2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(589)

原作者・宮尾登美子に言わせれば篤姫については関西と関東では見方が違うらしい。 関西の見方は将軍家茂の嫁である和宮をいじめた意地悪な姑のイメージが強いのだが 和宮が孝明天皇の妹君で京都生まれの人だからで昔も今も変わらない嫁と姑の宿命だ。 関東の…

大相撲九月場所他

大方の予想通り白鵬の優勝で決まったが 場所前にロシア人力士の大麻吸引が発覚、 北の湖理事長が辞めるまでにも発展して 多難だったが、新理事長の厳しい注文と 力士の活躍でどうやら収まったようだ。 横綱の朝青龍は、ひじの怪我で二場所の 連続中途休場は…

隠居の独り言(588)

麻生太郎率いる新内閣・日本丸が船出をした。乗組員は船長合わせて18人だが 船出早々に慣例では新官房長官が内閣閣僚名簿を読み上げていたのに船長自らが 解説付きで名前を読み上げたのは内閣の真のスポークスマンはオレ自身だという 自負心で曽祖父の吉田茂…

いわし雲

うろこ雲・いわし雲・さば雲は秋の季語だが 青い海中に銀鱗を輝かせながら隊列を組んで 泳ぐ鰯の大群のさまを青い空をキャンパスに 描かれて圧倒されるように素晴らしい。 夏の湿った高気圧はもう近づくことはないが 秋口は台風や移動性低気圧がやってくるの…

隠居の独り言(587)

米証券リーマン・ブラザースの破綻は負債総額64兆円とは半端じゃない。 世界の総人口から計算しても一人一万円の金が消えた金額で一般庶民には 関係無いとみえても日本でも今後の金融不安が広がれば、景気はますます 悪くなり企業の倒産、個人の収入減・物価…

王貞治

ソフトバンクの王貞治監督が今期限りでの 退任を発表した。王といえば昭和30-40年代 長嶋茂雄とONを組み、巨人軍の黄金時代を 築いた。一本足打法で「世界の本塁打王」の 栄冠は前人未到だが、野球というスポーツを これだけ日本人の心を捉えたのは彼をおい…

隠居の独り言(586)

日本人も地に堕ちたものだと思う。汚染米をめぐる事件で太田農林大臣が 辞任しても「お役所仕事」の無責任な構造体質は全然変わらないだろうし 事件を起こした三笠フーズはじめ関連した企業の責任者達は食の安全より 自己の利益を優先させた倫理観は「日本産…

ヒガンバナ

「天高く馬肥ゆる秋」秋の野原は 七草を始めコスモス・ヒガンバナ ミソハギ・スイレン・アサザなど 可憐な花が咲き乱れている。 ここ栃木インターから車で5分の 「花乃江の郷」は園内が広く今が 見ごろの花々の群落で訪れる人を 和ませてくれる。近辺もすっ…

隠居の独り言(585)

歴史は人を作るといわれるが、薩摩藩がイギリス人殺傷の生麦事件を起こし 難題があった中でも朝廷側は無位無官でありながら幕政改革に功績を挙げた 久光(山口祐一郎)に従四位中将の官位を授けるとの内示があり有力諸侯や 公卿への交渉術に卓越した能力を見…

自民党総裁選

すでに大勢は決まっていて世間はこれを 茶番劇や猿芝居だと揶揄する人も多いが 自民党の政策が見えていいのではないか。 それよりも一年前に突然安倍晋三が辞め こぞって福田康夫を推薦した領袖たちは 今度は麻生太郎に雪崩のよう転がり込む。 政治家の信念…

隠居の独り言(584)

今年の敬老の日に発表された統計では70歳の古希を過ぎた老人が2000万人を 超えたという。日本の総人口に占める割合は約六分の一だが、それが果たして 目出度いと素直に喜べないのが実情で、年金、医療、所得格差などの諸問題が 山積で、老いれば老いるほど様…

鬼怒川温泉

旅は何のあてなく行当たりばったりの 気まぐれに、突然電車に飛び乗るのも、 又楽しいもので、新鮮な田舎の空気と 温泉に入りたくて、休日には浅草から 東武急行電車の鬼怒川行きに乗った。 温泉もいいが駅前から鬼怒川の両岸を 結ぶ5つの橋をめぐる散策約2…

隠居の独り言(583)

俗に「旗本八万騎」という。徳川家を直接守る「直参」と呼ばれる幕府直属の 武士のことだが、実際には旗本5000人、御家人15,000人ぐらいで、本当なら 戦いが始まれば、すぐ出動しなければならないので待機しているはずなのだが 徳川家康が江戸に入府して以来…

