2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(665)

民主党代表・小沢一郎の政治資金規制法違反事件で秘書が起訴された事件簿は 小沢一郎の答弁もうやむやだが、政治とカネとは切っても切れない絡み合いを 今更のように思い知らせてくれる。政治家や権力者に不可欠なのは三つのバン、 地盤、看板、金番だが、そ…

鐘は上野か浅草か

現代人は腕時計をして、家に壁時計、 人の集まる所、時計が有り過ぎて、 そのせいか、人々は時間に追われて 慌しく日々を過ごしている気がする。 江戸の昔は、時の刻は朝昼夕と三回、 寺の鐘つき堂から、ご〜ん、ご〜ん・・ 静かな町には、つき鳴らす鐘の音…

隠居の独り言(664)

「レキジョブーム」の続き、最近は甲冑ウエディングが流行っているそうだ。 なかでも新郎が妻夫木聡演ずる直江兼続の「愛」印兜を被るのが人気らしい。 しかし戦国の愛の観念を現代と一緒に考えるのは大いなる錯覚で愛マークは 兼続が信じた愛染明王の一字か…

花二十日

桜の花がいっせいに咲き出した。 でもここ数日の寒の戻りで花の 早咲き組は可哀想に震えている。 今の桜はソメイヨシノが主役だが 花びらの大きさや色の華やかさが 主役の座を勝ち得たに違いない。 明日咲くか、明後日咲くか、と 気象庁が発表する桜前線情報…

隠居の独り言(663)

大河ドラマ「天地人」は前年の「篤姫」に続いて高視聴率が続いているそうだ。 一昨年の内野聖陽演じる「風林火山」があまり芳しくなかった理由の一つは 歴史物の視聴者は大抵が男性で合戦場面の男臭さが女性に敬遠されたからで 宮崎あおいなど華やかな女性が…

侍ジャパン世界一

長い戦いだったけれど、終わってみれば 日本は連覇を果たし、侍達ご苦労様でした。 それも韓国と5回も戦って最後は延長戦で 決着だから日本国中あちこちで狂喜した。 最後の熱狂はイチローで締め、松坂大輔が MVPだが個人的には岩隈久志にあげたい。 でも賞…

隠居の独り言(662)

弱肉強食、栄枯盛衰が世の常であった戦国時代に大名として生き残るためには 優秀な部下、とりわけ参謀を務める補佐役の優れた人物を抱えることが必須で あの時代に成功した殆どの武将は補佐役の器量で決まったといって過言でない。 16世紀の100年間は日本全…

卒園式

孫のRenが卒園式で卒業証書を戴いた。 証書を手にした時、彼は何を感じたか? 普段はヤンチャなRenも園長先生から 名を呼ばれた時は神妙な顔をしていた。 二年間の幼稚園の出来事は彼にとって 人生のほんの一部分かもしれないけれど 確実に幼児期から少年期…

隠居の独り言(661)

そもそも彼岸とはインド・中国にも無い日本仏教独特のもので、起源は 聖徳太子の頃からとも云われ、江戸時代に入り民衆的な広がりをみせた。 昼夜の時間が同じになる時期に生活の区切りをご先祖に報告する意味を 含めて墓参りが行なわれ今に至る。彼岸は人生…

歌舞伎座

松竹の発表によれば銀座歌舞伎座が 来年4月の公演を最終回に全面的に 建て替えられることになったという。 「さよなら公演」の三月大歌舞伎の 演目は「元禄忠臣蔵」で主役三人の 内蔵助は、市川団十郎、松本幸四郎、 片岡仁左衛門が務め、重厚、清冽、 迫真…

隠居の独り言(660)

北朝鮮が日本近海に向け弾道ミサイル発射を予告しているが果たして日本は それを迎撃することが出来るのか。国民にとって難しい選択を迫られている。 北朝鮮に拉致されて田口八重子さんの家族と、かつて田口さんに日本語を習った 大韓航空機爆破事件の実行犯…

彼岸入り

昨日から彼岸に入ったが春分を挟んで 七日間は昼夜の時間がほぼ同じになり 気候的にも快適な時期に当っている。 「暑さ寒さも彼岸まで」早春の余寒も そろそろ終わりで昔の人はうまいこと 言ったものだ。「彼岸」は仏教の言葉で 生老病死や、苦労の多い現実…

隠居の独り言(659)

日本史に登場した美男子といえば思い出すままに、万葉の大津皇子、草壁皇子、 平安の在原業平、源平の源義経、平敦盛、戦国から江戸では森蘭丸、高山右近、 木村重成、天草四郎、大石主税、幕末では沖田総司、伊庭八郎等だが共通点は 文武ともに秀で、気持ち…

