隠居の独り言(138)

その昔、鎌倉時代元寇があって日本も平和の夢を吹き飛ばされ挙国一致で
難局にあたり元の属国化を拒絶した。全国から集められた武将たちは何等の
恩賞も期待せずに当時世界最強の元の軍団と戦い台風の援護があったといえ
二回も敵を撃退している。北條幕府の指導のもとに、農工民も食料や機材を
供出し女子供も堤防造りに勢を出して挙国一致の体制でそれに臨みしのいだ。
現代になって、北朝鮮が7発のミサイルを発射している現実にも外交的には
一枚岩が原則なのに国内の勝手な談論風発には困ったものだが野党第一党
党首小沢一郎までが「日本は米国から本当のところを聞かされていない」と
交渉中の外交に水を差す発言は政治家として資格があるのかと問いたい。
相手方にはこの不謹慎な発言は国論が二分しているとしか取らないだろう。
国内問題ならいざしらず相手と渡り合っているときに味方にチャチを入れる
発言は交渉ごとにも心理的に圧力がかかりまとまるものもまとまらない。
逆に言えば中国も北朝鮮共産主義国家だから国内には反対勢力は無くて
恐喝的な外交をして日本に迫ってくるが、くだらないODA外交で損ばかりの
弱腰日本は案外国内に原因があるのかもしれない。小沢一郎福島みずほ
志位和夫さんたち、国家の難局を見事に生き抜いた鎌倉時代の先人の苦労を
見習って挙国一致の政策を国のため党派を乗り越えて話し合ってほしい。