2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(327)

関が原の戦い(1600)年後に酒井重忠は川越1万石から上野前橋城3万3千石に 加増され城の改修を行い近世城郭へと変貌させた。祖も関が原の功を認められ 80石に出世してお目見えの役にも任ぜられ家来の数人も雇い入れたらしい。 酒井3代目の忠利は将軍家光の側近…

姫路城

戦前、戦中の姫路城は陸軍第10師団の 練兵場があった関係上、一般人の入城は 禁止されていた。帝国陸軍第10師団は 兵庫、岡山、鳥取三県の徴兵された人が 入団する師団で、父は騎兵として入営し 日中戦争では武漢攻撃のときに負傷して 満州の大連の病院で治…

隠居の独り言(326)

祖は武蔵八王子一帯の守護代の大石定重の配下に入ったらしく多摩川と秋川の 合流点にある滝山城(現八王子市丹木町)に配属され新しく築城された1521年 からの城士になったが、そのおりに小田原の北條氏が関東に覇を広げてきたので 大石氏は北条氏の娘を貰い…

森林浴

目に青葉、山不如帰、初鰹の季節だが 春は木々の新芽はとても新鮮に映って 一年のうちで何もかもがとても美しい。 森林浴とはいかなくても庭園の散策は 空気中にはマイナスイオンが充満して 清々しい気分にさせてくれるが、まさに 天然の空気清浄機のように…

隠居の独り言(325)

今が生活出来るのは先祖があってのことだが自分の祖をこのほど調べてみた。 戦前の戸籍簿には右上欄に身分制度が記されていて華族、士族、平民、他、と 四段階の区別に分けられていた。明治の初めの廃藩置県で身分制度が廃止され 四民平等になったはずなのに…

日本橋三井タワー

日本橋界隈でショッピングをした後は 三井タワーに入り寛ぐことにしている。 ロビーは空間が広く落ち着いた内部の 雰囲気は品格があって気分が癒される。 三井美術館やマンダリンホテルなどの 優雅さはさすが三井の誇る豊な経験と ノウハウが凝縮された最高…

隠居の独り言(324)

ロシアのエリツィンが亡くなったが、また一人歴史の生き証人が消えた感じだ。 戦後のロシアの政治家のなかでエリツィンほど日本人が親しみを覚えた人物は いなかっただろう。人のいいロシア人の感じで、おおらかな明るいお酒飲みで 少し間の抜けた人柄だった…

亀戸天神

歌川広重の名所江戸百景にも描かれた 亀戸天神の藤の咲き具合は八部咲きで 新鮮な色模様はいまごろが最も好きだ。 週末あたりから観客が混み始めるので 毎年、早めに訪れることにしている。 江戸の中期頃に建立されたといわれる 亀戸天神は創建当時から藤が…

隠居の独り言(323)

子供の頃の夢は成長過程でさまざまに変わるが一つは医者になることだった。 小学校高学年の時にナタの先端で左薬指を切って何針かを縫う大怪我をして 治療してもらったが当時は健康保険も無かった時代で貧乏だった少年に医者は 「お代はいつでもいいんだよ」…

根津神社

メトロ千代田線根津駅から徒歩5分にある 根津神社の境内は満開のつつじの見ごろで 大勢の家族連れや熟年夫婦で賑わっている。 キリン、キリシマ、フジツツジなど種類も 多く、早咲き、遅咲きも一斉に花が開いて 訪れる人達は写真に収めたりして春の日を 満喫…

隠居の独り言(322)

歴史にイフは許されないがNHK大河ドラマ風林火山の山本勘助(内野聖陽)や 武田信玄(市川亀治郎)が甲斐や信濃の本州の山岳地帯でなく東海道に面した 尾張や近江に生まれていれば天下を取って日本史は大いに変わっていただろう。 戦国時代は大名同士のト…

六義園

江戸時代を偲ばせる名園は数々あれど なかでも六義園の回遊式の築山泉水の 大名庭園は現存するトップクラスだ。 四季を通じて花暦は絶える時は無いが 今はツツジの最も美しい時期で庭園の 奥深い緑にはツツジの紅色が似合うが これが都心の駒込駅の傍とは思…

隠居の独り言(321)

アメリカの大学の銃乱射事件はまさにアメリカ社会の矛盾をさらけ出した悲劇だ。 人口3億人の人口で約2億丁の銃器が個人保有されているというから未成人の 数を引けば大人全てが持っている計算になるので「銃文化」も極に達している。 アメリカの憲法には「武…

錦糸町の春

春爛漫の季節だが下町の道路分離帯の ツツジは今が見ごろでピンクの見事な 色合いに待ちゆく人々やドライバーの 目を楽しませてくれる。下町の交通の 要所の錦糸町界隈はバスターミナルや 総武線、横須賀線、地下鉄半蔵門線が 交差して多くの乗降客で賑わっ…

隠居の独り言(320)

長崎市長の暗殺事件は昭和初期の原敬、浜口雄幸、高橋是清が凶弾に 倒れた動乱期を思い出すが日本人も最近になりやっと成熟した民族に なったと感じた矢先に起こった事件だけにとても残念に思う。あのころ 昭和13-4年(1938-9)の頃のヨーロッパは、まさに動乱…

