2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(247)

今年の初めから綴りはじめた「隠居の独り言」も一年を終えて今はホットしている。 書いていて気付くのはいつも世の中の不平不満は果てしなく続き、石川五右衛門の 辞世の句じゃないが「世に盗人の種は尽きまじ」とはなかなか妙を得ていると思う。 内政は小泉…

ゆく年、くる年

2006年も恙なく終わろうとしている。 ここは足利フラワーパークの園内だが 冬最中の今頃は見る花もほとんど無く 入場無料というのに人影は見られない。 春の桜や初夏の日本一の藤棚で賑わう 喧騒は嘘のように静まりかえっている。 レストランも客は家内と二…

隠居の独り言(246)

安倍内閣の支持率が急落している。「道路財源」「復党問題」「タウンミーティング」 「税調会長辞任」などで内閣立ち上げ時の支持率60数%から40数%まで落ちた。 外交面でも、六カ国協議では北朝鮮は合間に米中露韓とは個別に協議しているのに 日本は蚊帳の…

冬木立

近郊の山の木々もすっかり葉を落とし 木枯らしに震えるように立っている。 虫や小動物達も土の中や落ち葉の下で 春が来るまで、休んだり眠ったりして 森の中はあくまでも静かでときおりに 風の吹き抜ける音がしても返事がない。 四季おりおりの大自然のサイ…

隠居の独り言(245)

今年2006年に選ばれた流行語大賞は「イナバウアー」と「品格」だそうだが 「イナバウアー」はともかくとして「品格」は新語でも流行語的でもないのに 数学者、藤原正彦著の「国家の品格」が書店に並んだ一冊の本で、さまざまな 品格論に火をつけたのが選ばれ…

佐野厄除け大師

年末になると我が家では一年の厄の お払いを佐野大師さまにしてもらう。 厄除け大師は各地にあるが、佐野は 日本三大厄除け大師のひとつでその 雰囲気が気に入って毎年お参りする。 自分自身は厄年をとうの昔に越えて 今更ではないが家族のことを思えば 年末…

隠居の独り言(244)

昨夜はNHK大河ドラマ「功名が辻」の総集編を見たが一年を楽しませてくれた 一豊(上川隆也)と千代(仲間由紀恵)の夫婦物語の今更ながらいい人生を見せて くれたドラマに拍手を送りたい。原作の司馬遼太郎も地下で喜んでいられるだろう。 時代小説の大筋…

ピアノ発表会

数年前から我が家のクリスマス前日は 孫のピアノ発表会が恒例となっている。 小学校に通う1,3,5年の3人の孫達は 親からピアノを習っているが、今年も 練習成果を別の教室と合同発表をした。 1年生はオースティン人形の夢と目覚め 3年生はクレメンティのソナ…

隠居の独り言(243)

大晦日のNHK紅白歌合戦の曲目が発表されたが、恥ずかしながら知らない 歌が多く特に最近の歌手の曲には、ついていけない自分が情けない限りだ。 紅白歌合戦の思い出は上京以来から5年前に母が亡くなるまで50数年間の ほとんどの年末を故郷姫路で過ごして…

ママがサンタにキスをした

年末になると町中サンタが溢れている。 クリスマスの頃になって思い出すのは 娘達が幼い頃の夜に寝かせながら歌う 子守唄はクリスマスソングや冬の歌が 多かったが当時はなかでも好きなのは 「ママがサンタにキスをした」だった。 ♪それは昨日の夜サンタのお…

隠居の独り言(242)

女優の岸田今日子さん、前東京都知事の青島幸男氏の訃報は、同じ世代だけに 身に沁みて人生のはかなさを思い死は誰も避けられない天地の自然と実感する。 先週土曜日、年末恒例の某老人ホームでいつもの慰問演奏が終わって一人一人に 握手をして聴いてくださ…

クリスマスプレゼント

家族の楽しみの一つは孫達の誕生日や 正月、節句、クリスマスなどの特別の 日には、いつもと違うご馳走を作って 食事の団欒のあとに音楽演奏をしたり プレゼント交換をするのがとてもいい。 でもクリスマスプレゼントはいつもの パターンと違うところは親の…

隠居の独り言(241)

ロシア・サハリン沖の天然ガス開発「サハリン2」で三井物産、三菱商事などの 参加している事業は完成直前にロシアから環境破壊とかのイチャモンをつけられ 結局はロシア国営企業が横やりを入れて権益の半分以上をよこせと迫っている。 ロシアの汚い事は今更…

シャンソン

新聞報道によると最近はシャンソンを 習う中高年の人が増えているという。 都市部では新しくシャンソンコースの 音楽教室が相次いでいるとかの話しだ。 「哀しく美しい歌詞が中高年の心を くすぐるのではないか」分析するのは 日本を代表する歌手の芦野宏さ…

隠居の独り言(240)

幕末明治の頃に日本にやってきた外国人達が驚いたのは町の清潔さや日本人の 勤勉と向学心そして優しさ思いやりのある礼儀正しさだった。それは世界でも 最も優れた国民性とその伝統などを当時の外国人たちの著書に記されている。 目上を敬い、目上は目下にい…

