明日は千住足立の荒川花火大会で いよいよ29日の土曜日は隅田川。 東京下町の花火三…

隠居の独り言(142)

昭和天皇がA級戦犯の靖国合祀に関して発言されたメモが見つかったという。 その中で松岡洋右と白鳥敏夫の二人が名指しされていたようだが昭和天皇は 昭和15年9月に締結された日独伊三国同盟が相当にお嫌だったのだろう。 皇太子時代にイギリスやアメリカを…

梅雨前線停滞

子供たちは夏休みに入ったのに雨が 毎日ショボショボと続いて公園にも 遊びに行けず家の中で退屈そうだ。 春夏秋冬、四つの季節に分類すれば 梅雨は夏の手前の境目のようなもの、 気温もまぁまぁでいい時期と思うが 人間なんて勝手なもので高温多湿が どうの…

隠居の独り言(141)

私は時代小説が大好きだ。司馬遼太郎、池波正太郎、藤沢周平、山本周五郎 海音寺潮五郎、吉川英治など読んだ作家の作品は数え上げればきりが無い。 時代小説の面白さは決まっている歴史の事実を作家によって想像力の産物が 違って時代の背景や登場人物の魅力…

ミニコンサート

子供から年寄りまでの年代を超えて いろいろなジャンルの音楽を楽しむ ミニコンサートに参加してきた。 近所の小さいレストランで気の合う お隣さんの雰囲気はなかなかいい。 モーツアルトやベートーベンの時代 家族や音楽の好きな仲間たちだけの 音楽会が主…

隠居の独り言(140)

今年のプロ野球前半戦が終わったが19日最終日の巨人阪神戦はさすが伝統の 一戦にふさわしい試合にTVから目が離せなかった。巨人、上原浩治と阪神、 福原忍との投手戦は息をのむようで上原は9回までヒット4本、福原は8回 2本の力投はお互い褒めあうべきだろ…

丑の日

7/23日は「土用の丑」で鰻にとって 厄日そのものだが今年は鰻の値段が 例年になく高いそうで少し残念だ。 中国産が安全基準に満たないそうで 日本の養殖鰻が主とかだが、それは それでいいのだが最近の悩みの種は ウナギ職人が減っているのだそうで 「裂き3…

隠居の独り言(139)

先週、仕事の帰り道ラジオで聞いた番組で老人ホームの音楽慰問の話をして いたが、某放送協会の調べでは、お年寄りが好む童謡唱歌のベストスリーは 「赤とんぼ」「故郷」「赤い靴」なのだそうで、さもありなんと実感はしたが 戦前に売れたレコードの童謡は「…

夏休み

梅雨末期の暗い空にまだ雨の気配が 残っているというのに小中学校では 明日から夏休みに入る。杓子定規に 日日を決めたらそれに従わなくても 梅雨が明けたら夏休みで、真夏日が 終わったら秋の授業と天候に合わせ 勉強するのが、季節感があっていい。 今年の…

隠居の独り言(138)

その昔、鎌倉時代に元寇があって日本も平和の夢を吹き飛ばされ挙国一致で 難局にあたり元の属国化を拒絶した。全国から集められた武将たちは何等の 恩賞も期待せずに当時世界最強の元の軍団と戦い台風の援護があったといえ 二回も敵を撃退している。北條幕府…

モーツアルトのアリア

声楽家のコンサートを聴きにいった。 今回モーツアルト生誕250年特集で 歌劇のアリアや歌曲、合唱曲を集め モーツアルトづくめのコンサートは 聴きごたえの二時間を厭きさせない。 ドン・ジョバンニ、フィガロの結婚 魔笛などのオペラは17世紀ごろの ヨーロ…

隠居の独り言(137)

大相撲名古屋場所の露鵬の暴力事件はいただけないが場所も中盤に入って 盛り上がってきた。大関白鵬は横綱昇進をめざして連日のように力強い 相撲をとってきたが二敗となっては黄色信号だがもし綱取りが出来たら 来場所の横綱は東西にモンゴル出身の朝青龍、…

