2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(876)

毎週、日曜日の夜8時にTV桟敷で楽しんだ「竜馬伝」もいよいよ最終回で 京都近江屋で竜馬(福山雅治)は中岡晋太郎(上川隆也)と話し合いの最中 何者か(市川亀治郎)数人に襲われて遂に命を落してしまう。その何者かは 未だ判明せず未来永劫に迷宮入りだろ…

湯島天神

来年の受験生、それを支える親御さんにとり 試練の冬がやってくる。早くも学問の神様の 湯島天神には多くの参拝客で混雑しているが おりからの菊人形の展示の中で大河ドラマの 主役の三人の、竜馬、勝海舟、岩崎弥太郎が 仲良く菊の衣装を着て並んで微笑んで…

隠居の独り言(875)

調査によると主婦は、底値、超激安、セール、タイムサービスなどの言葉には すごく弱いという。エコポイントというのも同じ手法で品物を買った見返りに ポイントで値引きする事だが実は国債増発で賄っているのを忘れてはならない。 街の電気屋はTVや冷蔵庫な…

三四郎池

休日は不忍池周辺から東大キャンパス辺りを 散策した。東大の銀杏並木は今が旬の黄色で 由緒ある建物とのバランスが何ともゆかしい。 構内の中ほどにある三四郎池は都心と思えぬ 静寂な空間で夏目漱石の作品に由来する池は 数人の絵描きが秋の風情に筆を走ら…

隠居の独り言(874)

甥が勤めていた会社を定年になった。まだまだ60歳では心身ともに壮年の盛りで ここで仕事を辞めるのは若すぎる。定年とは会社の「戦力外通知」を言い渡され 画一的に解雇される事で本人は実に無慈悲な刑の判決を受けた気分になるだろう。 若い時から縦社会の…

今年の紅葉

関東地方は今や紅葉真っ盛りに彩られた時期で とくに今年の鮮やかな紅葉は目が覚めるようだ。 夏の酷暑と晩秋の寒暖の落差が原因との事だが それにしても自然のキャンパスには言葉が無い。 先日訪れた高幡不動山麓の地蔵の巡礼をしたが イロハモミジの緋色や…

隠居の独り言(873)

19世紀の頃、世界の美しい港のベスト3に挙げられたのはリオデジャネイロ、 リスボン、コンスタンチノープルだった。しかし幕末に来日したプロイセンの 艦長ベルナーは書いている。「長崎の港口はこれら3港の全てに勝っているのは まるで自然がロマンチックな…

七五三

来年、小学校入学を控えた七歳の孫姫が 七五三で近所の香取神社にお詣りをした。 孫達6人は、幼児から子供へ、子供から 大人へと成長していく節目の姿は眩しい。 お宮参りは、これから健やかに育つよう 祈る儀式だが天神さまも見守って下さり きっといい子に…

隠居の独り言(872)

先のG20でもAPECでも管首相には中国の胡錦濤主席は挨拶程度の態度だが 別に危惧することもない。尖閣の問題でも中国の取った姿勢はまことに強硬で ナショナリズムの国力興隆期の超大国であってみれば、国際社会の常識だろう。 最近の管内閣は盛んに日中を戦…

菊花展

のどかな小春日和の横網公園の菊花展で ひとりのお爺さんが見張り番をしている。 今年は夏の酷暑の影響で出展者が少なく 長い間でこんなの初めてとこぼしていた。 菊は育つには1年4ヶ月掛かるそうだが 毎日の水遣りや油虫の駆除が欠かせない。 丹念にしても…

隠居の独り言(871)

大河ドラマ「竜馬伝」で、竜馬(福山雅治)と山内容堂が直接に会った史実は 定かでないが当時の情勢の容堂のかたくな気持ちを変えた状況的証拠は竜馬が 命懸けで容堂に訴えたこと以外に見当たらない。あくまで武力討幕を主張する 薩長両藩とプライドの高い徳…