吊るし雛

早春の頃に伊豆稲取では吊るし雛が 数段飾りの雛人形と一緒に飾られて 美しい風物詩のひとつだが最近では 三月の節句に加えて五月の節句にも 吊るし雛が作られて展示されている。 祖母から孫へ、母から娘へとひとつ ひとつ心と手技を込めて縫い上げる 細工の…

隠居の独り言(319)

商標登録は登録した者だけが使える知的財産の一つで他者の使用は許されない。 吹けば飛ぶような零細な我が社にも「Muthangler」のロゴマークが登録されて 刺繍入り釣り帽子やフェルトキャップに使われている。映画「釣りバカ日誌」で 西田敏行が被って愛用し…

銀座通り

日曜日の昼下がりは歩行者天国になる 銀座通りは行く人を飽きさせないのは 並ぶ各店舗の一流品も見ているだけで 豊かな気分になり物の価値が分かって 気分が満たされるのは銀座ならではで ほかの商店街に無い雰囲気はいい。 歩いている人たちは、みなお洒落…

隠居の独り言(318)

「本当を言えば私の奥底では喜劇俳優よりも偉大な悲劇俳優になりたかった」 有名なチャーリー・チャップリンの言だが、この偉人にしてこの言葉ありで 人は生きたいように生き、希望通りの人生を歩めたら、どんなに幸せだろう。 彼は1889年4月16日にロンドン…

5人兄弟

小学生3人幼稚園1人and赤子の 兄弟の一日は喧騒の絶える時が無い。 玩具だって食べ物だって先を争って 確保しないと自分のものが無くなる。 幼児から競争原理は身を持って知り 反面仲良くしないと置いてけぼりだ。 風呂も一緒だし夜の布団も人数分を 並べ…

隠居の独り言(317)

後の話だが元亀3年(1572)に武田信玄(市川亀治郎)が大軍を率いて京都へ 向かう途中に、三河の徳川家康は盟友の織田信長の利害のため家来の反対を 押し切って三方が原で敵わぬことを承知で武田の大軍と戦い惨敗を喫した。 普通の小才子なら当時の国内最強と…

水ぬるむ

暖かくなると子供達にとって水遊びは 最高にこたえられない。近くの公園は 小魚やオタマジャクシが元気に泳いで 子供たちの到来を待っているようだ。 夢中になって遊んだ後は服もパンツも びしょ濡れで洗濯物がまた増えた。 冬の間はあまり見かけなかった子…

隠居の独り言(316)

ギターを習って20年近くになるが、なかなか上達しないのは自分の才能が 欠けているのだろう。かつての飲み屋専門に回っていた流しのギター弾きが 客のどんなリクエストも受けて歌ったり弾いたりしていたのは相当な力量が 無いと出来ないことで今に思えばたい…

大リーグ報道

昨日の夕刊やTVのTOPは松坂大輔と イチローのメジャー初対決のニュースで 大賑わいだが、そのほかにも岩村明憲の 活躍や松井秀喜の怪我など日本を去った 彼らを追いかける報道の浮かれ過ぎは 少し度が過ぎる。先日も尾身財務相が NHKに時間を割きす…

隠居の独り言(315)

子供の頃は中国のことをシナ(支那)と呼んでいた。日中戦争も支那事変だったし 支那はとても身近な存在だった。孫文や蒋介石も李登輝も日本で学びそれを祖国で 実践した偉人でもあった。今ではシナと呼ばないのは相手国からの要請もあるが かつて日本が侵略…

観音山公園

上信越線で高崎辺りを通ると山の上に 聳え立つように見える高崎白衣観音は 昭和11年に建立されて70年になるが 今では高崎のシンボルとして山頂から 変りゆく関東平野を眺めているようだ。 観音山の丘陵は桜の名所で全山を覆う 桜の木々は暖かい陽射しと、そ…

隠居の独り言(314)

今日から中国の温家宝首相が日本を訪れて安倍総理と首脳会談が行なわれる。 温家宝首相は今回の訪日を「氷を溶かす旅」と位置づけたが果たして日中間の 溶けない氷の殆どの原因が中国の強圧的な外交路線にあることは間違いない。 ガス油田、領海侵犯、尖閣諸…

入園式

子供の団体生活は幼稚園から始まるが 3男の孫は4月10日の桜吹雪のなかで 入園式が行なわれ一つの節目をおえた。 今までは家族のなかだけだったけれど これからみんなと仲良く出来るかな? 上のお兄ちゃん、お姉ちゃんも最初は 親が恋しくて園内で泣きじゃく…

隠居の独り言(313)

石原慎太郎の圧勝の余韻も残る昨日今日だが忘れてならないのは先日起きた 南の島の大地震で選挙の公約にも何故か地震対策が無かったのは気にかかる。 地震列島に住む日本人としては4/2日に起きた遠い南太平洋のソロモン諸島の M8,1の巨大地震はひとごとのよ…

高崎城跡公園

桜の満開前線を求めて群馬県高崎市へ 足を運んだ。関東北部は東京周辺より 一週間ぐらい後に見に行くと丁度いい。 空気が澄んでいるせいか花の色合いが とても新鮮に感じられ目を楽しませる。 高崎城は徳川家康が関東移封のときに 家来の井伊直正によって築…