2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(846)

歴史の節目からいえば西欧列強の来日を機に日本列島辺境の地の薩摩と長州が 手を結んで中央の幕府を倒すのは必然の大河の流れで18-19世紀という時代は 日本のみならず人類が大きく変貌を遂げた節目だった。その世界に目をやると 安土桃山期に、あれほど世界…

Yo vendo unos ojos negros

Duo Amistad (Sombrero Yokoyama & Manuel Miyashiro) チリの有名な民謡で「クエッカ」のリズムで 踊り歌われている。題は「移り気な黒い瞳」 あなたはどうして私を、そんな瞳で見るの? 他人(ひと)に対しては、とても陽気な瞳で・・ でも私に対して、と…

隠居の独り言(845)

子供の虐待が相次いでいる。他人の子供を傷つける馬鹿な大人もいるが大抵は 自分の子供である。虐待するなら最初から作らなければいいのにと大抵の人は 思うが「うるさかった」「邪魔だった」「死ねばいいと思った」虐待した親達の 共通した供述だ。最近とみ…

花札

我が家の孫たちに花札を教えたのは自分だが 碁や将棋は時間が掛かるが花札のコイコイは 二人でひと勝負(12月分)15分ぐらいで済む。 花札を叩く時のパチッとした音もいいもので 最近は3歳の孫も覚えて家族で楽しんでいる。 日本は四季の変化に恵まれ自然を…

隠居の独り言(844)

先日、芸能リポーターの梨元勝さんが肺ガンのため65歳の短い生涯を終えた。 6月初め医師から肺ガンの告知を受けたというが煙草を吸わない梨元さんには 信じられない思いと、早く発見出来なかった悔しさに気持ちが一瞬凍りついて 張り裂ける絶望感に苛まれた…

お使い

三歳になる孫姫はお使いが大好きだ。 小さな財布と小さな入れ物を持って 爺と通りの角で別れ一人で店に行く。 コンニチワ、オトーフ、クダサ〜イ 近所の豆腐屋さんの買い物は彼女の 役目だが、孫が行くと豆腐屋さんは お使いできるなんてエライネ〜、と いつ…

隠居の独り言(843)

歴史は弱肉強食のトーナメント戦だが、それゆえに潰されたほうは怨恨が残る。 戦国末期には山陽、山陰十カ国を制覇し瀬戸内海の殆どの制海権を握り西国の 覇王だった毛利家は関が原の戦いに破れ一朝にして没落大名になってしまった。 徳川家康の命で領地は5…

ピアノ発表会

今年も夏休み恒例のピアノ発表会が 江東森下文化センターで行なわれた。 孫姫3歳のHaruにとって初めての お披露目デビューで親は緊張したが 当人は普段と変わらず弾いていた。 小川の水車、夕焼け小焼けの2曲・・ 愛らしい仕草は何とも微笑ましい。 子供は…

隠居の独り言(842)

会社は六月末が決算だが、昨日は税理士から今年度の決算報告書が届けられた。 売り上げ利益とも、ここ3年は殆ど変わらない。変わらないのはいいことだが 数年前のリーマンショック関連で大手得意先が倒産し売り上げが激減して以来 社が伸びていないという結…

残暑

立秋とは名ばかりの酷暑の続く今年の夏も 里山の風景を見れば四季の移ろいは正直で 栃木・花乃江の郷の湿地帯では木道沿いに 秋花のミソハギやオミナエシが咲いている。 昆虫達も秋を感じて赤とんぼが山から里へ 飛び、林ではヒグラシの声も聞こえていた。 …

隠居の独り言(841)

現代の社会構造で空気のように感じている株式会社という組織は封建時代の 武士の世では考えも及ばなかった。竜馬((福山雅治)が作った亀山社中は まさに株式会社そのもので結局仲の悪かった薩摩と長州が資金を出し合って 株主というカタチで一緒になってい…

靖国神社

終戦の日、靖国は大勢の参拝者で混んでいた。 マスコミはいつも首相参拝の是非の報道だが そんな事はどうでもいい。国のため命を捧げ 散っていった戦没者に何の罪があるのか? 国の政治を司る施政者の代表たる総理大臣が 近隣諸国を憚って、お参りも出来ない…

隠居の独り言(840)

昭和に生まれ昭和に育った者には毎年夏が来れば終戦の年は昨日の如く蘇える。 1945年の夏も暑かった。小6年の軍国少年の心は燃えていたが食糧難と毎日の 空襲警報で戦争の自信を失いかけていた。学校は休校に等しく生徒は勉強より 食料増産のため集団で近く…

怪談の夏

下田の磯に河童岩がある。古老の話では 深夜になると踊り出て人を攫うという。 クーラーも扇風機も無かった子供の頃の 寝苦しい夏の夜は暗い蚊帳の中の布団で 祖母が怖〜い怪談話を聞かせてくれた。 四谷怪談、牡丹灯篭、などの講談話から 河童、天狗、狐、…

隠居の独り言(839)

マニフェストなどで政治主導という言葉が政治家やマスコミが盛んに口にするが 政治を官僚任せでなく選挙で民意を受けた政治家が主導権を握るとの意味合いで 民主主義の原則であり、当たり前のように思えてくるが大きな落とし穴もある。 選挙の度に出てくる何…

九重部屋子供入門

毎年恒例の九重部屋で行なわれる 子供たちの夏休み一日部屋入門は 今年はどうなるやらと危惧したが いつものように催されてよかった! さて東に控える豆力士は孫のRenで そんきょの後、ハッケヨイの合図で 両者立ち上がり、最初は突っ張りで 互いに右四つに…

隠居の独り言(838)

「お使いに出した子供をそっとつけ」古川柳にもあるが初めてのお使いで行った 子供を心配して尾行する親は心配半分の心境なのだろうか。なんとも微笑ましい。 3歳になる孫娘も盛んにお使いに行きたがるが我が家の尾行役は爺になっている。 全国の児童相談所…

噺場(しゃべりば)

千葉県八千代市は洒落た住宅が並ぶ 閑静な町で、一角に邸宅を改造した レストランがある。名前は「噺場」 5卓程のこじんまりと整った室内は 家庭的な雰囲気を醸し出している。 音楽の好きなマスターの設計からか 音響機器も完備され食事をしながらの 素敵なB…

隠居の独り言(837)

慶応元年(1865)幕末の日本は独占的な開港をめぐって幕府の力が増していた。 幕府を操るのは小栗上野介で彼はフランスに助けを求めて全国諸藩を牛耳り 徳川家を中心に幕藩体制を作ろうとし手始めに長州藩討伐を目論んでいた。 もしフランスの全面的援助があれ…

夏祭り

八月に入って東北三大祭など各地で盛んだが 昨日、新宿を散策していたら三井ビルの前で ケチャまつりというバリ島の祭を起源とする ユニークな衣装と音楽と踊りが催されていた。 思わず足を止めて見入ったが、暑いさなかに 全身黒ずくめのイカツイ衣装と激し…