隠居の独り言(655)

三月の年度末は、TVやラジオの番組の変革期でもあるが中には終了するのが
惜しいものも多々ある。「英語でしゃべらナイト」「その時、歴史が動いた」
たけしの誰でもピカソ」などを見ていたが、好みとして最も残念な番組は
きよしとこの夜」で、来週で終了は実に心惜しいが、いい番組だっただけに
ぽっかり穴が開く。演歌界の貴公子、氷川きよしグッチ裕三ベッキー等と
三人で様々なジャンルのゲストを迎え、歌・トーク・料理・ゲーム・映像など
繰り広げるバラエティー番組は自分にとって時間も丁度いい木曜10時からで
疲れた昼間の身体と気持ちを和ませてくれた。昨夜は終了のカウントダウンで
今まで放送してきたものの中から選りすぐりの音楽の名場面集が放映された。
氷川きよしが歌ってきたポップスの数々とともに、早乙女太一の華麗な舞いや
さかなクンのサックスとのジョイントなど様々なコラボレーションが素晴らしい。
さらにゴスペラーズ松浦亜弥、中孝介など、実力派歌手たちとの共演集など
目をウロコにして見入った。また翌日が25歳の誕生日というベッキーに因んで、
レギュラー3人で「素敵な誕生日」を歌ったがベッキーは何て可愛いんだろう。
美人で優しくて歌もダンスもピアノも上手という天は二物も三物も与えている。
それにベッキーはきっと恋をしていると思う。「恋をしている女は美しい」と
人は言うが、ほんとうは恋によって美しくなると言ったほうが、的をえている。
どんな才女でも美人でも恋したことがない、恋はかしずかれるものだと思う人は
恋の意味を知らないし美しくない。美人でも心冷えた人がいるが、姿格好よりも
むしろ、かしずくこと、恋を恋している人のほうが、はるかに魅力に溢れている。
人を待たせた事があっても待った事の無い人は待たせた人の気持ちを汲み取れない。
思いやり、優しさを持つ美しい人とは絶えず自分を砥石で磨いている人だと思う。
話がそれた。贔屓の引き倒しだが、番組を機に歌謡界のプリンス・氷川きよし
「お嫁にしたい人NO1」のベッキーが結ばれればファンとして言うことは無い。