城ヶ島の雨

♪雨はふるふる、城ヶ島の磯に・・ 北原白秋が恋の逃避行をしたという この歌碑は高架道路の真下の砂場の 海水浴場に建っているのは、なんと 情景の惨めなことか。白秋は人妻と 恋に落ちて下獄もしたし逢引の地は もう遠い昔で、現在は若い人たちや 家族連れ…

隠居の独り言(136)

産経の連載漫画、西村宋「さらり君」は空き巣に入った泥棒が部屋を物色中 夫婦がそれを見つけ「出て行ってもらいましょう、話し合いで」には笑った。 韓国の竹島占拠は「さらり君」のように話し合いで出て行ってくれれば 何の苦労も無いが太陽が西から上がっ…

安田庭園

熱帯夜のあと早朝から真夏の太陽が ぎらぎらと照り、まるで梅雨明けだ。 最近の蒸し暑さは身体にこたえるが 散歩コースの安田庭園は木々の緑が 濃くなって、木陰のベンチに座ると そよ風が心地よく生き返ったように 吹き抜けていく。池の鯉も元気なく あまり…

隠居の独り言(135)

7/13日は東京近辺では、お盆の「迎え火」だが、盂蘭盆(うらぼん)とは 梵語によれば逆さまに吊るされた地獄の苦しみを意味するらしく、釈迦の 弟子の目連の母が死後地獄に堕ちて苦しんでいるのを知り「7/15日に夏の 修行を終えた大勢の僧たちに飲食を施し彼…

梅雨明け間近

七月に入って毎日蒸し暑い日が続く。 晴れると太陽が容赦なく照りつけて 気温は真夏日に近く体も気分も重い。 梅雨の始めの頃はあでやかに咲いた アジサイも色が褪せて元気が失せた。 永井荷風の「あじさい」は駒込寺の 散歩の道で、立ち寄った寺の門前で 墓…

隠居の独り言(134)

子供のころ親父はよく浪曲を唸っていた。♪旅〜行けば、駿河の国の〜 茶の香り〜・・おなじみ広沢虎造の「次郎長伝」は耳がタコになるほど 聞かされた。そのセリフと節は自然に子供の頭に入って覚えたものだが 祖母がたまに三味を入れると浪曲に花が咲いたよ…

W杯に思うこと

W杯の最終日最も印象的なシーンは 何といってもジダンの頭突きだろう。 そのジダンがMVPに選ばれたのは あの行為も微々たるものなのかなぁ。 理由はともあれ人種問題が背景では 根が深い問題を投げかけたのだろう。 サッカーをTV観戦して思ったのは 屈…

隠居の独り言(133)

北朝鮮のミサイル問題で霞んでしまった日銀の福井俊彦総裁の去就問題は このままうやむやになってしまうのだろうか。金融行政の責任ある地位の 人は、あらゆる団体や企業と利害関係に付くことは許されるはずがないが 財務省などの銀行局や証券局につくポスト…

オカリナ

先週の土曜日は千葉の老人ホームで CGE(千葉ギターアンサンブル)と オカリナ&ピアノDuoとジョイント コンサートがあったが結構楽しめた。 今までオカリナには不勉強だったが 楽器によって音の高低の差があったり 音質が違ったりして演奏中にも楽器を …

隠居の独り言(132)

先週死刑か無期懲役かで注目された広島の小1女子殺人事件はヤギ被告に 無期懲役判決があったが、同じ年頃の孫を持つ身として納得が出来ない。 被害者の父親はあえて娘の実名報道を望んで犯行の残虐さを訴えたのに 裁判所はマニュアル通りに、殺人の場合は一…

W杯はイタリア

遂に終わったサッカーW杯の後半は ヨーロッパ勢だけが残りEU選手権の ようなもので各民族が国をあげての 戦争のような熱気に外野席の私達も それぞれに応援した。終わってみれば 最後のPK戦までもつれてイタリアが 勝ちW杯をものにした。若い選手の マ…