2005-12-08 散歩道(1) 両国界隈は小さな寺や神社が多く 休日などは歴史探訪に訪れる人が たくさん歩いている。池波正太郎、 藤沢周平など江戸を書いた作家は この辺りの情景の作品が多くて 読んでいても近親感が一杯になる。 市井に暮らした江戸時代の人々の 生きざまが蘇ってくるような町々、 石原、横網、掘割、松坂、亀沢等々 時代本に界隈の地名が出てくると 住んで良かったとしみじみ思う。 北斎が生まれ、芭蕉が庵を構え、 赤穂浪士がそのときを待った町角 私の散歩は歴史の上を歩いている。