2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(284)

木村拓哉、壇れい主演の「武士の一分」が好評を得ている。物語はさておいて 武士道のありかたが今ほど問われている時はないと思う。日本人特有の美的な 感受性や情緒が崩れてしまった今だからこそ、その基本の武士道精神を育てて これからの社会を元に取り戻…

十思公園

お得意先の近くの中央区小伝馬町には 十思公園があるが、ここは江戸時代の 伝馬町牢屋敷跡地で、罪を犯した人は この牢に繋がれ、なかには刑死した。 時代小説や映画などにも登場してくる 牢屋敷跡は今では小さな公園になって 近所に住む人やオフィスビルに…

隠居の独り言(283)

落語家の三遊亭円楽が、落語の高座を引退するとの記者会見をしたが一昨年に 脳梗塞で倒れ、そのほかに腎臓を患い人工透析を受けながらのリハビリを続け 一時は復帰したものの「ダメですね、ろれつが回らない」と落語界を降板した。 他人事と思えないのは自分…

孫バカ日記(16)

3歳の孫娘に玩具のキーボードを買った。 玩具といえ他の楽器の擬音やリズムなど 音の遊べる範囲はとても広くていい。 これは気に入ったらしく飽きもしないで 遊ぶのは買ってあげた甲斐があった。 玩具も随分と進化したものだと思うのは ひと昔前の積み木やマ…

隠居の独り言(282)

戦国大名は領地と領民を管理するかわりに一朝、国境付近において事ある場合は 身を挺して外敵の侵入を防ぎ、領民を充分に安堵させる最低限の義務があった。 国境の異変の知らせが入ると、領主たる大名は領内各地の武将に動員令を発して 兵を集めなければなら…

5,000人の第九

国技館で演奏された5000人の第九は 広い会場の半分が演奏者、残り半分が 聴衆席とあってその迫力は凄まじい。 特に4楽章の「歓喜の歌」の大合唱の 身震いするほどの感動的なうたごえは 会場一体になり渦のようにこだまする。 最年少は6歳(孫含む)から最年…

隠居の独り言(281)

今年も卒業式シーズンがやってきた。人生の一つの節目の行事で大切にしたい。 昔、といっても昭和20年代に中学校を卒業したが、当時は校長先生のお話し、 在校生の送る言葉、卒業生の答辞などあって、式の歌は「君が代」斉唱のあと 在校生は「蛍の光」で、そ…

孫バカ日記(15)

最近の世相の少子化の流れとは逆行に 孫達6人に囲まれた生活のパターンは 慣れればさほどの苦労も無く朝起きて 寝るまで誰かが話しかけ誰かが泣いて 喧騒も身体の一部分になってしまって 静かになるとかえって落ち着かない。 自分も兄弟が6人だがひと昔前…

隠居の独り言(280)

四月の都知事選は石原慎太郎のワンマンショーだが、気にかかることが多々 ありで、たとえば知事が内外の出張先のホテルで超豪華な部屋を取ったとか、 公費で贅沢な食事をしたとか、マスコミはいろいろ叩くけれど都知事ほどの 大物になれば出張先での会合では…

孫バカ日記(14)

小学高学年の孫達は勉強の気晴らしに 木彫りをしている。小動物や果物など 今は手の平に乗るくらいの大きさだが 将来はもっと大きなものを彫りたい、 という。望みだけは大きいがどこまで 伸びるかは努力次第をいうまでもない。 彫刻は集中力を高めるのにい…

隠居の独り言(279)

自民党が揺れている。幹事長の中川秀直は「首相に忠誠心なき政治家は内閣や 官邸から去るべきだ」と語り、首相の後見人たる森喜朗は「閣僚が首相を尊敬 していない」と名指しで久間章生、麻生太郎、尾身幸次の各大臣を批判した。 かつての実力者は諸問題が起…

孫バカ日記(13)

孫が6人いると二ヶ月ごとに誕生日が やってきて祝パーティをやる楽しみが 一年に6回訪れる。この二月は長男の KENの11歳の誕生日のお祝いをした。 今年は新6年生で、来年の中学進学を 目指し頑張る姿に影で応援をしている。 この子は初孫だったので思い出…

隠居の独り言(278)

春闘が始まっている。今年の春闘は企業の業績が一般的に上がっているので 賃上げ交渉になっているが、例えばNTTの場合は全従業員の年収が平均で 約900万弱だが労組は1ヶ月2000円の昇給を要求し経営側と交渉している。 春闘を先走るNTTの交渉は各企業の…

孫バカ日記(12)

今度の日曜日2/25日に国技館で行なわれる 「国技館5000人の第九」に出演するために 小学校の孫達は秋から週一回のパート練習に 励んでいる。いよいよ本番まで五日間だが 聞く側のこちらまでも気持ちが高ぶってきた。 孫たちは第九を聞きながら食事をしている…

隠居の独り言(277)

某新聞の人生案内に「実家で1人暮らしの90歳の父の世話を時々やっています。 父は4畳半の部屋でいつも座っています。私が困るのは頑として石油ストーブを 使用し換気をあまりしないしヘビースモーカーなので部屋中臭くてたまらない。 耳が遠いのでTVの音…