こぶし

ここ二三日の暖かさとともにコブシの 花がいっきょに満開になった。白い 妖艶な花弁はまさに春の使者のようで 花見時の露払いの役目を果たしている。 ここ新宿御苑のコブシの大木には多くの カメラを手にした人が写真を撮っている。 愈々、春本番だなぁ・・…

隠居の独り言(658)

昨夜のTVは4年間、ずっと楽しませてくれた「きよしこの夜」のファイナルで 年甲斐なく涙ぐんでしまった。始めの歌は氷川きよし、ベッキー、グッチ裕三の レギュラー三人で「さくら」を演奏し、ズンドコタイムトラベルではリポーター 東貴博が4年間の名場面を…

百万本のバラ

昨夜は千葉市・ホテル・ミラマーレで 「百万本のバラ」「グラナダ」を歌った。 レビュラー出演Duo Esperanzaさんの アミーゴということでギター弾き語りの 演奏させてもらったが気持ちよく歌えた。 写真家の植村正春さんに昨年いただいた バラのカレンダーは…

隠居の独り言(657)

卒業式のシーズンだが何年かを共に過ごした仲間達と最後のひとときを飾る 卒業ソングの人気調査の結果がこのほど発表された。2009年版の心に沁みる みんなの好きなベスト・テンは1位がで卒業式のレミオロメン「3月9日」が 雰囲気に最もいいと、10代-20代に人…

すみれの花

♪すみれの花咲く頃、初めて君を知りぬ 君を思い日ごと夜ごと悩みしあの日の頃 すみれの花咲く頃、今も心奮(フル)う 忘れな君、我らの恋すみれの花咲く頃・♪ シャンソンは宝塚歌劇を象徴する歌で、 聞く度に華やかな春景色が目に浮かぶ。 ここ横網公園の慰霊…

隠居の独り言(656)

戦国時代を生きるには優秀な指導者を仰ぐことは必須条件だが越後の偉大な 謙信(阿部寛)の急死は人々を混乱させた。独裁者謙信が後継者を決めずに 他界したことが上杉家を迷わせる。直江兼続(妻夫木聡)が主君として仕える 景勝(北村一輝)と、北條家から…

東京大空襲

明日3月10日は先の戦争の東京大空襲で 65年目に当るが、今なおアメリカ空軍を 許せないのは、一般民間人10万人以上を 虐殺した事、騙し打ちのように油断させる 作戦で波状爆撃を2時間半も繰り返した事、 いかに戦争といえ、これは日本民族浄化の ホロコース…

隠居の独り言(655)

三月の年度末は、TVやラジオの番組の変革期でもあるが中には終了するのが 惜しいものも多々ある。「英語でしゃべらナイト」「その時、歴史が動いた」 「たけしの誰でもピカソ」などを見ていたが、好みとして最も残念な番組は 「きよしとこの夜」で、来週で終…

カレーライス

家族の人数が多いと毎度の食事の定番料理は ヤキソバやカレーライスそれに冷蔵庫の中の 残り物を炒めたゴッチャマゼぶっ掛けご飯が 主流になるが、日本人は昔から丼物が好物で 卵、親子、鰻、とろろ、深川等々きりがない。 お茶請けもそうだが、白いメシとオ…

隠居に独り言(654)

1972年のレコード大賞は「喝采」だが、当時ファンだった、ちあきなおみは 今はどこでどうしているのやら・・あれから30数年、時は待ってくれない。 ♪いつものように、朝があき、 孫の世話する私に、届いた報せは、 ブログの説明で、ありました。 あれは2004…

お雛様

昨日は雛祭り、真似事だけ、行なった。 花の命は短くて・・林芙美子の歌だが 三月三日の雛祭りを過ぎると雛人形は すぐに片付けられてしまう。なんでも 婚期を逸してお嫁にいけないとの事で 翌日には箱の中に納められてしまうが その効果無く、最近の若い人…

隠居の独り言(653)

上杉謙信(阿部寛)の死は約一世紀といわれる戦国時代の終わりを象徴している。 その後の各地では弱いものが淘汰され中央に覇権した織田信長(吉川晃司)により 安土桃山時代が訪れる節目は何と言っても戦国大名最大の雄、謙信の死であった。 それにしても49…

アルモニコス

昨日千葉市で開かれたアルモ定演を聴いた。 結成されて26年になるとかだが充実した 演奏はもとより、中高年女性の生きかたの 模範だと思う。一般的に歳を重ねるごとに 気持ちは硬直し、昔話の繰り返しの生活に なっていくのが通例だがアルモメンバーの 魅力…