2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(495)

「売らんかな」の週刊誌の見出しほど世間の話題を面白く凝縮したものはないが 気になる最近の出来事の何篇かを取り出して自分の目から見て考えてみたい。 「イージス艦衝突、水面下の情報」 無論、事故はあってはならない事だが、マスコミはイージス艦を一方…

閏月

地球が太陽を一周するのは、正確には 365,2422日なので4年に一度は日数を 一つ足さないと計算が合わなくなる。 江戸時代以前に採用していた月歴では 5年に2度そして19年に7度の割合で 閏月が設けられ1年13月の年もあった。 昔、中国では閏の日は王様が門の…

隠居の独り言(494)

法の問題で最近の報道を見て思う事二つ。一つは27年前に起きたロス疑惑の 三浦和義が滞在先のサイパンでロサンゼルス警察により逮捕されたニュースは 日本中に衝撃が走った。なにせ日本では無罪が確定し事件そのものが風化され 忘れかけているのに今更の感が…

新車

通勤に使っていたトヨタアリオンも 使用した期間が5年が近づいたので トヨタのウイッシュに乗り換えた。 アリオンの思い出は5年前にガンを 手術した時に、世界的ギタリストの 村治佳織さんからお見舞いの手紙を いただいて当時のアリオンのCMの キャンペン…

隠居の独り言(493)

ペリーは何故日本にやってきたのだろうか。当時のアメリカは油を取るために 太平洋で捕鯨が行なわれ食料、水の補給として日本を選んだのは当然としても 別の大きな理由があった。西部開拓を推し進めているアメリカはペリー来日の 10年ほど前にメキシコに難題…

5000人の第九

日曜日2/24に東京・両国国技館で開く 5000人の第九、の発表演奏会は今年で 24回目だがFANが世界各国から集まり 第一回世界第九サミットとして開いた。 外国人参加者も徐々に増えてこの日の ために来日する人も大勢いるという。 これほど世界的にもなれば主催…

隠居の独り言(492)

中国産ギョウザ問題は製造元の天洋食品の社長記者会見で「我々こそが最大の 被害者だ。毒物を混入した形跡は無い」と言い張り「損害賠償も考える」との コメントを発表した。やはりなぁ、無理を通せば道理が引っ込むとでも思うのか 非を認めないどころか開き…

春告風

ここ、ニ三日の関東地方は最高気温が 10度を超えて暖かい日が続いている。 春が一気にやってきた感じだが来週は 再び寒気団の影響で冬に逆戻りとか・・ 春の到来を告げる南風は春の使者だが 立春から春分にかけては北風と南風の 攻めぎわいだが、やはり南風…

隠居の独り言(491)

先日NHK衛星TVで「岩谷時子の愛の賛歌」が放映されていたが、今更ながら 彼女の昭和のポップスや歌謡界を彩った作詞家・岩谷時子の偉大さが思い浮かぶ。 越路吹雪が死去するまでの約30年間の歌の作詞やマネージャーとして越路と強い 信頼関係で支えて続…

芽生え

春は名のみの風の冷たい日が続くが 枯れ木のように見える幹や小枝にも よく見ると新芽が用意されている。 わたし達が気付かないうちに木々の 暦の日記帳には、きちんと記されて 芽をふき、花を咲かせる準備で今や 今かと春風の到来を待っている。 今日も固く…

隠居の独り言(490)

嘉永6年(1853)5月にペリー率いる黒船が何の前触れも無く薩摩藩統治下の 沖縄に星条旗を掲げて表れた。目的はアメリカが沖縄列島を植民地にして当時 盛んだった捕鯨船の食糧や水の補給基地を作るためだったらしいが沖縄政庁は ペリーを体よく断わった。彼ら…

誕生会

初孫が生まれ今年で12年が過ぎた。 12年前のバレンタインデーに初孫は この世に生を受けた。彼にとっては 初めての年男で子年のせいか悪戯で オッチョコチョイが困ったものだが その彼が中学受験に見事成功したが これからが人生の坂道や山の本番で 真っ直ぐ…

隠居の独り言(489)

江戸の昔、寺小屋という教育現場があって日本は世界にも稀な教育大国で 幕末から明治に来日した外国人は市井の人達が書物を読み算盤をはじいた 姿を見て驚愕したという。寺小屋に入るのは、だいたいが7歳の子が多く 旧暦二月の初午の日(今年は2/12日)が「…

