2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(186)

安倍晋三新総裁には非常に歓迎し、大いに期待を持って新内閣の門出を祝う。 政治家の評価は難しいが、結果が全ての事なのである程度の年月を経ないと 彼の真価が分からない。岸信介を祖父に安倍晋太郎を父に持つ政界きっての プリンスは幼い頃の祖父とお馬パ…

彼岸花

今年の秋彼岸は終わったが花だけは 艶やかな色合いはますます綺麗だ。 一年に二度訪れる春分と秋分は陽が 真西に沈む日で、そこに極楽浄土が 存在すると信じられて現世と浄土が 繋がる日に墓参りをしてご先祖様を 偲び、水、線香、花、供え物を供えて 家族で…

隠居の独り言(185)

丹波哲郎、市川昭介など有名人の訃報に身につまされるのは歳のせいだろうか。 歳を重ねると平均寿命という数値が気になって自分はあと何年生きられるだろうと 時おり計算したりしてみる。人生の終末は仕方ないとしても同年配の親戚や知人の 葬儀に参列したり…

三丁目の夕日

日本の映画賞を総なめにした映画の 「Always三丁目の夕日」の背景は 昭和33年のみんながまだ貧しくて 豊かさを手に入れる希望を抱いて 生きている様子を描かれた作品だが 家の中も木の冷蔵庫が電気冷蔵庫に 替わりテレビも家庭に入っていく。 小説家、茶川龍…

隠居の独り言(184)

安倍内閣が発足した。親分が若いから新鮮な気がするけれどどうなることやら・・ 世間は小泉政権から安倍政権へと歴史が流れていくがNHK大河「功名が辻」の 場面も豊臣秀吉(柄本明)が晩期で政権は徳川家康(西田敏行)へと移っていく。 政権交代の物語は…

女心と秋の空

秋は天気の移り変わりがとても早い。 ある女子大で「―と秋の空」の空欄を 埋めさせたら圧倒的に男心より女心が 多かったという。自ら認めているので 何も言う事もないのだが昔は男心で 「男の心と川の瀬は一夜に変わる」で 妻の側から夫の浮気を嘆いたものだ…

隠居の独り言(183)

札幌で起きた3歳と4歳の二人の女児虐待死の事件は女性と同居していた男が 「しつけで暴行したら死んでしまった」と供述しているらしいが可愛い盛りの 女の子が哀れでならない。どのような理由があれ畜生にも劣る「鬼」の行為は 殺人以外のなにものでもないし…

Cow Parade in Marunouchi

東京駅の丸の内ではカウパレードが 催されて60頭程の牛のオブジェに 画家たちが思い思いの図柄を描いて 街を歩く人たちを楽しませている。 丸の内といえばかつてオフィス街の イメージだったが新丸ビルが出来て 以来、通りには一流ブランドの店や 洒落たレス…

隠居の独り言(182)

都立高校の入学卒業式に向けて教職員に国歌斉唱を義務付けた通達をめぐり 東京地裁は違法判断して都に賠償を命じる判決があった。日の丸や君が代は 軍国主義思想の精神的支柱だったとして、これに反対する権利は保護される べきだとしている。これは日教組な…

那須高原

天高く馬も人も肥ゆる秋の好日に 那須高原の温泉と散策を楽しんだ。 森の中を通り抜けるように新鮮で さらさらと心地よい秋の風は季節を 通して今が一番の美味しさだろう。 空はあくまで青く那須岳も茶臼岳も その全貌を見せてくれて訪れる人を 歓迎してくれ…

隠居の独り言(181)

頃は1600年9月中旬、天下分け目の関が原で東軍の徳川家康が圧勝したが その中身は豊臣軍団の内紛が原因で家康はそれに上手く乗って詐術を弄して 天下を手中に収めた。政治の世界は昔も今も幸運と権謀術数の優れた人物が 最終の栄冠を手にするが安倍晋三もあ…

大相撲秋場所

今年の秋場所は盛り上がらなかった。 相変わらずの朝青龍の一人相撲では 観客もTV桟敷もしらけてしまって 大相撲そのものの将来が憂える。 大関はじめ三役陣の惨めなことや 外国人力士の隆盛など原因は多いが マンネリを打破する企画が無いと このまましぼ…

隠居の独り言(180)

先日アメリカ留学から帰ってきた姪の話だが、さまざまな人種のいるアメリカで 生まれつき漆黒の髪の毛と黒い眼をした日本人を羨望され自分はなんて美しいと 自己満足をしたらしい。髪はパーマもあてずカラーリングもしなかったらしいが このまま長くこの状態…

ホテルのレストラン

週に一度はつれあいと二人で外食を することにしている。外食をすれば 家とは違ってお金も結構と掛かるが それには替えられないものがあって いつもと違った緊張感がまたいい。 服装、姿勢、会話等プライベートな 家のなかの空間でなく公共の空間は いつも人…

隠居の独り言(179)

いよいよ今日は自民党総裁選の結果が出る。三人とも所詮は自民党だから 誰が勝っても政策的にはほとんど変わらない。だとすれば日本を代表する 顔になるわけだから姿格好のいい人物が最適だ。言わずもがな安倍晋三が 三人の中で年が最も若く見目麗しく目じり…

