2011-02-12から1日間の記事一覧

隠居の独り言(902)

世の中の科学の日進月歩は素晴らしい。幼いころに我が家に蓄音器があった。 当時の世相から蓄音器が家庭にあるのは珍しいことで音楽が好きだった父が どこからか仕入れてきた。蓄音器はポータブルと称し四角い箱型で手回しの 動力でレコード盤を回して鉄針が…

雪化粧

東京にも雪が降って箱庭が雪化粧をした。 「雪月花」の言葉の風流の筆頭は雪だが それは温暖な地方に限った趣に違いない。 春の雪は初恋の熱病のように他愛もなく 消えてしまうので賞玩の詩の対象になる。 TVなどで雪国の苦労譚を目にする度に たしなめられ…