牛島神社祭礼

毎年9月の中旬頃に牛島神社の祭礼が 行なわれる。孫たちの楽しみは山車を 曳いておみやげを沢山いただくことで 帰ればその戦果品?の玩具と駄菓子で 足の踏み場も無いほどだ。牛島さんも 子供たちには甘いのか祭礼そのものが 昼は子供神輿や山車挽き、夜は…

隠居の独り言(582)

去っていった人に石を投げる気は無いが、福田康夫首相がどうせ辞めるのなら 与党が三分の二を持っている現状でしか出来ない法案を成し遂げてから辞意を 表明すれば歴史に残る宰相の一人になれたのに実に勿体ない。一つは憲法改正、 九条の問題でなく、ねじれ…

ラテンの夕べ

昨夜は京成ホテル・ミラマーレで遊んだ。 毎月第二木曜日はDuo Esperanzaの 出演でラテン音楽を楽しむ事が出来る。 自分も仲間に入れて歌わせていただいた。 歌ったのはメキシコの歌の「時計」だが 十数年前に娘の結婚式の披露宴の会場で このメ…

隠居の独り言(581)

サンマの美味しい季節がやってきた。東京・目黒では「目黒サンマ祭り」があり 今年は9月7日だが、昨年は出掛けて楽しかった出来事を思い出す。目黒一帯は 凄い人だかりで一面サンマの煙でむせかえりそうな商店街は盛り上がっていた。 サンマは産地の岩手県宮…

国技館

爽やかな好天のもと国技館の屋根の緑は 鮮やかだが、その中身は濁りきっている。 露鵬、白露山の大麻事件の醜聞も親方が 弟子を庇う姿がみっともない。「弟子は 子供同然、信じてやるのは当たり前」と 過保護な最近の親子の象徴的な言葉だ。 それなら、して…

隠居の独り言(580)

太平洋戦争末期には大学生の中にも学徒動員の特攻隊で散った生徒もいたし 成人に達しない中小学校の生徒たちも竹やりを持って来るべきアメリカ軍の 本土上陸に備えて鍛錬に勤しんでいた。信ずるとは恐ろしいもので、やがて 神風がやってきて敵海軍を沈め、上…

ベイ・ギターフェスティバル

千葉を中心に7組のギターアンサンブルが 一堂に会して競い合う演奏会を観にいった。 自分には顔見知りのメンバーばかりなので 気軽に演奏を楽しめるホームパーティ的な 雰囲気の午後のひとときを充分に堪能した。 素人のいうのも、おかしいが毎年のように …

隠居の独り言(579)

最近の報道で気になる事を二つほど、大分の教員採用不正事件は氷山の一角だが、 何故、不正をしてまで自らの子弟を教員にさせたがるのか?答えは一つしかない。 それは公立小中学校の教員が、高給の待遇、雇用の安定性、勤務の定型性などの あらゆる面の恵ま…

百日紅

九月に入り暦上ではすっかり秋だけれど 時々、とんでもない暑い日がやってくる。 真夏の暑さはある程度の覚悟のうえだが 初秋のぶり返しはなんともタチが悪い。 日差しの中を10歩も歩けば汗がじわっと 纏わりついて暑さで身体がどっと疲れる。 それにしても…

隠居の独り言(578)

またロシアがグルジアという小さい国を苛めている。どんな理由があろうとも 主権国家の奥深く侵入して無辜の市民までも殺傷した侵略行為は許されない。 ロシアという国は歴史的にも他国の土地を一方的に侵略して世界一広い領土を 持って超大国にのし上がった…

福田首相退陣

昨夜、驚天動地のニュースが日本中を 駆け巡った。福田康夫首相の緊急の 記者会見は昨年に突然辞任を発表した 前首相安倍慎三と同じ轍を踏んでいる。 表向きは突然だろうが、選挙を控えて 自民党の「顔」は福田康夫より明るい イメージの麻生太郎に替えるべ…

隠居の独り言(577)

NHK大河ドラマ「篤姫」が初回からずっと高い視聴率を維持しているそうだ。 宮崎あおいの人気もさることながら大河特有の血なまぐさい戦闘の場面も少なく 手の届かない華やかな貴人の女性像を前面に出した事や、大奥の実像を霞ませた 演出も当ったといえる…

東京都慰霊堂

9/1日は防災の日で朝から大勢の人が慰霊堂に 訪れて手を合わせている。1923年の同日の昼、 折からの関東大地震で起きた下町一帯の火災で 亡くなられた方の霊を祀る慰霊施設であるのは 周知のとおりだが、建てられたのは昭和5年で 設計者は日本で初めての建築…