2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(1329)

「子の使い垣から母が跡をいい」という江戸川柳がある。子供に近所への届け物を 頼んだものの心配になった母親がそっと届け先の垣根までついていくという詩だが 幼い子の成長を願ってやまない母親と健気にそれに応えようとする子が微笑ましい。 神戸市で起き…

高校の学園祭

孫が通う城北高校の学園祭に出掛けた。 部活動ではブラスバンでトランペットを 吹いている。城北高校ブラスバンドは 今年の都の大会で金賞を取ったとかで 流石に聴いていても上手さが伝わって 迫力といいバランスといい素晴らしい。 選曲もガーシュインなど…

隠居の独り言(1328)

「二人がむつまじくいるためには 愚かでいるほうがいい 立派すぎないほうがいい 立派すぎることは長持ちしないことだと 気付いているほうがいい 完璧をめざさない ほうがいい 完璧なんて不自然なことだと うそぶいているほうがいい 二人のうち どちらかがふ…

瓢箪

「大船フラワーセンター」では瓢箪のトンネルがあり 青く成熟した瓢箪の実がいっぱいぶら下がっている。 瓢箪は夕顔の変種だそうで、昔は果肉を除いて干し 酒を入れる容器にした。瓢箪は、ひょうきんな形で 両端が丸くふくれ中間がくびれているさまは面白い…

隠居の独り言(1327)

人がきちんと暮らすためには衣食住足りているのが条件だ。その日々の生活の中で 「衣」に携わった人「食」に耕した人「住」に働いた人たちを、考えたことがあるだろうか。 私たちは多くの人が関連し生活しているが、それは一人一人の労働の賜の上にある。 帽…

彼岸花

今年は「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉も 忘れたように残暑が殆どなく初秋を迎えた。 でも季節の花は正直で月の暦を忘れない。 彼岸花はいつものように鮮やかな赤色で 鑑賞する人達の夏の疲れを癒してくれる。 赤い色は心の明るさを表し真正直な心を 語っ…

隠居の独り言(1326)

お彼岸が近いせいか、新聞のチラシには墓の案内が多い。今までその手のチラシは 見もしないでゴミとしていたが少し気になりだしたのはやはり年のせいか。田舎出の 自分はいずれ墓を買わなくてはと思いつつ日伸ばししているのは墓の観念の迷いだ。 墓について…

東京スカイツリー

16日は孫の夏休みの最終日ということで 東京スカイツリーの展望デッキに登った。 天気良し視界最高。ところがPM0時8分 高度440Mの展望台で外を眺めていたら 突然の放送で、ただいま地震発生との事。 エレベーター点検のため暫くお待ちください。 関東地方を…

隠居の独り言(1325)

若き日のコーラスメンバーが一年一度の同窓会で集まり最近の暮らしぶりを交換した。 そんな中で仲間の80歳になるソプラノが急性心不全で亡くなったという知らせがあり 追い打ちをかけるように仲間のバリトンが脳梗塞で倒れ半身不随という。愕然とする。 たま…

敬老の日

今年も「敬老の日」を迎えた。 高齢者人口は3200万人という。 75歳以上後期高齢者は8人に1人で この老夫婦もその仲間になる。 振り返れば世帯を持って49年。 褪めたピザのように萎びたが せっかく頂いた命なのだから 一日一日を大切に暮らしたい。 「おまえ…

隠居の独り言(1324)

宮内庁は9/9日に、昭和天皇の生涯を記録した「昭和天皇実録」の内容を公表した。 自分も昭和の時代の大半を過ごしただけに「実録」を読むと自分史のように思えてくる。 戦前の天皇陛下は「現人神」であり日本人全てが陛下に忠節心を持って暮らしていた。 昭…

睡蓮

近くの公園の池に睡蓮が咲いている。 池の温度を覚ますように睡蓮の葉は 水面を覆っているが花の姿は鮮やかな ピンク色がとても美しい。睡蓮の花は 夏の朝早く咲き、過ぎ行く夏を惜しんで いるのだろう。今年の秋の到来が早い。 例年なら暑いのは彼岸の頃ま…

隠居の独り言(1323)

休日の朝は自分が台所に立つことになっている。といって簡単モーニングで済ませる。 6枚切りのパンをトースターで焼き、卵焼きかソーセージに千切りのキャベツを添える。 あとはパンにバターとジャムを付け、カップに紅茶を入れるだけ。紅茶も色々とあるが …

悠仁さま

秋篠宮ご夫妻の長男悠仁様が6日に8歳の 誕生日を迎えられた。お健やかでおめでたい。 悠仁様は皇位継承順位は第3位にあたられる。 日本では男系の天皇制だが外国の王国制度は ベルギーもノルウェーも昔は男子継承に限ったが 憲法改正によって女子も王位に付…

隠居の独り言(1322)

好きな俳優で深みある役者であり絵本作家でもあった米倉斉加年さんが亡くなった。 しかも仕事打ち合わせ後に急死されたというから驚きだ。死因は腹部大動脈瘤破裂。 周知の方も多いが大動脈瘤破裂は90%以上助からない。突然死に近い状態という。 淀川長治、…

桔梗

八月の酷暑が嘘のように朝晩涼しくなって凌ぎ良く 飼っている鈴虫たちも美声を張り上げて鳴いている。 今年は天候不良で夏が短かったが爺には丁度よい。 家の箱庭にも桔梗が咲いて秋の到来を告げている。 この桔梗も「秋の七草」のひとつだと爺は孫に教える…

隠居の独り言(1321)

原発問題になると世間は原発反対が正義の味方のような風潮になっている。福島の 東電原発事故は確かに取り返しのつかない大失敗だったがそれだからって日本から 原発を無くそうという案に何故か素直になれない。理由は二つ、一つ目は今の段階で 原子力に勝る…

防災の日

1923年の今日、関東地方を中心とした大震災が起きて 今年で91年になる。これまで同場所の大地震の周期は 50-100年とされるので近々の関東大震災は必至だろう。 覚悟といえば大袈裟だが諦めと開き直りしかすべがない。 地震は或る日突然の出来事で、昼か夜か…