2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(918)

今年の3月も明日で終わる。何故こういう書き出しかいうと、4月に歳を一つ重ね 最近は二度と帰らない年月への郷愁と、少ない命の残量の寂寥感がとみに漂う。 戸籍上も年寄りだが誰が付けたか65歳から前期高齢者、75歳から後期高齢者、 85歳から終期高齢者、95…

上野駅のパンダ

連日TVや新聞を見れば震災一色の報道だが 震災前からの東京での話題の三大関心事とは 東京都知事選挙、東京スカイツリー634達成、 上野のパンダで、3月22日予定のお披露目は 地震の始末や節電による当面の動物園閉園で 残念ながら4月まで延期になってしまっ…

隠居の独り言(917)

外国の援助隊員がスマトラやハイチの大地震よりもひどい、と絶句した震災の 津波の凄惨な状況をもたらした東日本大震災から二週間が過ぎたが日本として 誇りに思うのはあの悲惨な錯乱状態のなかで助かった人々が互いに励ましあい 助けあったのは世界中から日…

東京都知事選

「首都の顔」を決める都知事選がスタートした。 有力候補は、現職の石原慎太郎、共産の小池晃、 外食大手の渡辺美樹、元宮崎知事の東国原英夫、 四人のデットヒートはハタから見れば面白いが 3期12年の実績を誇る石原に圧倒的な力がある。 その圧倒の石原に…

隠居の独り言(916)

いよいよ春の選抜高校野球が始まった。男は野球の無い季節は淋しいものだ。 野球が無いシーズンは一人ぼっちの孤舟族のように日々の一喜一憂まで失い 精神状態も虚ろになっている。この度は予期せぬ大震災のため野球の興味は お預けの状態だが、それにしても…

東京スカイツリー

電波塔では世界一の高さを誇るスカイツリーが 3月18日に遂に完成の高さの634mに達した。 近くに住み毎日見上げていると目が慣れたのか それほど高い感覚が無いのは既に墨田の風景に 溶け込んでいるせいか。スカイツリー近辺では 観光コースになって道に観光…

隠居の独り言(915)

先週の大河ドラマは大震災のため放映中止になったが、それで良かったと思う。 市(鈴木保奈美)が柴田勝家(大地康雄)と北ノ庄で暮らしたのは、それほど勝家を 愛していたのか?それとも秀吉(岸谷五朗)の好色を嫌っての憎しみだったのか? 兄・信長(豊川悦司)に…

コブシ

近くの通りでは街路樹のコブシが咲き誇っている。 コブシを見ると昔、疎開で福島に住んでいた頃を 思うが家の前に一本の太いコブシの木があった。 辺りがまだ枯木で覆われている早春に、いち早く 春の訪れを告げる花は長い北国の冬の終わりを 教え、コブシの…

隠居の独り言(914)

三月は別れと出会いの季節だが遠い昭和の時代に体験の哀しい男の物語を一席。 その男は世帯を持って40数年は過ぎたが同級生の中では遅い方になっている。 出遅れたのは20代後半の適齢期に、なけなしで商売を始めて軌道に乗るまでは 妻子を養う資格が無かった…

仰げば尊し

中学生の孫が昨日無事に卒業式を終えた。 地震の影響で予行も無くスケジュールも 多少変更あったらしいがこれも仕方ない。 早いもので三年前の中学入試で苦労した 当時が懐かしいが、当人は中学校生活の 三年間の勉強や部活など恙なく取り組み 真面目に過ご…

隠居の独り言(913)

三陸沖を震源地とした東北関東大震災は太平洋側に巨大津波が次々と押し寄せ 町村や集落などを呑みこんでいくTVに写る映像はこの世のものとは思えない。 長らく営々と築きあげた人間社会の営みが一瞬にして破壊されていく大自然の エネルギーは驚愕以外の言葉…

東北関東大震災

11日午後の東北を震源とした大地震は 東京も震度6で家は大揺れに揺れたが その後も余震は続き恐怖感は絶えない。 会社でも棚上の生地や付属品の殆どが 倒れたり落下して後片付けに苦労した。 地震の特徴と思うがビルの下の階より 上になるほどひどく1階は殆…

隠居の独り言(912)

卒業シーズンを迎えている。爺としての卒業の一つに末の孫が四月に幼稚園に 入園するので、これまでお昼寝のときに歌っていた子守唄も卒業の納めになる。 初孫から数えて十数年間のお休みタイムに歌った爺の子守唄は古い歌ばかり・・ 明治・大正・昭和の頃に…

亀戸天神

天神さまの敷地内は紅白の梅の花が満開で 今年受験した生徒たちを労っているようだ。 神殿の横には神頼みの絵馬が揺れているが 絵馬に書かれた文字の生徒の思いが切ない。 志望校をパスした子、少し残念だった子、 そして親も一緒に笑って泣いて時が過ぎた。…

隠居の独り言(911)

前原誠司外務大臣が辞任した。外国人からの献金ということだが在日韓国人から 5年間で僅か25万円の金額で辞任に追い込まれる彼の軽率さは話しにならない。 党きっての聡明なイケメンで日本の顔として申し分なく外交を一手に引き受け 内外から一定の評価を受…

河津桜

伊豆の河津桜は今は満開を迎えているようだが 東京でも深川・木場の十間川に寄り添うように 艶やかなピンクの花弁が満開近くになっている。 孫たちが伊豆下田に住んでいたころ、河津桜と 菜の花が薄紅と黄色の春を彩っていたのを想う。 桜の異称を夢見草とい…

隠居の独り言(910)

羽柴秀吉(岸谷五朗)とういう極貧の育ちから一代にして天下を取った人物を 尋ね知るとき昭和の田中角栄を思い出す。角栄は「人たらし」とも言われたが 地元の後援会・越山会には左翼も右翼も地主も小作農も民衆同盟みたいな形で 角栄に没頭し支持した。自民…

火事

昨日のAM3時頃、道路を隔てた真向いの家で 火災があった。火事だぁー!の近所の人の絶叫で 飛び起きたが、古い木造家屋なので火の勢いが 滅法に早く火事の発生から消防車が来るまでの 時間に皆が怯えている。ものの5-6分間位だが めらめら燃え上がる音と赤い…

隠居の独り言(909)

4歳の孫にカルタを教えたが幼児は言葉をすぐに覚えるので爺はいつも負ける。 日本文化の一つに「いろはかるた」があり最近は各所で展示が行われているが 深川にある図書館に「東西いろはかるた対照」というのがあって展示を見ると 先人の知恵に改めて感じ入…

雛祭り

今日は3月3日の雛祭り。今まで七段飾りだったが 徐々に家財道具が増えてくると、お雛さま御一行も ご遠慮なさって部屋の片隅で鎮座していらっしゃる。 この人形たちも家に輿入れして早40年を過ぎたが お雛さまの風情はいつまでも美しくありたいと願う。 雛祭…