2005-01-01から1年間の記事一覧

内憂外患(54)

島根県大田市に「一年計砂時計」があると言う。この大砂時計は「砂暦」と 名付けられ1tの砂を一年かけて落とす世界最大の時計だそうだ。高さ5m 幅1mの巨大な砂時計は1秒間に0.032g、1時間に114g、1日で2,740gの 砂がコンピューター制御で落ちて、それ…

ブログ日記一年

この日記をはじめて一年半が過ぎたが 今年まるまる一年を書くことが出来た。 見て下さった皆様方へのお礼の思いは とても言葉には言い尽くせない。 自分自身の物語や社会の出来事などを 書き続けることは何度か壁にぶつかり 挫折感を味わう事も多かったけれ…

内憂外患(53)

今年2005年は日本史に特筆される年になったようだ。明治32年に統計を 取り始めて増え続けてきた日本の人口が2005年を境に減少方向に入って 人口デフレの進行は当分止まらないと言う。世紀末には5000万人規模に なるらしいが人口も100年前の日本に戻ることで…

歳末

年末恒例の正月用品の買出しも 以前はアメ横や築地へ出掛けたが 老夫婦の二人分ではしれたもので デパ地下で買い物すれば用足りる。 かつては賑わっていた年末年始の 日本橋界隈も週末なのに閑散として 街行く人々もコートの襟を立てて 足早に歩いて用事を済…

内憂外患(52)

陛下は72歳の誕生日を迎えられてますますご健勝で喜ばしい。先の大戦の ご体験からか、今年のサイパンご慰霊の旅はとても印象的で感動を覚えた。 紀宮さまのご成婚は喜びの中にも一抹の寂しさをご経験されたに違いないが 娘を嫁がせる親の気持ちがとても身近…

ピアノ発表会

クリスマスにピアノ教室の発表会が 行われて、子供たちが普段の成果を まとめてそれぞれに練習曲を弾いた。 いつも思うのだが子供は大人と違って アガルことがなく本番にとても強い。 お稽古のときはモタモタしていても 舞台の上では気持ちよく弾けるのは ど…

内憂外患(51)

大阪のマンションで姉妹が殺害された事件で捕まった犯人は僅か五年前に母親を 殺害して少年院を三年余りで仮退院していた若者の犯行に驚いたが、やはりの感も ぬぐえない。育ててもらった自分の母親を殺して(それだけでも死刑に相当する) たとえ少年といえ…

冬至

「冬至 冬なか 冬はじめ」と言うが 今年の冬至は言葉通りに寒さが厳しく 冬将軍が偉そうに日本列島に居座って 容赦なく北風が背筋をはい上るようだ。 冬晴れの夕方は空気が澄んでいるのか 夕空と建物とのコントラストが美しく 見上げていてもとても気持ちが…

内憂外患(50)

耐震偽造問題はいろいろな課題を投げかけた。今回の事件は明らかに人災だが 災難の遭われた人にとっては天災かテロに遭遇したものと同じことがいえる。 ここ数年上昇気分だったマンション業界も一気に冷えて売り上げは落ち込み 建設の株価の下落も自業自得の…

風の子

「子供は風の子、大人は火の子」 今年一番の寒気の風も、ものかわ 子供たちは公園で懸命に駆け回る。 駆け回るのが面白いのか面白いから 駆け回るのか、ともかくよく笑い、 疲れを知らずに笑いこけている。 見張り番の爺も孫と一緒になって 鬼ごっこやブラン…

内憂外患(49)

予想ほど難しいものはない。この冬の長期予報では暖冬と見込んでいた気象庁の 予想は見事に外れて“想定外”の寒波襲来に天気の気まぐれまでは読めなかった。 日本海側の所々では十二月の積雪は観測史上最高とかで目下記録更新中らしい。 若いときならこの冬は…

時の鐘

♪夕焼け小焼けで日が暮れて 山のお寺の鐘が鳴る♪ 昭和初期の子供の頃はお寺の鐘が 一日三回、朝6時、正午、夕6時に 鳴って、町々に「時」を知らせた。 あの頃は一般の家は柱時計も少なく 腕時計も無い時代だから鐘の音は とても貴重で日々の生活リズムは 鐘…

内憂外患(48)

プロ野球の元名監督の仰木彬氏が逝った。70歳の峠を越えられずに惜しくも 世を去ったがイチローや野茂を育て、かつては日本シリーズで巨人を下して 日本一になった輝かしい足跡は、少し短い生涯だが満足であったに違いない。 今年は本田美奈子、杉浦日向子な…

クリスマスコンサート

土曜日は千葉ギターのメンバーと ホームでクリスマスコンサートを して午後のひとときを過ごした。 今の入所されている方は明治大正に 生まれ昭和の苦難のときを過ごした 世代の人が多いので尋常小学唱歌や 戦前戦後の若い頃に流行の歌謡曲が 好かれて気持ち…

内憂外患(47)

戦前の大恐慌の後、世界の貿易は萎縮して自国の利益のためばかりに走り 第二次大戦の遠因となったがアジアでは日本の提案で「大東亜共栄圏」で 共存共栄を図る壮大な案があったが脆くも戦争で全てがご破算になった。 当時は帝国主義時代で貿易面では四つのブ…

