2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(1152)

わが家の近くの公園は横網公園だが中央に震災記念堂があり1923年9月1日に起きた 関東大地震で亡くなられた方と、1945年3月10日の東京大空襲の犠牲者の方の霊が 祀られて当日には被害に関わった大勢の人がお参りに訪れる。公園は祈念堂だけでなく 子供たちの…

バーバーズショー

友人に招待され桜咲く上野・東京文化会館で 上演された東京バーバーズショーを鑑賞した。 「東京バーバーズ合唱団」は大編成の男性の アカペラ集団で、壮大で重厚なハーモニーは 会館大ホールの隅々まで響き渡って感動する。 バーバーズの名前の由来は、昔の…

隠居の独り言(1151)

人は美醜の体と善悪の心を持った生き物で光り輝く太陽から闇の世界まで抱えている。 美味しいものを食べ上品な言葉を話す口もあれば音楽を聴く耳や絵画を見る目もあり 勉強で物事を考える頭脳がある。しかし一方に排泄する尻の穴もある。歳を重ねると 老化は…

浜離宮

離宮の大手門から入るとまず目に入るのは 約30万本と称される菜の花が咲き乱れて 甘い香りの黄色い絨毯模様で彩られている。 周りは新橋、汐留のビル群で大都会の中の 典型的なオアシスは季節ごとに花を替えて 春は菜の花、秋は黄コスモスの楽園になる。 菜…

隠居の独り言(1150)

東京は桜の開花宣言が発表され一週間が過ぎたが、桜前線の北上は福島県会津地方に 達しただろうか。NHK大河ドラマ「八重のさくら」が咲くころに鶴ヶ城を訪れたいが 今年は大河の影響で混雑が予想されるらしい。今週の題の「蛤御門の戦い」は幕末史で ピーク…

サクラガサイタ

今年はアベノミクスの経済復興の影響なのか 桜の開花が早すぎる。大抵の小学校の校門に 桜が植えられて例年なら新一年生の入学式で 桜と共に記念写真を撮るのが風物詩なのだが 今年の桜は卒業式に合わせているかのようだ。 週末は満開になった上野公園で花見…

隠居の独り言(1149)

バンドの音合わせは楽しい。いつも時の経つのを忘れ練習に励んでいるが、それ以上に 終わった後のメンバーたちと飲食をしながらの談論風発の時間ほど愉しいものはない。 そこは師匠も生徒も立場を離れ一個人として個性的な魅力に満ち溢れ話が弾んでいく。 ク…

コブシ

コブシが見頃を迎えている。今年は桜も早いが梅と桜の 間を取り持つ間奏曲のように日本の春の趣を添えている。 コブシは戦時中の疎開先だった福島県白河を想い出す。 東北の冬は長いが雪の残る山の斜面にコブシが咲くと 少年は新しい発見したように嬉しくて…

隠居の独り言(1148)

今年の3月11日は東日本大地震から満2年になり不幸にも亡くなられた方からすれば 三周忌にあたる。地震が大きかっただけに、あらゆるマスメディアが特集記事を組んで 「二年目の現場」「この惨事を忘れない」「絆を大切に」等々の、その手の話題や写真の 新聞…

卒園式

孫姫の卒園式は、パパは仕事の関係で出席できず、 ママは幼稚園の保護者会会長のため卒園の挨拶や 歌のピアノ伴奏も引き受けたので、替わりに爺が 孫姫の付き添いとして晴れの卒園式に出席をした。 孫の卒園式といえ式典という厳かな雰囲気の中で 園長先生の…

隠居の独り言(1147)

今年も3月の卒業シーズンが来たが6人の孫の一番下が、このほど幼稚園を卒園する。 爺にとって一番下の孫ゆえ、送り迎えで孫姫と歩いた道も時間もこれで終わりと思うと 卒園の寂しさはこのうえない。思えば最初の孫が幼稚園に入園したのが15年前だから あれか…

春の訪れ

今年の冬から春にかけてのお天気のご機嫌は まさにお天気屋の気性、もとい気象で一気に 春を通り越す夏日の気温になった次の日には 真冬に逆戻りの気温の寒暖の差がひどすぎる。 それでも季節の変り目の音が伴いやってくる。 春の節目の訪れとは「音連れ」が…

隠居の独り言(1146)

昭和の少年時代の3月10日は「陸軍記念日」だった。1905年3月10日に日露戦争の 奉天会戦で日本軍がロシアに勝利し、奉天(現在の瀋陽)を陥落させて入城した日だ。 日露戦争の最も規模の大きい会戦はこの奉天大会戦で日本軍25万とロシア軍31万が 零下30度近い…

3,11

早いもので一昨年に起きた東日本大地震から 2年が過ぎた。あの日は、東京も震度5強で 只でさえ地震に滅法弱い心臓の鼓動は大きく 揺れて、此の世の終わりかと観念したほどだ。 自分のいた事務所兼倉庫の2階は机の本棚や 生地棚から生地や製品など落下して部…

隠居の独り言(1145)

日米首脳会談でTPP交渉に大きく踏み出したというのに案の定、農業団体の親分が 反対意見を述べて政府に圧力を掛けている。食料自給率とか食の安全といった課題は 聞こえはいいが、これまで莫大な税金の上で成り立っている日本の農業の実体をここで 見直す良…

安田庭園

すっかり春が訪れて、ここ両国にある安田庭園も 沢山の人が春の風と庭園の美しさを満喫している。 春に集まる都鳥も回遊庭園の池に飛び交っている。 案内版によれば江戸時代に本庄氏(常陸笠間藩)の 下屋敷跡で元禄年間に造営されたと記されている。 昔の殿…

隠居の独り言(1144)

三月の時期になると昔を思い出すのは、かれこれ60年以上も前の上京した頃のこと、 姫路から夜汽車に13時間揺られて東京に出てきたのは15歳の時、昭和でいうと24年。 朝鮮戦争の一年前。大都市への転入抑制解除になった年で上京の夢が叶った少年だった。 姫路…

信任状奉呈式

皇居前を散策していると時々見かけるのは おとぎ話に出てくるような儀装馬車列だが これは新しく着任した外国特命全権大使が 派遣した国家の元首から託された信任状を 天皇に提出する儀式への送迎する馬車列で 東京駅から皇居までが移動道になっている。 こ…

隠居の独り言(1143)

NHK大河ドラマ「八重の桜」の物語は京での会津藩の活躍が却って民衆の反感を買う。 それは新撰組を「会津肥後守御預浪士」として公に「御預」として雇ったからであり 会津藩と新撰組が同じムジナと京市民や諸藩に思われるようになった。新撰組は都の 大路小…

湯島の白梅

孫が志望の高校合格を果たしたので湯島天神の 学問の神さまに合格の報告と、お礼詣りをした。 合格祈願のときは、手もかじかむ寒さだったが 今の湯島天神の境内はすっかり春めいて名物の 白梅も満開で手を合わせる気分もうきうきする。 人は勝手なもので、お…