世界遺産に登録された白亜の姫路城は
平成の大修理を終え、容姿を見せている。
お色直しが終わって初々しい花嫁のよう
その美しさに見惚れ、時を忘れてしまう。
まさに「天空の白鷺」が羽ばたいている。
天守群をはじめ城郭全体が国宝であり
姫路が故郷の自分には感無量の思いで
白漆喰を新しく塗られた天守を眺めていた。
そして姫路城は天守閣以外の遺構に時間をかけて見学するのも歴史の重みを感じる。
ずらりと並んだ狭間、迷路のような動線は、城全体が合戦のための施設と実感できる。
戦国期の意匠が駆使された門や壁など全容を見れば世界遺産の価値は抜群だろう。