東京マラソン

氷雨振る中でのマラソン観戦も身体が 凍てつくが東京の大イベントとあって 沿道を埋める観衆の熱気は素晴らしい。 最初のランナーは障害者達の車椅子で その後に白バイの先導でトップ集団が 通過して約一時間ほどマラソンマンが 大勢走る。選手の数は3万人…

隠居の独り言(276)

東京では春一番が吹いたがこのままだと観測史上初の雪無し冬になるのかも・・ 暖冬は年寄りの普段の生活には有難いのだが繊維の季節商品を扱う業者としては 頭の痛い問題で、冬の最中に小売業界の品物が売れないと売れ残り在庫がかさみ 来期の秋冬商戦に響い…

孫バカ日記(11)

家族が数人集まるとトランプ遊びが はじまる。ジジはババ抜き、七並べ 神経衰弱くらいしか知らなかったが 最近はインディアンやツーパワーや 大富豪・大貧民などあって遊び方が 以前より増えて覚えると中々面白い。 トランプ遊びは家族が一緒になって 喜びを…

隠居の独り言(275)

6ケ国協議が閉会し適当なところで相槌を打って6人の役者が手をつなぐ新聞の 写真は、顔は愛想笑いだが猿芝居もいいところで狐と狸の化かしあいに過ぎない。 アメリカはイラクとの関連で早く手を打ちたかったし、北朝鮮は援助が欲しい。 政権末期に近づいた…

孫バカ日記(10)

孫達はいつも元気で喧騒は絶えないが ときどき誰かが熱を出して病院に行く。 小さな怪我やお腹を下したぐらいでは 家で処置が出来るが、熱が39度位に なると近くの救急病院へ連れていく。 爺の役目はいいときばかりじゃない。 流行性感冒だと孫達は次々とう…

隠居の独り言(274)

今日はバレンタインデー、女性が好きな男性に愛のメッセージとチョコレートを 贈ることが出来る聖なる記念の一日だが、昔は女性が男性に愛を打ち明けるなど はしたないとされた。長い人間の歴史の過程では古今東西を問わず女性はいつも 男性より地位は下で所…

孫バカ日記(9)

以前は盛んだったチャンバラゴッコや 忍術ゴッコは男の子のメインの遊びで 夕方遅くまで原っぱを走りまわったが 今は子供も少なくなりガキ仲間も無く あの懐かしい喧騒は聞こえなくなった。 鞍馬天狗や丹下左善などのヒーローも 今ではアニメ映画やウルトラ…

隠居の独り言(273)

今春に公開される映画「蒼き狼」は史上最強の帝国を築いたモンゴル騎馬軍団の チンギス・ハーン(反町隆史)の物語だが、戦争に馬を使った機動的な作戦は 鉄砲という飛び道具の無かった時代では画期的なもので、後に欧州の騎士団や コサック兵などに受け継が…

孫バカ日記(8)

近くの交通公園で孫たちを遊ばせる。 車社会で生活しなければならない 子供たちにとって基本は小さいうち から教えるのがいいのかもしれない。 公園では子供向けの乗り物が多いが 補助つき自転車、ゴーカートなどに 乗りながら信号の味方や左側通行の ルール…

隠居の独り言(272)

前立腺ガンの全摘出手術を受けて4年が過ぎたが先日の血液検査でもPSA値が 0,01以下だったので、ひとまず安心だがガンの場合は術後5年目の精密検診で 安全を確認できないと無罪放免にならない。陛下も罹患されたが術後は順調に 回復されて、お元気にご公務…

孫バカ日記(7)

小学校高学年の孫の作品が墨田区の 区庁舎に選ばれて張り出された。 「飛び魚」と題された、この作品は 躍動的で構成や色の使い方がとても いいのだそうだが爺には分からない。 選ばれるぐらいだからいいのかな? ジジバカは孫の事となると何でも いいのだか…

隠居の独り言(271)

愛知と北九州の地方選挙で柳沢伯夫大臣の女性蔑視発言が微妙に投票に影響した らしいが、この低俗な問題に隠れてしまったのは、先月に久間章生防衛大臣の アメリカのブッシュ大統領のイラク政策を批判したのには驚いた。仮にも閣僚が 日本の国益にとって大き…

孫バカ日記(6)

今年の雛節句は赤子にとっては初節句で 人形を買おうと思ったけれど、孫姉のが あるので、結果ジジババ共作の刺繍絵を プレゼントすることにした。図柄や色は ジジが考えババの手刺繍で作り上げた。 デパートや人形店には華やかな雛人形が 店頭に飾られてい…

隠居の独り言(270)

「北方領土の日」は、また日本にとって屈辱的な敗戦の象徴的な日でもある。 1945年8月15日に日本は連合国のポツダム宣言を受けいれ無条件降伏した。 ところが蓋を開けてみるとポツダム宣言の他にヤルタ秘密会談という物まで 飲まされた。ルーズベルト(米)…

孫バカ日記(5)

今年の暖冬はジジと孫にとって散歩の 楽しみが増えてまことにありがたい。 時間の空いた時は4歳の孫と二人で バスに乗って上野動物園に出かける。 何回も来ているので何処に何の動物が いるのか孫も知っていてジジはお供を すればいいのでとても楽なものだ…