皇居東御苑

東京のほぼ中央に広がる皇居は 江戸幕府の将軍の居城の跡だが 巨大城郭の栄華を誇った当時の 建物の殆どが江戸時代の度々の 大火で焼失してしまっているが 旧本丸跡地は現在は緑の芝生で 多くの建物があって多くの人が 暮らしていたと思うと感慨深い。 今は…

隠居の独り言(488)

バレンタインデーに因んでヨーロッパの大人の恋の物語を二つ三つしてみたい。 「愛せよ、人生において良いものは、それのみである」byジョルジュ・サンド 19世紀に活躍したフランスの女流作家ジョルジュ・サンドは恋の遍歴の盛んな 女性で多数の男性と恋愛関…

バレンタインデー

「恋」は「来い」という。自分の傍へ 来て欲しい。そんな気持を言い表して 「恋」という言葉が出来たのだろうか。 でも「来い」が成就すると、それから 「恋」が冷めていく・・それが自然の 摂理だと思うが永遠の愛を信じるのは 若い恋人たちの特権なのかも…

隠居の独り言(487)

戦国時代は「下克上」の混乱期を経て、室町時代の守護大名として残ったのは 甲斐の武田家と今回のNHK大河ドラマ「篤姫」の島津家だけで鎌倉体制からの 名門であった。俗に「島津800年」というが、甲斐武田は勝頼の時代に織田信長に 滅ぼされたので、さら…

蒸気機関車

子供の頃は汽車を見るのが好きだった。 家の近くに線路があり汽車が通る度に その雄姿に憧れに似た気分で遠くから 見つめ遠くに去って見えなくなるまで 身じろぎもしないで見つめていた。 汽車は自分の夢を遠く運んでいって くれる気がしたし、気持ちが膨ら…

隠居の独り言(486)

小学校の学年末になって何かと子供も親も気ぜわしい。卒業式や謝恩会など 気苦労も多いが、話題になるのはどこの子供がどこの中学校へ進学するのか、 話しを聞くたびに公立の先生達の教育に対する力量や熱意がとても歯がゆい。 東京杉並の某区立学校で大手進…

田舎の香水

僅か半世紀前の日本では農村の人口が 7割を超え、菅笠被った農民が田んぼや 畑で農作業をしていた。農機具も貧弱で 農薬も使わず耕すのは人力が殆どだった。 肥料には大半が草や葉が原料の腐葉土で 肥溜めの香水も風物詩だった。こうして 米一粒、豆一粒を、…

隠居の独り言(485)

今年から後期高齢者だが昔からみれば随分と長生きをさせていただいている。 ♪村の渡しの船頭さんは、ことし六十のお爺さん、この歌の唄われたころは 健康保険も年金も無く病気になれば諦めて後は神頼みしかなく、歳を取って 働けなくなれば子供たちの世話に…

東京の雪

東京地方に日曜日に降った雪は 次の日はもう溶けてあっけない。 春の雪は初恋のようだと言うが 淡く消えた後も思い出が残る。 当日は孫の受験日で送り迎えに 付き合ったが、若い頃と違って 雪で転ばないように気をつけた。 上京した昭和20年代の頃には 毎…

隠居の独り言(484)

自分が育った頃の昭和前期の時代に比べて何と贅沢な現代の食生活なのだろう。 中国のギョーザ問題は日本中を震撼とさせたが、被害に遭われた方にお見舞い 申し上げるとして、あの事件は起きるべくして起こったものだと思っているし 却って我が国の食に対して…

サクラサク

孫が志望していた学校に見事合格した! 本人のみならず、家族みんなの喜びだ。 受験日、発表日、晴れの日も雪の日も 今までの受験に向けた様々な思い出が 頭の中を駆け巡る。勉強で落ち着きが 無くなった時も、様子がおかしかった 時期も、人相も変わった事…

隠居の独り言(483)

NHK大河ドラマ「篤姫」も5回を数え、愈々島津斉彬(高橋英樹)の登場で 薩摩藩の改革が始まるが、もう少し薩摩と沖縄の間柄について目を向けてみたい。 奄美諸島は13世紀から17世紀の初めにかけての約350年間、琉球王朝が栄えて 青い海と緑の島々の楽園を…

立春

♪春は名のみの風の寒さや・・ 昨日の東京の雪化粧には風情があったが たまたま孫の受験日で苦労も多かった。 でも今年の春は我が家にとって良さそう・・ ヤマノカミと女共が一年を掛けて作った 飾り雛が、床の間に吊り下げられた。 猿っ子、うさぎ、俵ねずみ…