2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

隠居の独り言(1577)

作曲家の船村徹が亡くなった。栃木県日光市生まれの船村徹は自分と同じ84歳で 同じ年の大きな星がまたひとつ消えた。戦時中は軍国少年で、それが突然ラジオから 「耐え難きを忍び、忍び難きを耐え」と終戦勅語を聞いて昭和一桁の人生観を変えた。 自分も上京…

東京マラソン

春先の風物詩にもなった東京マラソン見学した。 11回目になる今年からコースが大幅に変更され 家のすぐ前の墨田区清澄通りをランナーたちが 駆け抜けていきます。参加者は3万6000人との 人数ですが、すぐ傍で見物すれば、大勢の走者 走者の足音、走る掛け声…

隠居の独り言(1576)

早春の2-3月は学校進学の受験生にとって合格が決まるまでの期間が最も過酷だ。 受験は今までの努力の他に出題運も左右する。人生行路の一歩がこれから始まる。 進む学校によって将来の生き方が左右されるのは、或る程度の社会の仕組みだが、 しかし学校も行…

葛飾北斎

わが家から徒歩5分の「すみだ北斎美術館」に行った。 葛飾北斎の浮世絵や日本画ばかりを集めた美術館で 近くなのに行かなかったのは昨年オープンで開館時は 相当な混雑で待ち時間が長くて人の落ち着きを待った。 建物外観は近未来的な感じで設計者の気概が伺…

隠居の独り言(1575)

今回の日米首脳会談、安倍総理とトランプ大統領は予想以上の成果があったようだ。 両首脳は二日間も時間を共にし、ゴルフを楽しみハグまでされ、今までの日米関係で こんな風景を見たこと無い。それは二人の相性がいいのだろう。オバマとは全然違う。 オバマ…

雛人形

埼玉県鴻巣で催されている雛祭りに行ってきました。 鴻巣は雛人形の生産地で、町中が雛祭り一色です。 駅を降りて、街中のあちこちにある展示会場を走る 無料のシャトルバスで案内人の解説を聞きながらの 雛人形巡りは想像していた以上の楽しいものでした。 …

隠居の独り言(1574)

人生も終わりに近づいたと意識する昨今だけど、没頭するものは最後まで続けたい。 いくら長生きをしても単に生きているだけではつまらない。ただ一度の人生を有効に 使うのが老いの美学と思う。医学界ではさまざまな学者が認知症の防止法について 研究してい…

仕事の追い込み

帽子メーカーの昨今は春夏物の最終の追い込みで お得意先からの納期も、後一週間くらいが期日です。 ここ数年、すっかり減ってしまった帽子職人にとって 注文数から割り当てられる作る個数も多くなるので お正月も休日も返上してこれまで頑張ってきました。 …

隠居の独り言(1573)

自分も含め戦前生まれの人の大部分は質素倹約が美徳と思っている。戦争を挟んで 飢餓の生活を経験すれば、物の有難さが身に沁みついてしまっている。つまりケチで 欲しいものがあっても我慢する。買い物をしても高いものは避けて安価なものを選ぶ。 昨今は風…

梅林

足立区農業公園に満開の梅見に訪れた。 暦は立春といえ、外はまだ寒いけれど 梅の木は優しく花を付けて迎えてくれる。 公園は、とても見晴らしのいいところで 空を見れば冬は一年中最も青く澄んで、 西に富士、北に筑波、日光連山も見える。 まだ枯れ木が多…

隠居の独り言(1572)

自分の昔からの親しき旧友(85)は、言っちゃ悪いけど、とうに賞味期限が過ぎている。 ネットのバスに乗り遅れて、連絡しようにも電話か葉書など手間が掛かって仕方ない。 彼は外語大を出て某外国大使館に長年勤めたけれど定年後はすっかり元気をなくし 先だっ…

初恋

二月は如月「きさらぎ」字体の美、言葉の響きがとてもいい。 70年前1947年、中学2年だった今ごろ、初めて恋をした。 疎開帰りの転校生だったが慣れぬ土地で声をかけてくれた。 学校からの帰り道が同じだったので、心のオーラが漂った。 うららかな春の陽射し…

隠居の独り言(1571)

唯我独尊のトランプ劇場は様々影響多々だが、要するにトランプ大統領の個人的な 好き嫌いの感情が先走り大きな世界観に欠ける。最も影響が受けるのは宗教だろう。 アメリカの大統領宣誓のとき、必ず聖書に手を置いて4年の国政を誓うのが習わしだ。 つまりア…

小田原城

やぁやぁ遠からん者は音にも聞け、近くば寄って目にも見よ・・ 昔の武士は戦場で名乗りをあげて、一騎打ちが基本だった。 その良き慣習が無くなったのは戦国時代の鉄砲の伝来で 敵を抹殺すればいいという戦争の観念が変わったからだが 戦国時代の終りであっ…

隠居の独り言(1570)

今更でないけれど、歳老いてからの三つの幸せは「1健康 2経済 3家族」に尽きる。 健康と経済は、ある程度の努力と時間が必要だけれど家族は人生の流れでしかない。 幸いなるかな、自分は二人の娘と六人の孫がいて自宅と会社の両方に孫たちがいる。 二人の娘…

節分

歳のせいか、いつもの年より冬の寒さが堪える。 でも最高級の強い寒気団もやっと北に後退して 天候も、やっと春めいた気がする。明日は節分。 山の神は節分に纏わる刺繍オブジェを仕上げた。 節分の定番セリフは、鬼は外、福は内と叫ぶが 誰も心の中に優しい…