東京都慰霊堂

harimaya2008-09-01

9/1日は防災の日で朝から大勢の人が慰霊堂に
訪れて手を合わせている。1923年の同日の昼、
折からの関東大地震で起きた下町一帯の火災で
亡くなられた方の霊を祀る慰霊施設であるのは
周知のとおりだが、建てられたのは昭和5年
設計者は日本で初めての建築史家・伊東忠太
何度見てもデザインが素晴らしい。緑の屋根の
建物が本堂で、奥に見える三重の塔が納骨堂は
大震災や東京大空襲の犠牲者が安置されている。
一般的な寺社と同じ要素で構成されているのにどこか近代的なフォルムがいい。
慰霊堂のある横網公園は、日々欠かさず孫と戯れる恰好の場所だが、帰りには
いつも頭を垂れることにしている。改めて地震災害の備えに気を引き締めたい。