隠居の独り言(247)

今年の初めから綴りはじめた「隠居の独り言」も一年を終えて今はホットしている。
書いていて気付くのはいつも世の中の不平不満は果てしなく続き、石川五右衛門
辞世の句じゃないが「世に盗人の種は尽きまじ」とはなかなか妙を得ていると思う。
内政は小泉内閣から安倍内閣へ、外交は北朝鮮問題が今年の最大のテーマだったが
腹立たしい事がありすぎてこの小欄で鬱憤を晴らしストレスを解消させてもらった。
国内では親子殺人、いじめ、人口減少、治安悪化などの子供に関する問題が多いが
我が家では小学校に通うのが3人、幼児が3人もいるのでヒトゴトではない。
孫と暮らしているせいか今年は子育てや教育問題がとても気にかかった年でもあった。
ひと昔前までは世界の中でも久しく日本の初中等教育は模範とされて諸外国の教育の
現場にもその手法を取り入られるほどの高水準だった。職業も世界最高のものづくり
技術は右に出る国は無かったはずだ。それが脆くも崩れて現在では世界の二流国に
落ちようとしている。それは長年に培われた教育の根幹が劣化したからで教育現場に
携わる教師やそれを指導してきた政治家や社会主義的な教員組合の罪は大きいと思う。
ゆとり教育」とは誰のための教育なのだろう。結果は単位が足りなくなり、学習の
原点の「読み書き算盤」さえも満足に出来ない学生や若者が社会にはびこっている。
あげく目上に対する敬慕、師弟の礼節、国旗国歌を拒否、キレる自制心の乏しさ等の
土壌は戦後の教育の貧しさにあって現在の親達の自己中心さも思えばとても可哀想だ。
典型的なのは幼児虐待だが、昔はよほど親が精神異常でもない限りありえなかった。
教育基本法の制定を機に昔にあったかつての「日本人の良さ」を取り戻して欲しい。
言いたい事、書きたい事は山々だが、今年のブログ日記はひとまずこれで終える。
来年もいい年でありますように・・一年をありがとうございましたm(__)m