2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(908)

大河ドラマ「江」の場面は、市(鈴木保奈美)が茶々(宮沢りえ)や初(水川あさみ) 江(上野樹里)たちを連れて新しい嫁ぎ先である勝家(大地康雄)の越前・北庄城に 移るシーンだが史実からいえば当時、市が35歳、茶々13歳、初12歳、江9歳で、 三姉妹はまだ幼い…

5000人の第九

毎年恒例の国技館で催される5000人の第九は 今年も小学生のAkoとRenが合唱団に入って 5000人の仲間と一緒に「歓喜の歌」を歌った。 管弦楽は新日本フィル、声楽は佐藤しのぶ他・・ 一流の合奏は成長期の素晴らしい経験と思う。 音楽を聴くのはとても大切だが…

隠居の独り言(907)

世界数十か国の研究グループが参加する「世界価値観調査」というのがあり そのなかに「もし戦争が起こったら国のため戦うか?」とういう問題がある。 2010年の結果を見ると戦うと答えた者の割合は日本が15%で世界の最下位、 一つ上のドイツが30%だから図抜…

特別展「江」

NHK大河ドラマ「江」の特別展は江戸東京博物館で 催されていたが最終日の20日に孫たちと観にいった。 「江」の物語はTVから知るとして会場内の雰囲気は 戦国から安土桃山期にかけての文献や遺物が展示され ドラマとは違った重厚さが醸し出す。思いを戦国期に…

隠居の独り言(906)

昔LPレコードのクラシック盤で一番売れたのはベートーベンの運命のA面で B面がシューベルトの未完成が組まれていた盤だったと聞く。レコード会社の 企画部社員は人間の心理と人生を見事に把握した人と感心することしきりだが 大河ドラマに登場する信長(豊川…

春はもうすぐ

孫姫からチョコレートをいただいた。 ギリチョコ、トモチョコというのが あるが、これはジジチョコなのか? 幼い手書きに胸が熱くなる思いだが 「だいすき」の文字にはジジ冥利だ。 この子も、いつか本命チョコなるを 考える年ごろがやってくるだろう。 それ…

隠居の独り言(905)

今年で100歳を迎える柴田トヨさんの詩集「くじけないで」が100万部の 大ベストセラーになっているという。詩集に寄せられた読者たちの感想は 「自然な日常、何でもない毎日の大切さ!まるで著者が自分の母や祖母で あるかのように錯覚するほど親しみを覚えま…

のぼせもん

千葉市近辺に住む議員、教授、医師といった 名士達の集いに「のぼせもん倶楽部」がある。 これといった堅苦しい決まりも無く名士達と 気軽に話が出来るので楽しい勉強をしている。 一部は和気藹々の懇談、二部はプロの演奏会。 二月例会のショータイムはラテ…

隠居の独り言(904)

ラテン音楽の好きな一つに挙げるのは殆どの歌が「愛」がテーマであることだ。 それも失恋の恨み節が多いのは他のジャンルの音楽にも共通している部分だが 中でもラテン音楽は歌詞やリズム感が情熱的に表現されている。恋愛と音楽の 共通点は人間の心の中の情…

八百長

両国に住んでいるとチョンマゲ姿の お相撲さんを見かけることが多いが あのチョンマゲの大銀杏の髪型とは 十両以上の関取のトレードマークで しかも羽織を着て雪駄を履いている。 姿格好だけでなく十両未満の幕下や その地位以下は給料も与えられない。 つま…

隠居の独り言(903)

日本制覇を目前にして非業の死を遂げた織田信長(豊川悦司)の悔しさは想像を 絶するものだ。後人の信長への評価は分かれるにしても徹底した彼の無神論の 実践はそれまでの歴史上の人物には無かったもので現代にも影響を残している。 比叡山焼き討ちや一向一揆…

Valentine Day

今日はバレンタインデイ。初孫の誕生日でもある。 その初孫も今日で15歳になるが歳月は早いもので あれから次々と男女3人づつの6人の孫が誕生し 家族豊穣、三世代生活の幸せに爺婆は酔っている。 今日はKen Tetu Renの男子3人にマゴチョコを プレゼントしよ…

隠居の独り言(902)

世の中の科学の日進月歩は素晴らしい。幼いころに我が家に蓄音器があった。 当時の世相から蓄音器が家庭にあるのは珍しいことで音楽が好きだった父が どこからか仕入れてきた。蓄音器はポータブルと称し四角い箱型で手回しの 動力でレコード盤を回して鉄針が…

雪化粧

東京にも雪が降って箱庭が雪化粧をした。 「雪月花」の言葉の風流の筆頭は雪だが それは温暖な地方に限った趣に違いない。 春の雪は初恋の熱病のように他愛もなく 消えてしまうので賞玩の詩の対象になる。 TVなどで雪国の苦労譚を目にする度に たしなめられ…

隠居の独り言(901)

明日は建国記念日、いわゆる紀元節だが特に昭和15年に「紀元2600年」とし 全国で盛大に祝典が催された。それは小学2年生のときで子供の記憶の範囲は 学校の朝礼で校長先生から、神代の2600年前の今日、畏くも神武が高天原で 初代天皇に即位され「日の国」が…

お遊戯会

この四月に小学校に入学する孫娘の 幼稚園最後のお遊戯会を見に行った。 思えば孫娘もこれで幼児期を卒業で これから始まる少女期を素直に育ち 優しい女性らしさを形成してほしい。 爺の孫たちに願う思いがこみあげる。 幼稚園児たちの演技はいつも可憐で 笑…

隠居の独り言(900)

隠居シリーズも900回を迎えたが最近の隠居はマンネリのパターンに陥り 独創的な発想も今一つで文章・文体の進歩もさしてなく、ただひたすらに 書いているのに疑問を感じるようになっている。これがマンネリなのか? 英語のMannerismは礼儀作法の意味合いで様…

ろう梅

立春を迎えて寒さの底も過ぎた思いだが 府中郷土の森博物館の「ろう梅の道」は 今が満開の黄色い花道に彩られている。 でも通り抜ける風は寒く春は名ばかりと 口ずさむ「早春譜」はこの時期相応しい。 ♪春は名のみの風の寒さや・・この歌は 歌詞の内容やメロ…

隠居の独り言(899)

最近、管直人首相はじめ政治家のボキャブラリーと表現力について感じるのは 言葉に対しての感性の無さで例えば記者への「ぶら下がり会見」で素顔を見せ テレビで国民に話しかけるのだから、そのとき心打つ言葉の一つも出ないのか? 与野党を問わずキャリアを…

節分

鬼は外、福は内・・今日はあちこちの家から 厄払いの声が聞こえてくる。鬼は悪い奴だが 童話に出てくる「こぶとり爺さん」の鬼や 「一寸法師」の鬼は愛嬌があって憎めない。 鬼の目にも涙、心を鬼にする、鬼が笑う、 鬼の霍乱・・・鬼のつく言葉にも人間的で…