錦の御旗

慶応3年の年末のころ始まった 戊辰戦争から140年が経ったが ♪宮さん、宮さん、お馬の前に ひらひらするのは何じゃいな トコトンヤレ トコヤレナ あれは朝敵征伐せよとの 錦の御旗じゃ知らないか トコトンヤレ トコヤレナ 作詞品川弥二郎・作曲大村益次郎 こ…

内憂外患(46)

家庭内でも友人関係や仕事仲間でも長く付き合うのは良いモラルが必要だ。 みずほ証券の大量誤発注問題で相手のミスに付け込んで同業者から荒稼ぎを した証券業界の連中はどのような神経で証券市場を考えているのだろうか。 その道のプロだったらすぐミスを気…

鉄道マニア

孫に買った玩具の鉄道セットに 爺は一緒になって遊んでいる。 今では新幹線が鉄道のスターだが 子供の頃はD51の力強い機関車が 格好良くてあの姿に憧れたものだ。 幼い男の子の最初になりたい職業は 電車の運転手が多くご他聞に漏れず 爺から孫へと伝わって…

内憂外患(45)

元禄15年(1702)今日、赤穂浪士47人が本所松坂町の吉良邸に討ち入り 主君の仇討ちを果たしその名を不滅のものにしたが、最近では界隈の商店が この日を中心に「元禄市」などを設けて師走の気分を一層に盛り上げている。 今年もそろそろ年賀状の書くシーズン…

ディズニーランド(3)

ディズニーの音楽は素敵なのが多い。 パークの中は音楽が溶け込むように 流れていて足の歩調も軽やかに動く。 今月はクリスマスソングが主流だが 物語の主題歌には不滅の名曲が多く それぞれのテーマ館では耳に慣れた 曲が主人公と一体になって入場者を 夢物…

内憂外患(44)

今年の冬将軍の到来はいつもの年よりお出ましが早いようだ。ここ東京でも 平年よりも22日も早く初雪が舞ったが、地球温暖化のシッペ返しかもね。 けれど冬の到来はコヨミだけでは無さそうで、先生が忙しい「師走」の言葉も 世間では悪い「師=士」に踊らさ…

ディズニーランド(2)

幼い子の童話や絵本には欠かせない ディズニーの作品は、とても美しく ファンタジーな夢を見ているようで 子供たちの情操教育には最適だろう。 「白雪姫」「シンデレラ」を読んで 夢見る少女になった子もいるだろう、 「ピノキオ」「ピーターパン」を読み 冒…

内憂外患(43)

東京株式市場の誤発注による、みずほと東証の混乱は担当者の慣れによる 過信と油断が招いたもので、市場の活況の信頼を失墜させる大きな事件だ。 最近のインターネットで一日に何回も取引を繰り返す「デイトレーダー」の 存在は、便利のようで両刃の速さと怖…

ディズニーランド(1)

日曜日はディズニーランドに遊んだ。 カップルや、子供連れのミニ家族が 殆んどだが年をとって何度訪れても 魅力を失わないこのパークの魅力は 粒ぞろいのキャラクターも面白いし 童話の世界、流れる音楽の楽しさや パレードヤショウの見ごたえはいい。 かつ…

内憂外患(42)

最近の企業業績の景気回復の兆しの前ぶりのような期待感で株高が続いている。 平均株価はバブル最高期よりはまだ半値だが、時価総額は85%までに回復して その活況はまさにミニバブルの状況と言える。かつてのバブル時期に高い値で 買って、あれよ、あれよと…

散歩道(2)

日課の孫との散歩はとても楽しい。 両国界隈は昔から相撲のメッカで 国技館はじめ相撲部屋が集中して お相撲さんの闊歩をする姿格好は よく見かけるがなかなか粋でいい。 相撲に関しての品物を売るお店も 多々あって道すがら覗き見するが この風景は両国なら…

内憂外患(41)

1941年の今日、大本営発表で「帝国陸海軍は本八日未明、西太平洋において アメリカ、イギリス軍と戦闘状態に入れり」、この発表文は今も忘れない。 小学校3年生だった時、子供心にも気持ちが引き締まる衝撃的なニュースで これで鬼畜米英を懲らしめる時機が…

散歩道(1)

両国界隈は小さな寺や神社が多く 休日などは歴史探訪に訪れる人が たくさん歩いている。池波正太郎、 藤沢周平など江戸を書いた作家は この辺りの情景の作品が多くて 読んでいても近親感が一杯になる。 市井に暮らした江戸時代の人々の 生きざまが蘇ってくる…

内憂外患(40)

耐震偽造の問題で、政府は公的支援策を決定して諸々の費用は公費で賄うが ちょっと待ってもらいたい。公費は100%税金を使うことだし国民の理解を 得ての事なのだろうか。解体費用は当然に建築業者が行うべきで自然災害の 場合と違って詐欺師に引っかかった…

古賀メロディー

今年は古賀政男の生誕百年になるが 先週隅田川の傍にあるホーム慰問で 「影を慕いて」「酒は涙かため息か」 などの古賀メロディーを数曲歌った。 「人生はやり直しがきかない。 と、すれば一番大切なことは 初志を貫徹することである」 古賀政男、“わが心の…