川村美術館

絵画と紅葉を求めて佐倉の川村美術館を訪れた。 広い公園の紅葉のパノラマの中に佇む美術館は 雰囲気もさることながら絵画を鑑賞する季節は 移りゆく景色と秋の感傷の頃が最適ではないか。 川村美術館はモネ・ルノアール・シャガール等 コレクションは素晴ら…

隠居の独り言(870)

2015年までに関税の原則的撤廃という、いまや党派を超えて永田町を二分する TPP(環太平洋経済協定)で貿易全ての関税を撤廃するという案件は大賛成だ。 これに参加すると工業製品の輸出が促進されるいっぽうで農産物が大打撃とか・ そもそも日本は技術立国…

銀杏

毎日のよう孫と遊ぶ横網公園の銀杏並木の 今の時期はほどよく黄色に染まって美しい。 この後の葉の散る様や絨毯のような黄色も 銀杏が作る美の芸術だが、青と黄の混じる 色合いは日々変わりゆく秋の進行を物語る。 その昔、遣唐使が持ち帰った木ともいわれ …

隠居の独り言(869)

幕末の論客・佐久間象山は「敵を知らず、己を知らなければ、必ず負ける」と 世界観を語ったが、今の日本が未曾有の国難に直面しているのに政治家はじめ 国民ほとんどが呑気で、さしつまった危機感が希薄なのも情けない限りと思う。 尖閣問題で中国のご機嫌取…

桜の紅葉

日本人には最も愛されている桜の木は 春爛漫の候は花の美しさに人々は酔い 夏の暑さには大きい葉で陽射しを遮り 秋の紅葉のパステルカラーに心を癒し 散った後には冬の青空が目に染みる。 四季を通じてこんなに楽しませる樹は 桜を置いて見当たらない。春の…

隠居の独り言(868)

藤沢周平著のエッセー集「ふるさとへ廻る六部(巡礼)は気の弱り」の表題は 山形出身の作家が初めて青森、秋田、岩手へ旅した時の気持を、やや自嘲的に 表現した古川柳で、誰もが故郷を離れて働き、新しい土地に根付いたとしても 故郷はいつも自らの根幹で最…

秋の夕暮れ

暗くなる前の、ひとときの儚さを思う秋の夕暮れ。 晩秋の気温の特徴は昼と夜との落差が大き過ぎて 着るものなどで調節しないと風邪を引いてしまう。 昨日は立冬、ここ東京スカイツリーの絶景点では 昼間は人が群がっていたのに急激に気温の下がる 夕方は潮が…

隠居の独り言(867)

事業仕分けという政治ショーの第三幕がようやく終わった。国民にとっては 並み居る官僚達がバッタバッタと切り倒されているさまはドラマ水戸黄門を 見ているようで概ね好評だったが「ご印籠」をマイクに替えて手にしている 黄門役の蓮舫議員の威丈高な態度が…

アメリカ中間選挙

オバマ政権に対する初の審判となる中間選挙は 野党・共和党が圧倒的に大差をつけて勝利した。 医療保険改革や破綻大企業救済策などで巨額の 政府資金の投入で財政赤字を拡大させたことと 「チェンジ」を叫んだわりには失業者の増大で 国民の不満が一挙に爆発…

隠居の独り言(866)

やがて竜馬(福山雅治)は中岡慎太郎(上川隆也)とともに京都・近江屋で 暗殺されるが、未だに真犯人が判明しないなかで土佐藩説というのがある。 長崎から大阪に向かう船の中で竜馬は後藤象二郎(青木崇高)に大政奉還の 政策の斬新なアイデアを披露する。…

霜月

10月は秋晴れらしい晴天に恵まれなかったが 11月はすっきりした天気が期待されるだろう。 今日から暦も改まる。昨日は孫の通う中学の 合唱祭を見学した。秋のさわやかな季節には 子供たちの合唱の響きがとても似合っている。 十代半ばの若々しい声は青春のい…