2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(1405)

先日、法事で故郷に帰ったが、5年前に帰ったばかりなのにもう景色が変わっていた。 その昔、帰郷のときは播州平野に入ると、汽車の窓から遥か遠くに姫路城の天守が 見えはじめて心が逸ったものだが、今では窓どころか駅に着いても城のかけらもない。 駅その…

下田散策

週末にはときどき東伊豆下田を訪れる。 かつて下田は娘たちが住んでいたので 下田は家の近所にように街の隅々まで 思い出が詰まっている。由緒ある歴史の 舞台も多く、江戸の原風景がここにある。 南伊豆に位置しているので東京から近く 伊豆急「踊り子号」…

隠居の独り言(1404)

「ラテンバンド花火」を辞して今はラテンの歌を歌う機会がなくなった。辞してといえば 聞こえはいいが、バンドのレベルに付いていけなくなったのが本音だ。ラテンの歌は スペイン語で、しかもライブの演奏では歌詞も楽譜も完全に覚え、譜面台は置かない。 歌…

お中元

この時期、お中元の贈り物でデパートに行く。 いつもの例だから贈り先も中身も殆ど同じで 売り場を素通りして手続き場に直行している。 少し前まで手続きのお姉さまが一軒一軒を 手書きして時間もかかったが今やパソコンの キー2つ3つを押して全てが終了して…

隠居の独り言(1403)

どうしても韓国を好きになれない。今日22日は基本条約締結から50年の節目だが 正式な首脳会談も開けない状況が続いている。それは竹島や慰安婦の歴史認識で 互いの不信感があるからで、それも一方的に韓国側から問題ありとして、しつこく言う。 竹島をとやか…

父偲ぶ日

日本人はフレーズに弱い。「父の日」と言われれば 普段は疎遠気味な父親になにかプレゼントをする。 でもモノを売る商人の企みと知りつつ、年に一度は 父を思い、尊敬し、育ててくれた年月に感謝しよう。 自分にはもう父はいない。草葉の父を偲び帰郷した。 …

隠居の独り言(1402)

歴史は繰り返される。1937年にイギリスのチェンバレン首相は当時イーデン外相の 反対にも拘らず台頭するナチス・ドイツに対し宥和政策を進めた。軍備増強にともなう 財政負担を恐れたからだが、結果的には第二次世界大戦とホロコーストを招いた、と 後継首相…

書写山円教寺

帰郷の際、甥の案内で姫路郊外にある 書写山円教寺を訪れた。関西の人なら ご存知の方が多いが天台宗の円教寺は 京都の比叡山と並び称される修行場で 武蔵坊弁慶もここで修行したという古刹。 大河ドラマ「軍師官兵衛」ゆかりの寺で ドラマのロケ撮影された…

隠居の独り言(1401)

法事のため故郷・姫路に帰った。母の13回忌、父の27回忌、祖母の70回忌に当る。 故郷に帰るのは5年ぶりだが法事のような用事でもないと親戚一同集まらないのは どこも同じで、冠婚葬祭の葬の字が最後の付き合いだろう。久しぶりの親族の再会は 歳を重ねれば…

ふるさと姫路城

世界遺産に登録された白亜の姫路城は 平成の大修理を終え、容姿を見せている。 お色直しが終わって初々しい花嫁のよう その美しさに見惚れ、時を忘れてしまう。 まさに「天空の白鷺」が羽ばたいている。 天守群をはじめ城郭全体が国宝であり 姫路が故郷の自…

隠居の独り言(1400)

ブログを始めて11年が経つ。「隠居シリーズ」も気づけば1400回目の節目になった。 費やした時間は計算できないが、ここまで続いたのだから生涯学習のつもりでいたい。 ブログは淡々と日常の生活だけを書いていてはつまらない。長続きをさせるためには 世の中…

ノウゼンカズラ

梅雨の晴れ間を縫うようにノウゼンカズラが 咲いている。蔓科の花なので目の位置より 高く、赤く、正しくは橙色だが近所の公園で この時期、鮮やかな色を楽しませてくれる。 漢字で書くと、凌霄花(りょうしょうか)とも・・ 今年は暑いせいか梅雨の前から咲…

隠居の独り言(1399)

歯に衣着せぬ物言いで雑誌やテレビなどで活躍するコラムニストの勝谷誠彦さんが 「うつ病」であることを自らのブログで告白された。「この病気が恥ということではない。 同病の方々のためにまずはそれを言っておく。ただし、それでヨボヨボしていて仕事に 齟…

菖蒲

今日の晴れの天気を境に明日は梅雨入りだろうか。 梅雨前線は現在は九州地方だが明日は関東かも・ 六月に入って菖蒲が見頃のシーズンになっている。 花は様々な色に染まって梅雨を呼んでいるようで 花は真っ直ぐ凛として立ち姿は貴婦人を思わせる。 ここは茨…

隠居の独り言(1398)

前項の続き・・帽子製造業の形態は問屋に卸す会社と、その会社に属する職人との 連合体で構成されている。会社では受注した帽子のデザインの型出しと生地の裁断、 裁断された生地と付属を縫製に出し、縫製された品の仕上げ、そして問屋へ出荷する。 縫製の職…

夕暮れ

五月晴れの陽が西に落ちるとき、 梅雨を前にして夕暮れの景色は 一年のうちで最も美しい空だろう。 雲間の西日、雲間の青空、雲間の 幾条の光は格別の瞬間的芸術で 夕暮れが演出する様々なシーンは 雲がなければ夕空は退屈なもので 今日のけじめもつかなくな…

隠居の独り言(1397)

今年の夏の暑さと、景気上向き傾向なのか、帽子が盛んに売れている。帽子屋稼業に 携わる者としてこれほど嬉しいことはない。といって売れるのが素直に喜べないのは 帽子を作る職人が激減したことだ。激減どころか、間もなく絶滅してしまう運命にある。 わが…

ドイツ村

房総半島にあるドイツ村の広大な園内に バラが見頃を迎え、鮮やかに優雅に咲く 美しい色々と共に甘い香りが漂っている。 バラの名所数々あるがここは広くていい。 残念ながら、実際のドイツ旅行はないが 名だけあって風景が似せてあるのだろう。 人は華やか…

隠居の独り言(1396)

戦国時代に細川忠興という武将がいた。父の細川幽斎も有職故実に優れた教養ある 文化人として知られており嫡子の忠興も文武両道に非常に優れた武将であったという。 また夫人は明智光秀の娘で、ガラシャ夫人として大変な美人であったと世に知られた。 関ヶ原…

運動会

孫たちの運動会のシーズンが来た。 今年は小中高の三つ重なり忙しい。 それにしても今年の五月の暑さは 子供たちや先生にとって可哀相で 今までの練習も大変だったと思う。 それでも運動会のスケジュールは 滞りなく進み孫たちの元気な姿と 懸命な競技を見て…