十歳のきみへ

10歳になった孫が95歳になった 医師日野原重明が書いた子供への メッセージの本を読んでいる。 「今、十歳になったきみたちに ぼくは言いたい。ぼくにもきみたちの ような十代があったことを、そして 今年十月、九十五歳になれそうなのは ぼくはみんなから支…

隠居の独り言(178)

11年前の地下鉄サリン事件の時、娘は千代田線で表参道まで通勤していた。 あの日の昼のニュースで事件を知ったときどれほど心配したか家族でないと 実感出来ないかも知れない。首謀者の松本智津夫(麻原彰晃)の死刑判決が 確定したといっても娘の受けた精神…

秋の祭礼

今年も牛島神社のお祭りがやってきた。 大人も子供もお祭りは無礼講で朝から 晩まで牛島氏子の町内が賑わしい。 秋の祭礼に行われる恒例の子供神輿や ダシ引きの後にはお菓子やジュースが 振舞われる。孫たちはそれを楽しみに 我さきに玄関から飛び出してい…

隠居の独り言(177)

昨日、ぎっくり腰をやってしまった。朝の洗面所で食後の歯磨きをしようと腰を かがめたとき急にガクっときた。若いときは無理な姿勢や重いものを持ち上げた 負担でなるものだが何の理由もなくふとした体勢で来るとは老化現象なのだろう。 前ぶりもなく突然襲…

虫の声

♪やれ、まつむしが鳴き出した りんりんりんりん、り〜ん・・ 炎暑の時期が過ぎ蝉時雨に変わって 涼しそうな秋の虫が鳴きはじめた。 蝉の声は「合唱」に例えるのが多く 秋の虫は「交響曲」とかが多いのは それぞれが人声や弦楽器に似ている 感じの聴覚からき…

隠居の独り言(176)

福岡市職員の飲酒運転のために幼児3人の命を奪った悲惨な事件のあとも なぜ酒を飲んだ公務員の交通違反が後を絶たないのか。「飲んだら乗るな」 「乗るなら飲むな」の最低限のモラルさえ守れない人間に公務員の資格が あるのだろうか。公務員になるとき公僕…

江戸の恋

秋の長雨が続いている。こんな夜に ぴったりの田中優子「江戸の恋」を 読んだ。今も昔も変わらぬ恋物語は 若い人の恋の手本にはちょうどいい。 井原西鶴の好色一代男と女の定義は 流行に敏感でセンス良く教養があり 人への気遣いも慣れていて芸も出来 恋心に…

隠居の独り言(175)

野生のチンパンジーの群れが食物を探して移動する時は役割分担があって トップを切って危険物の有無を調べながら行くのはNO2のオスの役割で シンガリはNO1のオスだという。シンガリは難しく例えば登山などには 熟練者がこれを勤める。どの組織にも役割…

電話機

掛かる電話の相手は顔が見えない。 だから知らない人から電話が入ると 家の中に土足で上がられるようで 気分が悪い。勧誘やセールが多いが とくに用事の最中や忙しい時などは 腹が立って一発怒鳴ってガチャンと 切りたいところだが最近の世の中は 物騒なので…

隠居の独り言(174)

テロの問題を考えてみると国家も人間に似て三段階の成長期があるようで 第一期は幼児期で自他の区別が出来なくて他人が持っているものを何でも 欲しがる。第二期は成長期で自他の区別を判断でき自らの意見をはっきり 言い他人の意見も多少は聞くが相手の欠点…

武蔵広陵森林公園

ともかくも広い公園の一語に尽きる。 一周約20Kのサイクリングコースを ひとまわりをしたがUpDownもあり 普段の運動不足には少し足腰がきつい。 コースは一方通行で道幅も広く森林の 中を走るので切る風も心地よいものだ。 カラーリーフのコリウスが植栽さ…

隠居の独り言(173)

アメリカの9,11事件から5年が過ぎてテロとの戦いにアメリカ兵始めとして 世界でどれほどの人命と経済的な犠牲が出たか想像もつかない。イラク戦争では 日本の自衛隊まで出動して戦ったけれどテロは収まるどころか広がる一方でその 終わりは永遠にやって…

秋の七草

萩の花 尾花葛花 なでしこが花 をみなへし また藤袴 朝顔が花 山上憶良(万葉集より) 秋の七草を求め武蔵広陵森林公園を 散策した。今の季節は夏のなごりの 暑さはあっても通り過ぎる風は秋を 感じるのには充分の心地よさがある。 ここは武蔵野の面影を残し…

隠居の独り言(172)

9月になって朝晩が随分と涼しくなったが、人間なんて勝手なもので 暑い日には早く涼しくならないかと願い秋になるとエネルギッシュな 夏の日々を懐かしむ。横網公園の蝉時雨もフィナーレにミンミン蝉が 夏も終わりだ、秋が来たよ、と知らせて短かった今年の…

石灯籠

石灯籠の昔の由来は詳らかではないが 日本庭園の構成には欠かせないもので 樹や池などと共に見事に調和している。 貴人や大名などはここに灯明を焚いて 夜の風情を楽しんだに違いない。 庶民の灯篭は回り灯篭を軒先に吊るし 枠の内部に絵など切り抜いて真ん…