隠居の独り言(183)

札幌で起きた3歳と4歳の二人の女児虐待死の事件は女性と同居していた男が
「しつけで暴行したら死んでしまった」と供述しているらしいが可愛い盛りの
女の子が哀れでならない。どのような理由があれ畜生にも劣る「鬼」の行為は
殺人以外のなにものでもないし厳しく処罰され自分の命で償うしかない。
同居していた女性も母としての子供への愛情よりも男に溺れていく女の弱さが
母性愛を無くしてしまったのだろうか。往々にして女性には男の強がりなどを
勘違いする人がいて何も見えなくなってしまうがお腹を痛めた子供まで忘れる
サガは人間失格としか言いようが無いが、そうだとすれば男の行為と同罪だ。
児童虐待のたびに思い出だすのは小さな蜘蛛の一種で秋に卵を産んで冬眠中に
巣の中で自らの身体を生まれた子蜘蛛たちに与えながら春までに一生を終える。
生きとし生きるもの全てが子孫を残し伝えるのは自然の哲学ではなかったのか。
最近の若者には何を見ても感じない人が多いような気がする。いや感じるには
感じるのだが車であったり宝石であったりモノにしか分からない感受性という
容れ物が違ってきた気がしてならない。人との接し方、愛し方が分からない、
自分より弱いものには特に気をつけてあげる寛容心が欠けているのは情けない。
誰だって親から生まれ親の愛情を貰って大きくなれた大事な基本を忘れている。
この最低男は人間として絶対に許せないし、羊の皮を被った狼はどのように
変身しても狼には変わりないがないのだから法廷で厳しく裁いていただきたい。
幼児虐待なんて人の心が腐りかけている。