亀戸中央公園

♪さざんか、さざんか、咲いた道・・ 冬の花の代表選手は「さざんか」だが この公園では今や赤やピンクの花々が 咲き誇って訪れる人を楽しませている。 この公園の元は日立の工場の跡地だが 角栄の日本列島改造の時に引っ越して 今では付近の人々の憩いの場に…

隠居の独り言(239)

松坂大輔は米大リーグ、レッドソックスとの入団交渉が成立して6年契約の 総額5200万$(60億円強)で合意して結構な話だと思うが前のイチローや 松井秀喜よりも年を追うごとに金額が高くなってこれでいいのかとも思う。 ヤンキースに負けたくないレッドソッ…

横浜中華街

久しぶりに横浜の中華街で食事をした。 ここの街の雰囲気は赤色を基調とした 極彩色の厚化粧でこの派手さは中国人 好みなのだろう。各店内も中華独特の 内装で円いテーブルをはさんで家族が 一同食する団欒はとても雰囲気がいい。 中華街へ初めて行ったのは…

隠居の独り言(238)

最近の事件簿はいじめによる犯罪が多いが、この忠臣蔵の事件も切詰めて考えれば いじめが起因している。史実は浅野内匠頭が吉良上野介に切りつけて切腹をもうし つけられたが浅野が勝手にキレた狂人として処罰された。それではあまりに浅野が 哀れと後になっ…

上野の森

12月に入って上野公園の銀杏や楓の 紅葉は今が見頃で山が染まっている。 仕事の合間を見つけ、幼い孫を連れて 公園を散策しているが今は美術館など たけなわで大エルミタージュ美術展や エジプト展等に大勢の人が並んでいる。 孫連れは動物園か遊覧地だが、…

隠居の独り言(237)

師走に入って中高年以上の人なら思い浮かぶ季節物には忠臣蔵が欠かせないが 頃は〜元禄15年〜・・講談や芝居でお馴染みのこの劇は1702年12月14日の今日、 赤穂浪士47人が本所松坂町の吉良邸に討ち入りして主君浅野内匠頭の敵討ちを 成し遂げた。ところが歴史…

吉良邸跡

年末の下町の風物詩の一つは忠臣蔵だ。 ここ両国4丁目の吉良邸跡では今日と 明日の二日間「義士祭」が行なわれて 大勢の人で賑わう。邸内には上野介を 偲ぶ碑や家臣小林平八郎、清水一学等 犠牲になった20士名も刻まれている。 町会内の有志たちの赤穂浪士…

隠居の独り言(236)

北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議は1年1月ぶりに開かれるが相変わらずの 北の強気は態度保留よりも協議会場で主張したほうが有利とみているようだが アメリカの中間選挙で米朝協議に積極的な民主党が勝ったのを見極めて復帰を 決めたのだろう。しかも「金…

姉妹

5人兄妹のなかの小学1年生の孫娘は なかなかの妹想いで生まれて1ケ月の 赤子をあやしたり、布のおしめまでを 取り替えたりしてこまめに面倒をみて そのてんは、さすが女の子の優しさか 見ているこちらも顔がほころんでくる。 兄弟の多いことはとてもいいもの…

隠居の独り言(235)

福島県、和歌山県、宮崎県、北海道深川市、千葉成田市等々の首長の官製談合の 汚職事件はとどまるを知らないが奥は深くこれは氷山の一角に過ぎないだろう。 こんな昔話がある「とても貧乏な男がいた。いくら働いても貧しかったので、 男はいっそ狼に食われて…

川崎大師

休日に川崎大師にお参りをしてきた。 何年か前に年始参りに出かけた時は 人混みに揉まれて何が何だか分からず 人に押された記憶だけだったが年末の 大師さまは参拝客も少なく参道名物の 葛餅屋や飴屋も手持ち無沙汰さに客を 呼び込んでいる。ご本尊の弘法大…

隠居の独り言(234)

「功名が辻」が終えてなにか気が抜けた感じだが、最後は千代(仲間由紀恵)が 一豊(上川隆也)と初めて出会った尾張への感傷の旅のラストシーンは感動的だ。 妻を娶らば才長けての日本女性の優しさ美しさを千代に託して描かれていたが 原作の司馬遼太郎の意…

冬と自転車

春夏秋冬の最後の章の冬がやってきた。 冬晴れつづきの空っ風はやけに冷たく 毎日通る両国橋の上は隅田川の上流の 北から下流の南へ容赦なく吹き抜ける。 最近は都心の駐車が困難で自動車から 自転車に乗り換えて片道約5㎞以内の 日本橋や神田方面へ商用に出…

隠居の独り言(233)

あの日から65年が経ったが今もなお夢を見ているような気がしてならない。 8月15日の終戦の日には日本中が先の戦争を思い出して反省をして二度と 戦争を起こすまいと平和の誓いをする。誰だって戦争は嫌だし平和がいいに 決まっている。戦争直前の軍人にも戦…

師走の浅草風情

毎年今頃の時期は浅草の風情が好きだ。 雷門の仁王様に見守られながら提灯の 下をくぐり、大勢の人に揉まれながら 仲見世通りの一軒一軒をのぞきながら 歩くのは浅草ならではの何ともいえぬ 年末年始の風物詩がそこにある感じだ。 観音様にお参りして平穏だ…